2021年6月29日火曜日

あの舛添さんの言っていることは正論 小池都知事の静養をめぐって

 

明日、関ヶ原の合戦だというタイミングで、風邪で合戦に出ない—てな武将がいるか? そういう武将なんて失格だろう。そういえば、北海道の町村さんが、最後の自民党の総裁選に出るというタイミングで、軽い脳梗塞になってとうとう首相にならないまま亡くなった。谷垣禎一さんも、ここぞというタイミングで、自転車で事故を起こして、折角のチャンスをものにできなかった。町村さんの脳梗塞、谷垣さんの自転車事故—か。町村さんについては、前駆症状とかがあったのではないのか、ツボを押すとか、注射を打つとかで予防できたのではないのか。谷垣さんの趣味である自転車については、多分、リスクの高さから周囲から反対があったろうに。リスクを回避するという決断のできない谷垣さんの判断ミスだろうなぁ。前フリはこれくらいにして、表題の記事から。

2021/06/28() :元東京都知事で国際政治学者の舛添要一さん(72)が、自身のツイッターで、東京都議選の投票が間近に控える中、過度の疲労で静養している小池百合子都知事について「ありえないこと」「理解不能」と不満を募らせた。舛添さんは「私は政党の党首も経験したが、自身の党の候補者のためには、昼間は全国くまなく走り回る。また、夜は大小のメディアの討論会などに参加して、支持を訴える。分刻みで戦い、疲れている暇はない。天下分け目の関ケ原で、徳川家康や石田三成が過労で静養するというのはありえないことは誰でも分かる」と憤り、「過労くらいで1週間も戦のときに休むのは政治家失格」と厳しく指摘した。舛添さんは都知事時代、全身麻酔で股関節を切除し、人工関節に置換する手術を受けたが、手術の翌日から病室で公務にあたった経験を語り、「リモートでも大半の公務はできる。小池都知事の動きは、私には理解不能である」と、取り付く島もなかった。

補足、感想など

舛添さんが珍しく、正論を言っている。上でふれた町村さん、谷垣さんのごとく、「いざ鎌倉」というタイミングに、「元気一杯」に舞台に登ってくることができない人間は失格なのだ。チャンスをものにできない。ためには、日頃から用心深く、健康管理にも留意していなければならないのだ。麻生さんも、小池さんについてコメントしていた。そのあたりの記事をみよう。

 -ここから-

6/28()

「自分で撒いた種でしょうが」625日、過労で休養している東京都の小池百合子知事(68)に対してこう述べたのは麻生太郎財務相(80)。同日告示された東京都議会議員選挙で、青梅市選挙区の自民党新人候補の応援演説をした際の発言だ。各メディアによると小池氏が特別顧問を務める「都民ファーストの会」(以下、都ファ)について、「代表の国会議員がいないから(国に)話が通じない」「従って知事が自分でやる。過労で倒れた。同情してる人もいるかもしれないが、(小池氏が)そういう組織にしたんだから」と酷評したという麻生氏。また都議会について、「自民党とつながってる人がいなきゃ話がつながらない。一番上が国会であるならば」とも述べたという。同日配信の日本経済新聞によると、22日に都内の病院で受診した小池氏は「絶対安静」と医師から告げられ入院。週内の公務を取りやめた小池氏だが、復帰の目処は立っておらず、27日に数日間入院を延長することが報じられている。麻生氏の発言を受け、都ファの荒木千陽代表(39)は26日に行った演説で「寝る間を惜しんで都のために行動してきた相手につばを吐くような発言。断固抗議する」と怒りを滲ませたという。今年527日にも自身の派閥の会合で、「自分ファースト、都民ラースト」などと小池氏を揶揄していた麻生氏。議席を争う相手とはいえ、小池氏が体調を崩しても変わらないその“放言ぶり”にネット上では批判が殺到している。《麻生は一体何様のつもりだろうか? 小池都知事は、去年からコロナへの対応やオリンピックなど毎日毎日多忙な日々だったはずです。過労になるくらい働いた小池都知事に対して「自分でまいた種」とは非常に失礼な発言だ。もし次の選挙で落選したり、自民党が負けたりしたら、それは「麻生がまいた種」になるだろうね》《小池さんを支持してるわけではないけど、これは酷い。長年財務大臣だが、レッドカード退場やろ》《人として最低だ。引退を勧める》昨年828日、安倍晋三元首相(66)が持病の潰瘍性大腸炎が悪化したため任期途中で辞任を表明した。だがその直前まで、「少し休養したってなんてことはない」「通院しながら職務を続ければいい」と安倍氏を引き留めていたという麻生氏。最近では安倍氏、甘利明党税制調査会長(71)と共に半導体戦略推進議連や日豪国会議員連盟の要職に就くなど、「3A」での活動を活発化させている。“身内には甘く、他人には厳しい”態度は、この先も改善されることはないのだろうか。

 -ここまで-

ふ~ん、と思う。変なお涙頂戴へ話をもってゆくな。これは、舛添さん、麻生さんのいう方が正論だろうな。自分ひとり動かなくてはならないような組織なら、自分を楽にするような組織にすればいいではないか。健康管理への備えもさることながら、自分を楽にする組織改編もなすべきであろう。冒頭でふれた。明日は、関ヶ原の合戦だというときに、風邪で合戦に加わることができないというなら、もう、武将として失格だろう。考えてみよ。小池さんは都知事なんだぞ。