2019年5月16日木曜日

独創力 糸川英夫著 光文社 昭和57年8月刊行 感想 試験に合格する方法


アマゾンで、この本を検索してみて、感想を探した。
 ところが、余りに古くて、感想を書いている人もいなかった。

 左様か、ならば、筆者が書こうと---

 全体を読むと当然といえば当然なことが書いてあるのだが、それは筆者も年齢を重ね、様々な経験を経ているということもあるのだろうな。
 大事なことを大事だと糸川先生も言われている。

 一番、気にいったのは、表題に書いてあるように、「試験に合格する方法」が説明されているので、そのあたりを筆者の経験・感想を含めながら、大枠を書いてみたい。

1.入学試験とはなんぞや →定められた日の定められた時間に、決められた場所で、与えられた答案用紙の中に解答を書くこと。

2.決められた場所 →試験会場に似た場所を探して、そこで勉強する。

3.定められた時間 →試験の時間を勉強の時間帯をあわせる。

4.与えられた答案用紙に答えを書く → コースは一つしかない。問題を見て、期待される答えを最短時間で書くには、”反射運動”しかない。

4-1、テストや入試の問題は無限ではなく、いくつか有限な型しかない。だから、問題が出たら「ああ、あの型」「この答え」と機械的に出てくるようになればいい。この条件反射が自然と出るには、”繰り返し”以外にない。

4-2.反復練習をするもっとも効果が上がる参考書はどんなものか → 問題の下に模範解答があるもの。なぜなら、入試に必要なのは、問題に正しく答えることだから。
こうして、入試の全科目を繰り返し繰り返し勉強した。
参考書のない科目は、手作りノートに、参考書の問題を書き写し、それに合った解答を書き込み、手作りの参考書を6か月かけてつくった。

5.このシステムの勉強法で、大学の第一志望学科に一発でパスした。合格者は400人だったが、私の成績は2番だったそうだ。

6.この”条件反射システム”は、サラリーマンにも応用できる。なにか勉強するとき、資格を取るときこのシステムを導入すれば大きな効果を生むに違いない。

 以上が表題の本から抜粋転記したもの。
 烏滸がましいのだが、筆者なりのこの糸川先生の条件反射システムを補足すると、繰り返しによって「記憶」するだけではない。繰り返すことによって、「少しづつ理解が深まる」「すこしづつ道筋が分かるようになる」。
 単純に「繰り返せば、覚える・暗記する」という風に、解釈してもらいたくない。
 そこに「守破離」というものが存在する。

 日本という国は、守破離の国だ。

 そのあたりを。

 --ここから--

守・破・離
仏教では習。絶・真ともいい、あらゆる道の修行における順序段階を教えている。

・守―教えを守り私意をさしはさむことなく、ひたすら基本を身につける段階である。書道の楷書にあたるもので、一点一画をゆるがせにしない心配りが大切である。

・破()―守の殻を破り躍進する時代である。いままでの教えを基礎とし、中核として、自己の知能や個性を発揮して次第に自己の剣道を創造する時代で書道の行書にあたる領域である。

・離()―孔子の七十にして矩(のり)を超えずの境地であり、あらゆる修行の結果我が思いのままに行動して、いささかも規矩にはずれることなく、一つの形や流儀流派にとらわれることもなく、自由闊達に自己の剣風を発揮できる時代である。


2012/05/28()
>>665

 日本にきて日の浅いお前に教えてやるよ
 日本の思想は欧米のまねと言うが唯心論と唯物論をいったり来たりのあちらさんの思想と 禅に代表される心と体は相互に関係するのが日本及び東洋思想だよ
 それから自然災害の多さは生への執着ではなく仏教の無常感、神道の一新するという考えに結びついた
 それと技術の真似にしても、真似するには能力がいる

 守破離は習い事の基本
 黄色人種が真似しよとしても出来なかった国産飛行機を最初に作って欧米に対抗したのは日本だぜ
 日本の価値基準は美しいかそうでないかだ、どんな汚い手を使っても生き残ってくお前らにはわかるまい
 変な思想にかぶれて殺し合いの欧米思想より 美食と旅行と園芸で平和に暮らすってのが江戸時代からの日本人の知恵よ
 ひまあれば西田幾太郎の善の研究でもよんでおけ

 --ここまで--