▲年寄りのジジババには都構想なんて分からない。
で。
反対派の口上がうまかった。
都構想をしようと思えばいつでもできる。とりあえず分からなければ反対票を—と繰り返し宣伝していたのだ。
この言葉を聞いて、ジジババは考えた。
都構想なんてなんのこっちゃ--。
分からない → とりあえず、反対票をいれよう—と。
都構想をやろうという時には、その時考えよう—てなことで。
つまり、ジジババは、何度も選択のチャンスがあると思ったのだ。
実にうまいミスリードだと言える。
これは橋下さんに人気があるとかどうとかではない。
この、分からなければとりあえず、反対票を、都構想はいつでもできる—という宣伝文句にミスリードされてしまったのだ。
以下、新聞から抜粋。
田原総一朗
@namatahara
橋下徹氏が敗れた。
僕は大阪都構想で変えるのが面白い、地盤沈下の大阪に活力を蘇らせる事になると思っていたので残念だ。
高齢者に反対が強かったようだ。橋下氏のキャラクターが嫌われたのかもしれない。
▲補足、感想など
年寄りを説得することは難しい。
数字を上げ、正論を繰り返しても駄目だ。
だって、分からないのだから。
その時、冒頭でふれたように、「分からなければとりあえず反対票を」という甘い囁きが聞こえてきて、今度また、都構想を選択するタイミングがあるはず。その時、再度考えよう---という判断をしたのだろうな。
実にうまい宣伝文句だ。
今回の都構想の支持・不支持はこの「口上」で決定されたのだろうな。
