2016年2月5日金曜日

土人どうしで争う、争う。

土人って。
 昭和30年代のマンガなら、腰ミノつけていたような人達の総称かな。
 まぁ、失礼といえば失礼か。

 いや、なにかというと中国とインドネシアの高速鉄道をめぐる低レベルの争いに呆れる。
 中国人は、インドネシア人のことを、ちょいと金をばらまけば、すぐ転ぶ—ちょろいやつちゃと思う。
 インドネシア人は、自分達には金も能力もないが、中国・日本から競争させてシコタマ金をふんだくってやろう---と思う。

 そんな土人どうして、相手からできるだけのものをふんだくってやろう—とあらそう、あらそう。

 以下、新聞から抜粋。

 中国の合弁会社側に「改善なければ認可せず」耐震強化を要求 インドネシア政府
 2016.2.3

 インドネシア・ジャワ島の高速鉄道計画の建設認可を審査している運輸省は、建設を担う中国とインドネシアの合弁会社に対し、地震対策を強化し、鉄道の耐用年数を延ばすなどの改善を求めたと発表。

 運輸省は改善しない限り認可を出さない方針で、認可がいつ出るか見通せない状況。
 「準備不足で計画が失敗するリスクは高いように見える」と指摘もあり、計画の先行きに不透明感が漂ってきた。

 運輸省幹部は、予定路線は地震が起きやすい地域を通るとして、「地質調査をすべきで、地震の早期警戒システムの設置も必要」と強調。
 耐用年数について、60年間とした会社側に対し、運輸省は100年間にするよう求めた。
 一部駅の移転も要請しており、事業費が膨らむ可能性がある。

 計画が頓挫した場合、国家財政による救済はないことへの承諾も求めたという。


補足、感想など

 インドネシア政府の中国相手への要求のばかばかしい程の過大さ。
 なんだこれって。

 自分では金もださないし、能力・技術もないが要求だけはするぞ---といっているのか。
 そもそも、100年も保証するものってない。
 第一、コンクリートって耐用年数60年くらいだぞ。

 仮に日本に要求されても、日本でも対応はできないだろうな。

 この茶番のようなやりとりってなんなのかな。
 インドネシアは、もう、この高速鉄道計画が頓挫することを画策しているのか?

 まぁ、中国も不動産バブル、株式バブルの崩壊中だし---

 互いがもうやる気なし—てな話なのかな。
 互いに根負けするほどの要求を出し合っていれば、どこかで落ち着くって—か。

 不毛のあらそい—というべき。


※追記。

 中国からインドネシアへの要求も紹介しておこう。

--ここから--

 2016/02/04()

 政府保証を要求…中国案のインドネシア高速鉄道

 インドネシアの高速鉄道計画で、鉄道建設を手がける中国とインドネシアの企業連合が、事業が失敗した際の「保証」をインドネシア政府に求めている。

 インドネシア政府の財政負担ゼロを条件に中国案が採用されたが、将来的に負担が押しつけられかねないとしてインドネシア側から懸念が出ている。

 企業連合とインドネシア運輸省は、完成後の鉄道資産を政府に譲渡する条件を巡って対立している。
 運輸省が契約から50年後に負債のない状態での譲渡を求めているのに対し、企業連合はより長い期間を要求し、事業破綻の場合、政府が買収するよう提案。
 それができなければ中国側に所有権を移すよう求めているという。

--ここまで--

 合意した後で、これだけごちゃごちゃするって一体なんなのだ。
 契約(まだ、契約に至っていないのかな--)の意味すら分かってしないということではないのか。

 土人というか、契約の概念すらも理解していないものどおしの泥仕合か。