▲いや、まだはっきり決まったという訳ではない。
しかし。
あれこれ、選択肢が狭まり、日本が生き残っていくということだ。
まず、新聞から抜粋。
500億AUD規模のオーストラリア次期潜水艦事業で、ドイツ潜水艦の可能性が大幅に小さくなったことが確認された。
現在、ドイツのティッセンクルップ社は214級を拡大した216級潜水艦を提案しているが、オーストラリアの潜水艦事業に関連する専門家は、既存の潜水艦を拡大することは技術的なリスクが大きく、オーストラリアが欲しい大型潜水艦を実際に建造し運用した経験がないことを指摘している。
また前オーストラリア政府補佐官によると、
米国は正式にオーストラリア潜水艦事業について中立を宣言したが、米政府と米海軍の高官筋によれば、米国の戦闘システムを搭載したそうりゅう型潜水艦がオーストラリア海軍に最も優れた能力を提供するものであり、長期的にも日米豪同盟を強化する戦略的な利益に合致すると見て、日本案を支持しており事実上、日本が再び競争の先頭に立ったものと把握。
オーストラリア政府は、今後半年以内に次期潜水艦の選定を終える予定です。
▲補足、感想など
ちょいと、掲示板の書き込みを拾ってみよう。
--ここから--
◇オーストラリア潜水艦事業は唯一、完全なペーパープランのドイツ潜水艦ではなく、そうりゅう級が最も有利で
しょう。
◇オーストラリはどの国の潜水艦を選択しても、戦闘システムは米国製のものを採用することを決めています。
◇米国が裏で完全に関与している。日本が勝利するのは確定。
◇今使用しているコリンズ級潜水艦の戦闘情報システムは米国製です。だから米国製の採用を条件にしたんでしょう。
◇オーストラリアは潜水艦だけでなく、戦闘艦まで全てで米国製の戦闘システムを使用しています。 しかし米国製の戦闘システムがなければ全体の統合や運用に支障があるというのは間違っている。
最近の戦闘システムは、過去のように専用言語を使用することもなく民間プログラムを活用等、過去に比べると拡張性が極めて高いので、これは米国による支配のためだと思います。
--ここまで--
アメリカの意向が大きく影響しているということのようだ。
最新のニュースから。
--ここから--
オーストラリアの次期潜水艦計画について、日本側がオーストラリア政府に対し、日本の「そうりゅう」型潜水艦を採用するならその極秘ステルス技術をオーストラリアと共有すると保証した。
オーストラリアは2026年をめどに退役予定のコリンズ(Collins)級潜水艦に代わる潜水艦の設計・建造契約の相手を選定中で、500億豪ドル(約4兆円)規模のプロジェクトの受注を日本とフランス、ドイツの3か国が競っている。
ディーゼルと電力で駆動する現行のコリンズ級潜水艦のもつ航続距離や耐久性に加え、次期潜水艦には優れたセンサー技術やステルス能力が求められる。
若宮防衛副大臣は「そうりゅう」型潜水艦の詳細について、通常は米国とのみ共有する情報だとした上で、日本はオーストラリアも深く信頼する同盟国とみていると。
「この極秘技術をオーストラリアと共有することが、わが国にとって非常に重要だ」と、語った。
若宮副大臣の発言として「この決定は、日本がオーストラリアを大変重要なパートナーとみていることに基づいていると認識してほしい」「次期潜水艦を開発する共同計画が、地域の海洋の安全に大きく貢献すると信じている」のコメント。
中谷防衛相は昨年、日本の提案を選ぶことでアジア太平洋地域の海洋安全保障を確実なものにできると述べ、中国が軍事力を増強する中で日米豪などの同盟国が協力することが重要だとほのめかした。
一方、オーストラリアにとっては、日本を共同開発相手に選べば貿易相手国である中国を怒らせる恐れがある。
共同開発相手の選定は、豪国内の雇用最大化など政治的にも慎重さが求められ、決定まで10か月かかる見通し。
海外での建造となれば国内の造船産業の衰退につながるとの懸念も指摘、日仏独はいずれも豪国内で大部分もしくは全てを建造すると表明。
--ここまで--
オーストラリアの最大の貿易国が中国か。
これは、まだまだ曲折が予測されるなぁ。
アメリカとしては機密がフランスなどへ流れることを恐れるだろうし---。
結局のところ、日本の潜水艦しかあるまいが、----さてさて。