▲国と国との交渉ごとは、正論しかない。
お互いが正論をぶっつけるしかない。
尖閣諸島の問題? でもそうだ。
日本と中国との間に、そもそも領土問題など存在しない。
それでも、中国がこれはオレのものだというなら、対応せざるをえまい。
中国が軍艦をだすなら、日本も軍艦を出して防御する。
向こうが10隻の船を出してくるなら、日本は11隻の船を出して、守るしかない。
これが正論だ。
仮になにか交渉するというなら、裏でコソッとするしかない。
日本の国民に、中国の国民に見えるところでは、充分に対抗するだけの示威行動にでるというのが当たり前というか、正攻法なのだ。
それを間違えるな。そこで判断ミスをするな。
石原さんという人は、賢しらぶったアホだ。
以下、新聞から抜粋。
石原氏「公開質問状受けてたとうじゃありませんか。
それは怒ってるんですよ。日本外交は稚拙ですよね。
国が買ってしまうということは、中国共産党支配化の中国においては、最大の行為なんです。
ですから、そこを、そういうことをやるけれども、やることによって、都知事の言っていることを止めますよということを事前に言っておくとか。
あるいは都知事にやらせて、この主権を守って、いやいや、私たちは止めてるんですけれども都知事がいうことを聞かないんですよと、この2つのカードを持って、都知事を悪者にしても俺を悪者にしろと総理にメッセージは伝わっているはずですよ。
それを両カードとも放棄して、外交交渉もやらないで、いきなり国有化するってやるからこうやって艦船が6隻も来るわけですよ。
そこの外交の稚拙さっていうものは、これに始まったわけではありませんけど、そこは、しっかり今の政府は、 自分たちが引き起こしたんだということを、しっかり認識するところから先に進んでいかないと、この問題、深刻ですよ、今は。わたしは、今、ちょっと立ち止まってクールダウンすべきだと思います」
▲補足、感想など
文章を読んでいると、一部は正論だし、一部はおかしいな。
ひとまず、この石原さんの言っているところを箇条書きにして、まとめてみよう。
あ、日本外交は稚拙だ。
い、国が尖閣諸島を買うことは、中国には大きなインパクトがあった。
う、都知事を悪者にして、東京都に買わせるという手もあった。
え、国が買うけと、それは都知事の行動をストップさせるためだと中国側に前もって伝えておくとか。
お、いきなり国有化するから、中国から艦船が6隻くる。
か、現政府は、自分の判断ミスでこうなったのだと認識せよ。
き、今はクールダウンすべき。
くらいかな。
まぁ、結局のところ、みんな悪いのは民主党だ—という言い方になっているのだな。
野田さんが尖閣諸島の国有化を急いだ理由とか背景は分からない。
恐らく、東京都が購入して、なにか東京都の施設とかを建設されると、中国からの干渉が一層ひどくなると、まぁ、野田さんなりに考えたのだろうなぁ。
しかし、それもこれも、日本側の気を回した・かってな対応でしかない。
国と国との交渉は、冒頭でふれたように、正攻法しかない。
中国側から、6隻の船を出してくるなら、日本は7隻の船を出して、日本の領土を守れ。
そこにクールダウンもへったくれもない。
石原さんは、なにか賢しらぶった言い方をしているが、中国という国を理解しているとはとても思えない。
