2013年12月18日水曜日

核のゴミの最終処分場を国が選定する。

う~ん、それしかない—と筆者は思う。

 このブログでなんどもふれた。
 どこからエネルギーを確保するか—ということは、一国の命運を左右するほどのことだ。
 先の大戦で、開戦早々、南進作戦を採用することを決断した理由を考えてもみよ。

 いま、改めて、南進作戦を採用するか否かという「決断」を迫られているタイミングなのだ。
 原発の再稼働を視野にいれて、そこまでの障害となるものを、「ある程度強権的に」潰してしまおう—としていると考えてよかろう。

 原発を再稼働させる以外に、この20-30年という年月を日本という国は越えていくことができない—と安倍さん・石破さんあたりで「腹をくくった」ということだろうな。

 上でふれたように、南進作戦を採用するか否かは、1941年当時の国のトップで決断・採用したものであろう。

 今、それと同じなのだ。
 これをなんとか委員会の審査がどうたら、地方行政庁のトップの同意が必要だ—とかすれば、「百年河清を待つ」ということになる。
 とてもではないが、決定が先延ばしとなり、再稼働できなくなる。

 そこで。
 安倍さんあたりが、「全ての責任を負う」と宣言して、「強制的」に原発再稼働へ突き進もう—としているということだろうな。

 筆者は、安倍さんのその「決断」に賛成だ。
 上でも言ったように、「今、それしかあるまい」

 以下、新聞から抜粋。

「核のゴミ」最終処分場 国が選定へ

 政府は、高レベル放射性廃棄物、「核のゴミ」の最終処分場の選定方法を検討する 関係閣僚会議を開き、自治体の応募を待つ従来の方法を改めて、国が科学的な観点から建設に 適した地域を選び、自治体や住民に理解を求めていくことを決めた。

 政府は、原子力発電所から発生する高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」の最終処分場を 地下深くに設け、埋設する計画を示していますが、誘致に名乗りを挙げている自治体は1つもなく、 小泉元総理大臣は、「最終処分場をつくることに国民の理解は得られない」として、直ちに 「原発ゼロ」を決断すべきだという考えを示しています。

 こうしたなか、政府は、最終処分場の選定方法を検討する関係閣僚会議の初会合を開き、 議長を務める菅官房長官は「この問題を将来世代に先送りせず、関係機関が緊密に連携して 積極的に推進していきたい」と述べ、国が主導的な役割を担っていく考えを強調しました。
 そして、会議では、自治体の応募を待つ従来の方法を改めて、国が科学的な観点から建設に 適した地域を選び、自治体や住民に理解を求めていくことを決めました。

 政府は来年の春以降に選定作業を本格化する方針ですが、候補地に選ばれた自治体や住民からは 異論が出て、作業は難航することが予想されます。


▲補足、感想など

 恐らく。
 地質的に日本で一番安定した場所となれば、飛騨地方であろう。
 岐阜県と富山県の県境あたりが可能性が高いような気がする。

 神岡鉱山の鉱山跡を利用して、さらに地下深くに処分場をこしらえ、ここでガラスに封じ込めて、少しづつ埋めていくという案が一番妥当だという気がする。

 こうして、最終処分場を決定し、処理することができれば、随分、ハードルが低くなる。
 同時並行して、順次、原発を再稼働させ、エネルギーの確保をすべきであろう。<原発の再稼働があって、やっと通常の生活ができることを直視しなけばなるまい>