▲そうだな。
麻生さんが、「中国人は夢のようなことを言う」とか言っていたが、表題などその類ではある。
そりゃ、と思う。
ハードランディングしていたって、これはハードランディングではない—とか言えば、そうではないのかもしれない。
でも、経済の根底にあるのは「信用」だ。
信用を失えば、どんどん資金は逃げ出していく。
その現象は、口先で「これはハードランディングではない」とかいくら言っても、不可逆的に進行する。
中国は、西欧の金融機関から大きな借金(600兆円だっけ)をしているではないか。
それを踏み倒すつもりなのか。
インドネシアの高速鉄道の受注のごとく、「金を握らせる」「女をだかせる」で、どうにかやりすごすことができるのか。
経済は合理性の下で、はじめて順調に成長していくのだ。
不合理なことをしても言っても単なる一時しのぎだ。
経済の根底にある「信用」を回復しない限り、中国のハードランディングのタイミングが刻々と近づくだけだ。
以下、新聞から抜粋。
中国の王毅外相は、中国経済は逆風に直面しているが「ハードランディング(急激な落ち込み)はしない」と強調、今後も世界の成長をけん引していくと述べた。
また、「痛みや犠牲を伴っても持続可能な成長を目指す」として、経済改革や開放を継続する決意を表明した。
王氏は世界経済の成長には投資の拡大が必要と指摘。
中国・上海で26、27両日開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議などで、議長国として投資に関するルール作りを推進する意向を示した。
▲補足、感想など
冒頭でふれた。
経済というものは、信用を裏付けとした「合理性」というものの下でしか、順調に成長はしない。
人為的にあれこれ、操作したところで、一時しのぎにすぎない。
中国人というものが・中国という国が、世界から「信用」されない限り、中国経済のハードランディングというものは、遅かれ速かれ避けられない。
麻生さんが言うのはこのあたりだろう。
世界の人達から信用もされていないのに、王毅外相は、上から目線でふんぞり返って「中国はハードランディングしない」なんて、夢のようなことを言っている—と。