2013年12月11日水曜日

陸上自衛隊「別班」の存在を否定する。

そりゃそうだ。
 当たり前ではないか。

 存在を認めて、「秘密」になるか。
 公式には存在を否定するからこそ、「秘密の情報部員」であろう。

 まぁ、秘密であるが故に、組織としてそう大きくはできない。
 なんせ、公務員だから、予算というものがあるからなぁ。

 また、仮にまた民主党政権のようなものができた時、韓国・中国へその存在を明らかにする可能性があろう。
 過去、3年間、民主党政権時でもその存在を「長官」に嗅ぎつけられないようにしていたのだろう。

 まぁ、日本なりの努力していることがよく分かるニュースだと思える。

 以下、新聞から抜粋。

 政府は10日の閣議で、陸上自衛隊の秘密情報部隊「別班」が独断で海外での 情報活動をしていたとの一部報道に関し、「これまで自衛隊に存在したことはなく、 現在も存在していない」との答弁書を決定した。
 鈴木貴子衆院議員と大野元裕参院議員の質問主意書に答えた。

 鈴木議員への答弁書では、小野寺五典防衛相が国会答弁の前に、陸上幕僚長から 口頭で報告を受け、別班が存在しないことを確認したとし「これ以上の調査を行うことは 考えていない」とした。


▲補足、感想など

 日本が監視衛星を打ち上げた時、識別できる大きさというものを公表したことがある。
 曰く、40センチだと。

 さぁ、上の数字をそのまま鵜呑みにするかどうか—というあたりが、世界での「情報をめぐる争い」の常識の有無を確かめるような話だと思える。

 そもそも、監視衛星って、どのようにして、地上を監視しているのだろう。
 これも、各国の文字通りトップ・シークレットで公表されたことはない。

 ある技術者が、なあに、天体望遠鏡を人工衛星にのせて、地上を見ているだけだ—とか記事にしていたことがあるか、まぁ、このあたりが妥当と思える。

 ならば、と思わないか。
 日本が、天体望遠鏡を製造して、人工衛星から地上に向けて監視したとき、最大見分けられる大きさが40センチだって。

 あきらかに、ミスリードされた情報だと見当がつくだろう。
 アメリカの監視衛星では、北朝鮮の金総書記の顔の判別がつく—とかの噂がある。
 日本の監視衛星だって、おそらくそんなものだろう。

 で。
 そのような「推定」を踏まえて、上の別班の記事をみた時、「そんなバカなことがあるかいな」とか思うだろう。

 そんなことで。
 陸上自衛隊の「別班」って、おそらく実在している。
 ただ、規模としては目立つほどの大きさではあるまい。
 少数精鋭で、主要な各国に名目はともかくとして「陰の駐在武官」のような働きをしているものだろう。
 もしかしたら、商社員のようなことになっているのかもしれないな。