2011年12月28日水曜日

北朝鮮、金正恩という人の素顔が分かりはじめた。

▲北朝鮮の金正恩という人物は、筆者など写真しか知らなかったが、そろそろ、細かい情報がではじめたようだ。
 なんでも、スイスの中学校を落第したようだ。
 ドイツ語などの語学の習得が難しかったためらしい。
 国に帰っても、殆ど、学業は長続きしなかったようだ。

 ふ—ん、こういう人が北朝鮮の新指導者ねえ。
 なにか、北朝鮮の前途の多事多難を暗示しているようだなぁ。
 そうか、中国が北朝鮮に積極的に関与しようとしているのは、この新指導者の経歴を知っているが故か。

 以下、書き込みから抜粋。


 「金正日(キム・ジョンイル)将軍様が『正恩(ジョンウン)は根っからの遊び人でダメだ』とあきれていた」

 北朝鮮で金正恩が後継者に内定する前、正日に近い人物がこう漏らしていたことが、朝鮮半島情報筋が北朝鮮中枢から得た内部情報で明らかになった。

 正恩は2000年にスイスの公立中学校を中途退学。英語やドイツ語についていけなかったのが原因だったとされる。

 内部情報によると、帰国後に金日成(イルソン)総合大や金正日政治軍事大に通うが長続きしなかった。
 勉強嫌いで、バスケットボールなどスポーツやテレビゲームにふけっていたという。

 朝鮮労働党の仕事にも就かせるが、これもダメ。周囲は「こらえ性がない」とみていた。
 このため、正日は07年ごろから自分のそばに置いて視察などに同行させる。

 後継者就任に向けた「帝王学」を学ばせるためとも解釈できるが、内実は他のことをやらせたくても何もできなかったのだ。
 視察中も度々姿を消して周囲をあきれさせたとされる。

 正日の専属料理人として正恩と接してきた藤本健二は違う顔を目にしている。
 「日本は世界一の電気製品がズラリと並んでいてすごい。自国に帰れば何もない。技術も産業も劣る」

 00年8月、地方から平壌に戻る正日の専用列車内で深夜、2人きりになると、真剣な顔で初めて自国の現状を心配する言葉を口にした。

 他人名義の旅券で来日し、東京ディズニーランドに行っていたことが分かっているが、東京・秋葉原の電気街も訪れ、日本との差を目の当たりにしたようだ。

 ゲームやバスケへの熱中ぶりは、正日の専属料理人の藤本健二も証言している。
 正日の別荘には、ゲームセンターのようにズラリとゲーム機が並び、正恩は「スーパーマリオ」や「テトリス」にはまっていた。

▲補足、感想など
 スーパーマリオ、テトリスをしていたのか。まぁ、ゲームはいい。それより、語学が駄目って。
 また、父親から根っからの遊び人と表現される人間が、次の指導者ということか。

 このことは、金正日 → 金正恩 とスムースに権力が移譲されるのではないことを意味しているのだろう。
 まだ、金正日総書記の妹が生きているわけだから、一波乱あるか、一波乱が発生する前に中国が関与してくるか…という選択ではあるまいか。

 そもそも、中国は北朝鮮が親子間で権力を移譲することに反対していた。
だから、金日成 → 金正日 の場合は、この一代限りという約束で、例外として認めたとか聞いた。

 こう考えると、とりあえず、中国は北朝鮮での金正恩という人への権力移譲を表立っては反対という姿勢をとってはいないが、そもそも「三代目はないよ」…と考えているということなのだな。

 來年、習近平新国家主席の代になってしまえば、形はともかくとして、中国が大幅に経済政策などに関与して、金正恩体制というものを「有名無実化」しようとしている…というのが、正しい観測ではあるまいか。