2012年10月23日火曜日

花王、4-9月期決算を発表。


▲花王製品の不買運動が始まってから、もう、1年と2月くらいかな。
その間、ずーと、日本の「怒れる」主婦層500万人にケンカを売り続けてきた。
花王とすれば、どこかで「忘れてくれる筈」だったのだろうが、ちっとも、主婦たちは忘れてくれず、相も変わらず「花王製品の不買運動」は続いている。
花王が、今年の4-9月の決算を発表した。
営業利益は、前年より7パーセントくらい落ちているようだ。
前社長曰く、不買運動の影響は一切ないそうだから、なんの影響なのかな?
そういえば、掲示板の書き込みにあったが、花王の歯磨きが70円台で売っていたそうな。
安売りたって、100円を切るぐらいが普通だろうに。
随分、追い詰められているようだなぁ。
まぁ、花王さんには、頑張ってもらいたいものだ。(棒)
以下、新聞から抜粋。

花王は23日、2012年4―9月期の 連結営業利益が前年同期比7.2%減の533億円になったと発表した。
震災の影響で前年に販促費を抑制した反動や、ケミカル事業の販売価格の 下落が主な要因。
連結売上高は同1.0%減の6089億円。
為替変動の影響を除くと、実質同0.5%増となった。
コンシューマープロダクツ事業などは堅調に推移したものの、 ケミカル事業が需要減や原料価格下落に伴う販売価格引き下げなどで、 前年を下回った。
2012年12月期(9カ月の変則決算)は、連結売上高が1兆0200億円、 営業利益が1000億円、当期利益が600億円の見通しを据え置いた。
前期決算を今期に合わせて比較した場合、1.2%増収、1.6%営業増益 となる見通し。年間配当は62円で23期連続の増配計画も維持した。


▲補足、感想など
さすがに一兆円企業ではある。
そうでなければ、14月も不買運動をされて、影響なしとつっぱってはおられまい。
その意味では「さすがに」--と感じる。
しかしなぁ。
これから、毎年毎年、カンナで少しづつ削られるように、売上は下がり、営業利益は下がってくる。
どこかで、なんらかの方針転換・弁明をせざるを得ないかな。
いやいや、花王という会社は、おそらく、このままつっぱじるのだろうな。
とうぞ、お気に召すままに、ケンカを売り続ければいい。
500万人の主婦層という本来の顧客に対してケンカを売り続ける会社がこれからどうなっていくかというのは、経営をするものにとって、最大の勉強方法だ。