2017年8月26日土曜日

北朝鮮攻撃は非現実的だと時事通信

非現実的?
 そりゃ、そうかもしれないな。

 でも。
 「お前のところを火の海にしてやる」と脅し続ける相手に対して、「どこかでやらねば」と考えるのがアメリカという国だろう。
 北朝鮮がどう思おうと、日本にいる時事通信のevenki族工作員記者がどう思おうと、「決断するのはアメリカ」だ。

 どこか、evenki族の人間って、現実認識が甘いな。
 なぜなのだろう。
 今まで、他国に隷属し続けてきて、「自分で決断」したということがないからだろう。
 要するに、場馴れしていない。こうギリギリのところに追い込まれたことがない。

 李氏朝鮮以来、「独立した国家をまともに運営したことがない」。
 その未熟さというものが、「判断力のゆるさ、甘さ」として露呈するのだ。
 うまくいかなければ、包丁をもって暴れまくればいい、すっぽんぽんになって、車の上で大声でわめきちらせばいい—てなことを考えているのだろう。

 アメリカの特殊部隊が攻めこんできたとき、「大声で大暴れ」していれば、見逃してくれればいいけど。

 以下、新聞から抜粋。

 米韓両国の合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」が始まり、米朝間の緊張が再び高まっている。
 北朝鮮が米領グアム周辺への弾道ミサイル発射などで軍事演習に対抗すれば、米国は再び軍事的選択肢を持ち出しかねない。
 専門家は「戦争が始まれば、数十万人が死亡する恐れがある」と指摘。

◇奇襲の選択肢
 「OPLAN5027」と名付けられた作戦計画が米軍に存在する。
 朝鮮半島有事を想定し、米韓両軍による北朝鮮の侵攻防止、政権打倒を目指す作戦計画だ。
 米軍関係者によると、改定されてきた同計画では、在韓米軍家族の避難や米本土や欧州、中東などから大規模な兵力を結集させることを初期段階としている。

 マティス国防長官は北朝鮮に対する「軍事的選択肢を排除しない」と明言。
 その中には、グアムに配備されたB1B戦略爆撃機や洋上艦の巡航ミサイル「トマホーク」による精密爆撃で、ミサイル発射拠点や核関連施設を破壊する計画も含まれているとされる。

◇高すぎるリスク
 国防総省などによると、北朝鮮は韓国との軍事境界線付近に1万門以上の大砲やロケット砲を配備。
 山岳地帯には無数のトンネルや地下施設があり、射程の異なるミサイル数千発が備蓄されているとの情報もある。

 米軍の爆撃でも、全拠点を破壊するのは不可能に近い。
 専門家は「日韓両国の支援でサイバー攻撃を実施し、北朝鮮の通信網や軍事システムを混乱させたとしても、北朝鮮の反撃を封じ込めるのは難しい」との見解で一致する。

 北朝鮮が反撃を始めれば、軍事境界線から数十キロ程度しか離れていない首都ソウルは激しい砲撃にさらされる。北朝鮮が化学兵器で人口密集地を攻撃する可能性も否定できない。
 ウォレス・グレッグソン元在日米海兵隊司令官は「米軍による先制攻撃は同盟国である韓国と日本にとってリスクが高すぎる」と警告する。

◇「最悪の中の最善」
 いずれの軍事的選択肢も壊滅的結果を招く可能性が高い中、米国では北朝鮮の核兵器保有を事実上容認すべきだとの意見が勢いを増しつつある。
 グレッグソン氏は「米朝間の過去の外交的解決策や経済制裁はいずれも効果がなく、北朝鮮は核・ミサイル開発を続けてきた。脅威を軽減するには抑止力拡大しかない」と指摘。

 デニス・ブレア元太平洋軍司令官も北朝鮮による核保有を現実として受け入れた上で、「抑止する方針に移行すべきだ」と訴える。
 米国はミサイル防衛システムや駐留米軍の増派を含む「最大限の抑止力を日韓両国に提供すべきだ」とグレッグソン氏は強調する。

 その中には、核兵器配備の可能性も含まれる。同氏は「北朝鮮が核を放棄する可能性が限りなくゼロに近い以上、抑止力強化こそが最悪の選択肢の中の最善策だ」と語っている。
 (ワシントン時事)

補足、感想など

 まぁ、早い話。
 北朝鮮の金委員長が中国あたりに亡命して、替わりに長男の息子を次期委員長とする—あたりを狙っているのだろうな。アメリカは。
 しかし、そんなこと、口だけで話が進む訳はない。

 それこそ、金委員長の頭にピストルを突きつける状況となって、はじめて可能となることであろう。
 だから。
 どうしたら、金委員長の頭にピストルを突きつけられるか—ということだろう。

 慎重に、金委員長の周辺を探り、タイミングを計り、最小の犠牲で済む—そんな作戦を採用しようとしているのだろう。
 実際に行動にでるのは、今秋以降で、実質は来年ではないのかなぁ。

 ついでながら。
 記事にあるように、北朝鮮の核保有を世界が認めるなら、当然、日本も核保有をすることになる。
 いたしかたあるまいな。