▲ここにきて、安倍さんの経済政策が混乱しているというか、方向性を見失っている。
今、中国というキチガイ(いや、失礼な言い方ではある)国家が、近年、資本主義経済と計画経済をこっちゃにしたようなとんでもない浪費をしていたのだが、ここにきてそれが無理となった。
そのため、世界的な需要不足となっているのだ。
だから、先日のg20でも需要を増やそうということになっていなかったか。
日本も、当面、東日本大震災の復興事業というものもあるし、日本国土の強靭化(コンクリートの耐用年数は60年くらいなのだ、もうメンテしなければ高速道路とか橋梁などがボロボロになっていく)、河川のスーパー堤防の強化などがあるはず。
ところが、安倍さんの口から財政の健全化などという「絵空事」がでてくるのだ。
つまり、今、アクセルを踏み続けなければならないタイミングで同時にブレーキをかけようという話をするのだ。
これは、一体、なぜなんだ?
財務官僚の言う1000兆円を越す借金とかの話か。
財務官僚の「日本の足をひっぱってやろう」という妄言に騙されるな。
日本の財政は充分に健全だ。
いま、原油価格も下がり、原発の再稼働もぼつぼつ進んでいる。2011年以降、大きな負担であった、火力発電の燃料の費用も減少していく。
このタイミングで、なにが、財政の健全化なのだ。
そんなことが口から出る訳があるまい。
安倍さんが自ら唱えるアベノミクスの方向性を見失ったとしか言いようがあるまい。
以下、新聞から抜粋。
安倍首相は、衆院予算委員会で、財政再建に関し、「経済成長させ税収を増やしながら社会保障を維持し、財政健全化をめざす」と述べた。
その上で首相は「過度に経済成長に依存しているわけではない」「経済成長だけで財政健全化できるとは思っていない」と語った。
岡田克也委員(民維)への答弁。
関連ソース
2月15日に2015年10-12月期のGDP速報値が内閣府から公表された。
結果をみると、実質GDP成長率は前の四半期と比べて0.4%減、年あたりの換算で1.4%減となり、2015年4-6月期以来のマイナス成長に沈んだ。
もっとも、7-9月期の実質GDP成長率も昨年11月に公表された段階ではマイナス成長であったから、日本経済は2015年4-6月期以降、ほぼゼロ近傍に近い成長率で推移していることがわかる。
政府は2015年度の実質GDP成長率を1.2%と見込んでいるが、見通し通りの成長率の達成はほぼ絶望的な状況だ。
▲補足、感想など
まず、日本の財政が不健全だという前提を外すことだろう。<借金がどうたら言うのは、財務官僚による陰謀とでもいうのが正しかろう>
そこさえ、大丈夫となれば、ブレーキをかけるという必要がないことが分かる。
日本の国土強靭化にせよ、スーパー堤防にせよ、それは日本人が暮らす上での安全性を高めるということなのだ。
堤防を作る費用が、橋梁などを補修する費用がそのまま、gdpの嵩上げに反映していくのだ。<中国の鬼城とかいう空き家を作ったことで、中国のgdpを大きくしたことを見れば理解できよう>
こうして、安全性が高くなれば、人が集まってくる、人が寄ってくる---それが積み重なることによって、地価も上昇していくのだ。
外国から優秀な人材を集める理由になるのかもしれない。それが人口の減少というものを食い止める一つの突破口となるのかもしれない。