2012年10月5日金曜日

横綱は、相撲取りの代表であり、角界の代表者でもある。


▲日馬富士関が横綱になった。
横綱になったのだが、いろんなところからバッシングされているようだ。
そのバッシングにどれだけ根拠があるんだ? という記事があった。
アチコチに言及しても本質は分からない。
核心はなんだろう。
それは、横綱というものは、角界の代表者であるということだ。
横綱の一挙一動が、相撲取りの・角界の地位を代表しているのだという認識をもっているか否かだろう。
例えるのもなんだが、
昨年か、大阪地検の特捜部長達が、部下が証拠を捏造することを黙認したとしてその地位を失った。
大阪地検の特捜部長というならば、「正義の体現者」たるべきであろう。
その地位にいる限り、絶対にその言動が国民の信頼を損なう・疑念をもたれるものであってはなるまい。
横綱も同じだ。
相撲界を、相撲取りを代表しているのだ。その一挙手一投足が、相撲界への信頼を裏切るものであってはなるまい。
上でふれた元特捜部長達については、なんらかの方法で、将来に向けて、日本の法曹界から追放することをお願いしたい。
以下、新聞から抜粋。

2場所連続全勝優勝という成績で第70代横綱への昇進を決め、928日に明治神宮で初の土俵入りを 披露した日馬富士(28)。
だが、新たな門出に水を差す"事件"が起きていた。
横綱が土俵入りに使う綱を作るための「麻もみ」を一門の力士たちが行った時のことだ。
日馬富士が作業の様子を、ガムをクチャクチャとかみながら見学し、ついには缶ビールで乾杯していた― とスポーツ紙が紙面で批判した。
この"ガム事件"、どうも実態は違うようだ。
日馬富士は最初、午後1時に やってきた。そこでまだだと言われ、焼き肉屋に行ったのです。
焼き肉屋で勘定をすればガムをくれる。それをかみながら部屋に戻ってくると麻もみをやっていたから顔を出したら、テレビカメラがいた。
そのスタッフが『日馬富士がクチャクチャやっていた』と記者に話し、記事になったようです」
また、缶ビールは一門の力士たちへの、日馬富士からのお礼だったという。
記者は、日馬富士への過度なバッシング報道を懸念する。
"禁煙"の支度部屋で堂々とたばこを吸ったり、後輩への"かわいがり"を面白がっているように見えるなど、色々と問題はあるんですが、ガムの話のような客観性のない記事はおかしい。
安易にヒールにし、 朝青龍のイメージに重ねようとしている。
こんなことが起きるのは、角界にスターがいないからですよ」

▲補足、感想など
スターがいないせい--
別に意図的に日馬富士関をヒールにしているという訳ではあるまい。
横綱というものは、その言動に注意しなければならないということだ。
なにせ、角界の代表者なのだから。
強ければいいというものではない。心・技・体が揃わないと。
横綱という地位が、その地位にそぐう人間かどうかを選ぶのだ。
その地位にそぐわない資質であれば、すぐに自然淘汰されるということだ。
日馬富士関という人が「横綱」という地位にそぐう・適した人間であることを祈りたい。