2017年7月22日土曜日

なんでもかんでも他人のせい---なのか。落雷死の裁判をみて

最高裁の判断をみて、真っ当な判断だと思った。
 それにしても---と表題のごとく感じた。

 なにか事故というか、自分にマイナスのことがあると、それは、他人のせいというか、他者に責任があるのか?
 いや、自分達に責任がない以上、誰か他所に「責めを負うべき」人間がいる筈と考えるということか。

 なるほどなぁ。
 頭がいい人なのだろうな。グルグルと頭が回る人とでも言えばいいのか。

 以下、新聞から抜粋。

 大阪市東住吉区の長居公園で2012年、野外コンサートに向かう途中で落雷に遭い死亡した会社員岩永牧子さん=当時(22)=の遺族が、主催した「エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ」など2社に損害賠償を求めた訴訟で、請求を退けた一、二審判決が確定した。

 最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)が19日付で遺族側の上告を棄却する決定をした。

 岩永さんは128月、コンサート会場近くで落雷に遭い死亡。
 両親=北九州市=は主催者が安全対策を怠ったと主張したが、一審大阪地裁は「落雷の危険から保護する義務があったとは認められない」と請求を退け、二審大阪高裁も支持した。 

補足、感想など

 -- コンサート会場近くで落雷に遭い死亡 --って。
 会場の中ですら、ないのか。

 それで、コンサートの主催者に「責任がある筈」とか考えるということか。
 冒頭でふれた。
 自分にマイナスなことが発生すると、なんでもかんでも「他人のせい」なのか。

 そりゃ、落雷だから自分のせいではない。
 でも。
 自分だけで「耐えなければならない」ということがある。
 誰かを責めるということができないことってある。

 常識人として、ただただ「耐えなければならない」という場合がある。
 記事のケースなど、常識人として対応し、生きるべき—と思う。