2012年10月26日金曜日

石原さんの国政復帰。


▲石原さんが都知事を辞任し、国政に復帰する。
 80才とのこと。
 もう、好きにやって---としか言いようがない。
 息子のデキがもう一つだから、自分で動いた方が早いと考えているのだろう。
 都知事辞任の会見を見ていて、まだ、頭は明晰だし、身体も充分に動くようだ。
 安倍さん、橋下さんあたりと組んでなにか実績を残しそうだ。
 でも、80才に出てもらって---って。
 その下なら麻生さんぐらいか。
 麻生さんも、どこかボンボンで、石原さんほどの「凄み」がないからなぁ。
 石原さんのその下くらいの世代に、石原さんに匹敵するほどの人がいないということなのだな。
 以下、新聞から抜粋。

 東京都の石原知事が「国政復帰」と「新党結成」を宣言。
 今年4月、都による尖閣諸島購入を打ち上げ、領土意識・主権意識を目覚めさせた石原氏の決断。
 中国共産党への牽制と、自衛隊への強力な援軍となりそうだ。
 「われわれは論評しない」
 中国の報道官は会見で、石原氏が国政に復帰する意向を表明したことについて、無関心を装った。
だが、新華社通信が速報するなど、動向を警戒していることは間違いなさそう。
 中国を「支那」と呼ぶなど、石原氏には「反中政治家」というイメージがあるが、中国誌「南方人物週刊」のインタビューでは、「私は、中国文化は好き。中国の共産主義は嫌い」 「共産主義者と対極の立場に立つ」と語っている。
 このため、一昨年の尖閣沖中国漁船衝突事件について、 「中国のやっていることは理不尽で、ヤクザがやっていることと同じ」と発言。
 今年4月、尖閣購入計画を発表した際は、 「東京都が尖閣を守る。日本人が日本の国土を守る」と言い切った。
 こうした言動が、尖閣国有化につながっただけでなく、 「事実上、次期首相を選ぶ戦い」といわれた、自民党総裁選にも影響。
 安倍総裁は、尖閣諸島の実効支配に関する石原氏の公開質問状に対し、「自然環境の保全を重視し、当面は漁民のための船だまりの設置、また、公務員が常駐する施設設置なども検討する」と回答。
 石原氏が国政復帰して、安倍氏と手を組めば、尖閣の実効支配は強まりそうだ。
 自衛隊にも、石原氏の「国政復帰」は心強い。
 都知事就任の翌年(2000年)9月、石原氏は、地震などへの対処能力を検証するため東京都総合防災訓練を開催し、自衛隊員7100人を参加させた。
 こうした経験が、東日本大震災での、自衛隊の大活躍につながったといえる。
 石原氏は今年4月、陸上自衛隊の式典で、「戦後、大きな危機にさらされず、平和の毒にも侵され、物の考え方が安易になった。自分で国を守る気概がない民族が栄えたことはない」といい、「自衛隊に期待するなら、国全体でバックアップしなければ、 体を張って戦う崇高な仕事にどうやって報いられるのか。
自衛隊が火急のときに、命がけで戦える大きな素地をみんなで志して作ろう」と訴えた。
 尖閣防衛をめぐっては、領海侵犯した外国公船を強制排除するための法整備や、領海警備のための自衛隊法改正などが必要とされるが、 石原氏の国政復帰はこの後押しとなりそうだ。

▲補足、感想など
 東京都の予算が12兆円、ちょっとした国にも匹敵する。
 それでも、辞任会見では一地方団体の首長として扱われ、国に言っても無視されると不満をいっていた。
 ならば、オレが国政に乗り込むと。
 その意気や よし!
 石原さんは、若いころから世間の注目を浴び続けてきた人だ。
 都知事の辞任会見を聞いていて、バランスのとれた話し方で、丸くなったというわけではないが、円熟とでもいう境地に達した人のようだ。
 記事にあるように、安倍さんを「補完する」ような形となるのかもしれない。
 ぜひ、もう5年くらい頑張ってもらって、自衛隊の国防軍への昇格、尖閣諸島などの自衛隊駐留などを指導して頂きたい。