2013年12月31日火曜日

戦後レジームの終焉。

▲今日はおおつごもりだ。
 明日からは、平成26年となる。

 新年を迎えるにあたって、とうとう「戦後レジームが終焉を迎えよう」としているのだな、と思う。

 このブログで戦後レジームという言葉を何回も使った。
 いいだしっぺである安倍首相は、この言葉の明確な説明をしたことはない。
 そして、昨年安倍さんが使ったときは、「戦後レジームからの脱却」だった。

 脱却と終焉ととう違うのだ?とか言われそうだなぁ。

 このブログで、戦後レジームとは、筆者なりに解釈すれば、アメリカが立案し朝鮮人が工作員となった、「日本人洗脳工作」のことだと書いた。
 確かに、昭和20年、先の大戦直後は、日本人洗脳工作として出発したものだったのだろう。<この米軍の工作では、日本の新聞界・教育界へ朝鮮系の工作員を多く潜入させた--その名残が、日教組という組織であり、マスコミをいま朝鮮系の人間が牛耳っていることだ>

 それが、いつの間にか、日本-韓国-アメリカ の三国をまきこんだ「日本から・日本人から金をまきあげる仕組み」に変質していった—ということであろう。まぁ、当然の変質ではある。

 上で終焉と書いた。
 それは、一つは先日の安倍さんの靖国神社参拝で、上の仕組みが日本人の誰の目にもハッキリ見えるようになったこと。
 また、アメリカが安倍さんを批判することで、日本(在住する朝鮮系の内通集団)-韓国-アメリカ の「日本人からのお金まきあげ工作」が露呈したということ。
 もう日本人もこんな状況に我慢ができなくなった—ということだろう。

 日本人が切れた—と言っても、まぁ、間違いではあるまい。
 だから、「戦後レジームの終焉」なのだ。

 もっとあけすけに書けば、戦後レジームとは、「日本人はなにか悪いことをした。だからお金を出せよ」--と洗脳し、日本があたかもatmのようになっていた--ということだ。
 それがあるから、韓国のあの無謀ともいえる経済政策があったのだ。
 どうにもならなくなったら、「日本人が悪いことをした、韓国へお金を払うのは当然だ、経済援助せよ」となっていたし、1990年代での経済の破綻の際には日本が援助したのだ。

 今、韓国の朴大統領が、日本を盛んに攻撃するのは、この戦後半世紀以上も続いた「日本atm化工作」が終わろうとしていることへの「いらだち」だ。

 まず、日本にいる朝鮮系の人間の扇動記事から抜粋。

★「東京裁判史観」を批判する平和ボケ
 右翼の平和ボケは、自覚してないだけ左翼より重症だ。
 「東京裁判史観」がけしからんとかいう話は、その最たるものだ。

 東京裁判は敗戦国の指導者を殺すための儀式であり、公平もへったくれもない。
 国際法には、法の支配はないのだ。

 そもそも戦犯裁判なんか、第一次大戦までなかった。
 昔の戦争では、敗戦国の王はもちろん、戦争を指導した貴族も皆殺しにされるのが当たり前で、それが彼らの特権の理由づけだった。

 貴族には戦争になったら真っ先に志願する義務があり、これがnoblesse oblige(高貴なる義務)の本来の意味である。

 どこかで必ず戦争が起こっていた中世ヨーロッパでは、これはフェアなしくみだった。
 民衆は「戦争になったらあの人たちが死んでくれるんだからしょうがない」と思って税を負担したのだ。

 おかげで中世の都市国家の税率は30%にも達したが、文句をいう人はいなかった。
 徴税をめぐって革命が起こるのは、国家が大きくなってこうした税負担と義務の関係が不明になった近世である。

 第二次大戦でも、オクスフォード・ケンブリッジの学生の死亡率は同世代の平均より高かった。
 彼らはみんな戦争に志願したからだ。
 逆に「学徒出陣」とかいって(国家の幹部となる)学生を後回しにした日本には、そういう権限とリスクは一体だという意識が欠けている。
 300万人もの兵士を殺した指導者が殺されるのは当たり前だ。

 この無責任の伝統は、現代にも続いている。
 東電が実質的につぶれているのに、株主の責任を問わないで納税者が賠償コストを負担することはありえない。 それが株主の高貴なる義務だ。

 東電の破綻処理のような政治的リスクを回避して、ネトウヨの拍手する靖国参拝だけやっている安倍首相は、高貴なる義務を逃れる卑怯者である。

 20131231日池田信夫

また、韓国の朴大統領の記事もご紹介しよう。

 韓国のパク・クネ大統領は、安倍総理大臣の靖国神社参拝を念頭に、「国際社会の普遍的価値 にそぐわない行動を繰り返す国は決して一流国家とはいえない」と厳しく批判しました。
 これは、パク・クネ大統領が30日、大統領府で行った首席秘書官らとの会議で述べたものです。

 この中で、パク大統領は「『一流国家』の『一流』とは、最高の品格と質を備えることだ。
 国際社会の 普遍的価値、人類の良心にそぐわない行動を繰り返す国は、経済力が大きくても決して一流国家と いう評価は受けない」と述べて、直接の言及は避けながらも、安倍総理大臣の靖国神社参拝を厳し く批判しました。

 そのうえで、「来年には、過去の歴史の傷をえぐり、国家間の信頼を崩し、国民感情を悪化させる行 動がなくなってほしいと思う」と述べて、日本を強くけん制しました。
 ユン・ビョンセ外相も国会の外交委員会で安倍総理大臣の靖国神社参拝を受けた今後の対応につ いて発言し、「日本の指導者らの歴史認識が誤っているということへの共感を国際社会の中で広げ る」として参拝に失望を表明したアメリカなど各国との連携を強めたいという考えを示しました。


▲補足、感想など

 朝鮮系の人間の卑怯さというものは、日本人のふりをして、しゃべるということだ。
 自分の出自を明らかにして、ものを言え。
 池田さんの指摘は、西欧諸国と日本との社会的構造の違いを無視している。

 それは、日本は西欧のような「階級社会」ではない—ということだ。
 西欧ではエリート=指導者であり、責任が明確なのだ。
 日本では、エリート=大衆であり、意味をなさなくなる。で、責任の所在が不明確となる—そういうことはあるだろう。
 しかし、それは無責任ということとは違う。

 つまり、記事は彼我の社会構造の違いを無視した批判であり、意図的に日本を卑しめているだけであろう。

 下の記事では。
 朴大統領の周辺の言葉から、日本にお金を出してくれよ—と言いださんばかりだということが分かる。
 冒頭でふれたように、「日本が悪いことをした、だから韓国へお金を出せよ」と言っていることが分かるであろう。
 つまり、韓国の主張には2つしかない。
 「日本が悪いことをした」 と 「お金を出せよ」 だけだ。この2つが「対」になっているのだ。

 朴大統領が、反日の言動を繰り返す意味が分かるであろう。
 日本側がなにか悪いことをした—と認めれば、じゃ「賠償を、お金を出せよ」となって、韓国はうまうま、日本からお金を巻き上げることができる--という仕組みだ。

 今、韓国経済は悪化の一方だ。
 日本からの観光客も激減し、日本からの投資も減っている。なお、アメリカが--と書いてのは、韓国の銀行の殆どがアメリカ資本だからだ。
 韓国への経済援助とは、このアメリカ資本の金融機関をも助ける形となるのだ。
 つまり、日本に尻拭いさせようとアメリカ政府は、目論んでいたということ。

 それでも、朴大統領が「反日おばさん」になっているのは、冒頭でふれた「戦後レジーム」というものが半世紀に渡って機能し、日本からお金を巻き上げることに成功しつづけたからだ。
 危なくなれば、日本からお金を巻き上げればいい—そういう「麻薬」を使いつづけて、廃人になりかけている、いやもう廃人となってしまったのだろうな。

 だから。
 今回の安倍さんの「靖国神社参拝」というものは、上でふれたような「戦後レジーム」を断ち切るほどのインパクトがあり、終焉を誰の目にも分かる形で見せつけた-ということだろう。

 日本が日本人がなにか悪いことをした  → 日本が韓国へ、アメリカへお金を出す----そんな仕組みとオサラバしよう。

 それこそが、「戦後レジームの終焉」だ。