2019年1月26日土曜日

なぜ、日本人は漢字を廃止せず、使い続けるのかと中国人


う~んと思う。
 中国人からのこの問いは、「日本民族の・日本人の核心部分」を鋭く突いた問いだと思える。
 日本がアジア(いや、世界で)で最先端の位置を占めることのできる「核心」の部分だからだ。

 日本が最強民族という地位に仮に存しているとすれば、その理由の多くは、日本語であり、その核心部分は、「漢字かな交じり文」だ。
 漢字かな交じり文というツールをつかって、漢字というものが本来的にもつポテンシャルを最大限引き出しえたと思える。

 やや、自画自賛になるのだが、それでも、日本人自身が「日本語こそが世界最強言語」ということを知らない人も多いので、そのあたりの文章をみておこう。

 --ここから--

☆漢字、ひらがな、カタカナ、そしてアルファベットまで使いこなす日本。 それが広大な表現力の基礎になっている。
 マンガ文化がここまで成長したのは「日本語だから」という理由も大きい。
 「好き」「すき」「スキ」これらを言い分けることが可能な日本語。 感情や性別、年齢、キャラで使い分けられる心地良さ。
 文字を作るのって意外と面倒だからね。単純化の度合いが低ければ複雜化して継承が困難になるし、単純化し過ぎるとバリエーションが少なくなり表現に支障をきたす。
 世界の文字の多くはこのどちらかにおいて苦労しているということが伺えると思う
 その点漢字は文字を作るという点においてかなり優れた文字体系だといっていい

2015/03/25()
【日本語の優位性】その1
 日本が世界でも一・ニを争う技術大国になれたのは、 表意文字と表音文字を併用した日本語に寄るトコロが大きいだろう。
 外来語を素早く表音文字のカタカナで取り込み、 意味を把握したら表意文字の漢字で造語を創る。
 初めて見るような単語でも漢字であれば、 単語の意味をイメージし易い。

 技術書はちょっとハードルが高いが 技術系ニュースは誰でも簡単に読み理解する事が出来る。
 また、漢字の特徴の一つとして高い造語能力がある。
 表意文字の漢字同士を組み合わせる事によって 未知の知識、西洋からの概念群(科学・哲学・技術・思想・社会・軍事・経済等すべての分野) に対応する造語を造り出す事ができた。
 もし、これらの造語創出が無かったら、 世界の多くの国が抱えている問題に日本も直面したことだろう。
 それは、世界の多くの国では母国語で大学以上の高等教育を行っていない。
 なぜなら、母国語では、高等教育における科学技術や 専門学等で使われる多量な学術用語が不足している為、 大学レベル以上の科学や技術、専門学等に使われる教科書は 英語やフランス語、ドイツ語等の外国の教科書に頼らざるを得ない。
 (韓国の理系教科の高等教育は英語です)
 海外から入ってくる言葉を片っ端から母国語にして、 そして、全て母国語で思考する。
 コレは、新概念を理解し、創造性の拡張にとって有利です。

【日本語の優位性】その2
 日本語による全脳活動
 「右脳の優れている点」図形などを読み取る能力。 音楽などを聞き取る能力。 全体を見る力。直観力。
 「左脳の優れている点」言語の読み取り能力。 言語の聞き取り能力。 分析力。思考力。
 世界中の人々は、表音文字の読み取りの時、左脳の方がよく働きます。
 日本人も表音文字の平仮名&片仮名の読み取りの時は、左脳の方がよく働きます。
 しかし、表意文字の漢字の読み取りについては、 一字一字の漢字を読み取る時、右脳の方がよく働いているのです。
 漢字は意味を持った図形だからでしょう。
 そして、表音文字の平仮名&片仮名と表意文字の漢字の混ざった文章の読み取りになると 左脳と右脳が共に働く状態になります。
 漢字&片仮名&平仮名の文章を読む行為は、 右脳と左脳を共働させるという効果があるのです。
 右脳と左脳を共働状態に置く事によって、 脳の持つ能力が最大限に発揮出来るのです。
 この全脳活動は、文章を読む時、 新概念のより早い理解や創造性の拡張に役立っているのです。

【日本語の優位性】その3
 19825月、イギリスの科学専門誌「ネイチャー」に 心理学者リチャード・リン博士の論文が発表され、 それは世界中に大きなセンセーションを巻き起しました。
 その論文とはリン博士を中心とする 世界の先進トップ5ヶ国「日・英・米・仏・西独」の学者達が協力して、 それまでにない大規模な知能テストを行い、 それぞれの国の子供達の知能検査を比較したのですが、その結果は、 「日本を除く欧米4か国の子供達の平均IQ100以下だったのに対し、 日本の子供達の平均IQだけが111もあった」という学者達にとって予想外な結果でした。
 平均IQ差に11点以上もの開きがあるというのは大変な事です。
 また、リン博士は「知能指数が130を超える人は、 欧米では2%未満なのに対し、日本では10%にも達する。
 日本の約8(77)の人のIQは、米国人の平均IQより高い」などと指摘しました。
 世界中(特に欧米)がこれを問題にしたのは当然でした。
 中には「テストの実施に何か手落ちがあった為ではないか」という懐疑的な意見もありましたが、 多くの学者はこの事実を素直に認め、 日本の子供達の知能が何故これ程までに高いのか? その原因究明に真剣に取組みました。
 その結果、欧米の学者達の大方の意見は 「漢字の学習がその原因になっているのではないか」というものでした。
 日本人には欧米人には無い 漢字脳という特別な脳領域があるのです。
 この漢字脳の有無が 日本人の平均IQと欧米人の平均IQの 歴然とした優劣差になって現れるのです。

【日本語の優位性】その4
 第二次大戦後、GHQの占領政策の一つに、 漢字、平仮名、片仮名を廃止して、 日本語を全てローマ字表記にしようとする政策がありました。
 この政策は途中で中止になりましたが、 もし、漢字、平仮名、片仮名を取り上げられていたら 今日の様な世界の先頭を走る高度な技術発展はまず望め無かったただろうし、 資源の無い日本は世界有数の最貧国になっていたかもしれません。
 新概念のより早い理解や創造性の拡張には、 母国語で思考する事が大切です。
 もし、日本の大学の物理科学技術等の教科書が 英語や若しくはローマ字表記の日本語で書かれていたら、 この分野で日本からノーベル賞受賞者が出る事は、まず無かっただろう。
 見て意味が解る表意文字。
 読まないと意味が解らない表音文字。
 表意文字は読解力に有利です。
 外国の科学・工学・技術等の語彙を全て表意文字の漢字に魔変換する事で、 表音文字オンリーの国々に対しアドバンテージを持つ。
 日本が世界最先端の技術大国の地位を保つ必要条件だ。
 特に、日本が今現在出遅れているIT産業と金融産業。
 この分野の表音文字を表意文字に魔変換させる造語創出が待望されます。

【日本語の優位性】その5
 グローバル化=英語化≠産業発展?
 フィリピンなどは、長年、公用語に英語を使用しているが、英語が絶滅的な日本と比べるまでもなく、他の東南アジア諸国と比べても産業が発展してるとは言い難い。
 例え日本人が学習によって英語を習得出来たとしても、代々、歴史、伝統、風土、習俗、文化、宗教、日常的に英語を培って来た本家の英米には、英語を使っての産業では永遠に適わないだろう。
 外国語で思考する事で、 日本の科学技術産業の競争力低下は避けられません。日本のフィリピン化です。
 グローバル化=英語化≠産業発展??? 一石二鳥で、英米にとっては望ましい事だろうけど。
 近頃の日本は、外国語を魔変換せず、 そのままのローマ字表記やカタカナ表記で止めてしまう事が多くなって来ています。
 日本が外国語を表意文字の漢字に魔変換せず、 カタカナまでで止めてしまうのは、 他の表音文字オンリーの国々と同列となり、 技術立国の日本の弱体化に繋がるのではないかと危惧しています。
 少なくとも科学技術産業分野での漢字表記の重要性を顧慮すべきです。
 五万語ある漢字による組合せで魔変換出来ない世界の文字言語は無いだろう。
 コレにより科学技術伝承の一方通行が出来る可能性があります。(他国が漢字表記の専門造語を変換出来なくなる可能性)
 この文字言語障壁で、日本の科学・技術の世界流出拡散が抑制されます。

☆ノーベル賞級の頭脳を多く生んできた日本人の優秀さには『 日本語 』の構造も関わっている。
 先輩たちが、平安時代初期の、9世紀頃に生み出した「ひらがな」の出現によって文字は民衆化され、民衆の総能力、総意を集め易い進化する言語となり、会話、文章、小説、議論、情報、科学、学問、理論を展開し『日本語 』は高度技術文明の発展に無限の能力を発揮していく。
 『 日本語 』は実に微妙な表現が可能である。高度な論理の発展性にも優れている。

★日本人が独自に開発したひらがな言語である。
 このひらがなが考えられたのは今から約千二百年前の、平安時代初期の頃のこと。
 しかもひらがなもカタカナも同時期に誕生。
 優れた言語ほどアルファベットの26文字のごとく文字の記憶に負担をかけず、子供たちが成長の早い段階で会話、倫理を発達させ、高度な思考、論理性を養うことが、高度文明社会を形成するために重要になる。
 だから、漢字のみの言語は致命的な欠陥言語だ。
 大量な漢字を覚えさせるだけに子供の成長が費やされ、会話の発達が遅れ高度理論の展開など不可能にしてしまう。無駄に大量な漢字を覚えさせることで脳の記憶領域を費やし、重要な創造的な高度理論を発展する領域の余裕などなくなる。
 この欠陥を見事に解決したのが日本語なのだ。
 日本人の先輩たちが開発した日本語の「ひらがな」は、漢字主言語の致命的な欠陥を解決した
 また英語の『 I love you 』とは、『 [][好き][貴方] 』であり表現として味もそっけもなく、接続詞がないことに気付く。
 実はアルファベットの26文字だけだと表現に制限や問題が生じ、また技術系の専門用語の増大により、文字数がやたらと多くなる欠陥が生じる。
 日本語の文字数はひらがな、カタカナ及び漢字を含めた『2段階文字』は、通常で数百文字で、アルファベットの26文字の25倍前後となる。
 この数百文字が現代の社会で、多くの学界の専門用語の増大に唯一適応できる高度技術系言語と言い得る。


★日本語は理論立てて思考する場合に適した言語でもある。
 日本語を覚えると中国や欧米の屈折型言語を嫌う。
 バイリンガルという23重言語は頭脳領域を無駄に使うことになり、また中国語は大量な漢字だけという脳の記憶領域を使い切る言語であり最悪である
 日本の医学、薬学分野の研究開発にドイツ語や英語などとのバイリンガルを強制したため、医学、薬学分野ではノーベル賞級の研究開発が欧米に引けを取ることとなった。
 ひらがなは、漢字主言語に不可能だった微妙な表現を可能にし、しかも漢字を補助文字とすることで、子供たちが漢字の字数を徐々に覚える成長型言語とし、またひらがなを主文字とし漢字を組み合わせることで、文章そのものに創造性を持たせるという創造的知能言語とした。
 この日本語の優れた特徴は、その後の日本人の頭脳機能を成長させ、来るべき超高度文明社会 に効率よく適応すると分析できる。

 アジア大陸と離れた日本国だからこそ、干渉されず、優秀な日本語、ひらがな言語体系を生むことができた。
 日本人は、原型に拘らない改革、改造、改修をし、微妙な表現も可能とするひらがなを一挙にベース言語としてしまう。
 日本人が優れた文明を吸収し、さらにそれを発展し、次々と先進性を持つ信頼性の高い製造製品を開発可能にしてきたのも、ロボット技術が世界一進んでいるのも、iモードで携帯電話を急速に普及させたのも日本語の威力である。
 日本語は、 [これ][][こう][なって][こう][なれば][こう][なる]と文体が順に並ぶ『 理詰型 』の言語である。
 この理詰型言語は、高度な研究開発の理論発展型の究極的言語として適している。
 逆に欧米や、中国・朝鮮半島で使う言語、例えば英語の『 I have a pen 』は[わたし][持つ][1][ペン] 』となる『 屈折型言語 』であり接続詞があやふやで欠陥がある。
 日本語ならば、これは私は一本のペンを持っているとなるので状況も、より正確で微妙な表現を可能にした繊細表現言語である。

2016/10/10()
 シナにはピンインはあっても国字としての表音文字はなく 必要に応じて当て字を使っているだけ。 こんな国が先進国には、なり得ない。便利な表意文字を 深い考慮もなく捨てて、そのままの朝鮮と同様のメンタリ ティ。
 確かに日本語は取得するのは難しいが、これほど読み易い 言語も地球上にはないだろう。 
 外国のテレビ欄やネット のスレタイ群や地下鉄路線図と比べてみればいい

2016/10/10()
 わいが中国人から聞いた話では、學校に上がってからというもの、漢字を覚えることに 追いまくられて、考えてる暇がないそうな・・独創性がないのもそういうところから きてるんとちゃうかというのが件の中国人の意見やった

2016/10/10()
 何度も既出で悪いが、それが分かっていて表音文字を作ろうとしない 中国人(まさかピンインで代用するんじゃないだろうね?)、逆に 漢字がない不便さ改善しない朝鮮にはノーベル賞は縁が薄いよね。
 朝鮮なんか、発音だけで意味のない文字が一万以上もあるなんて。


2016/11/09()
 日本と中国、朝鮮との大きな差の根本要因の一つは 言語であることに先ず気付け。
 漢字オンリーは小回りが利かず行き届かない。 ハングルオンリーでは機能性文盲を生む。
 書けない漢字は仮名で書き、抽象的な概念は 精々4文字くらいの漢字で表せる日本語最高。

 --ここまで--

 冒頭でふれた。
 仮に、日本民族というものが、世界最強民族であるとしたら、その理由は、日本語(漢字かな交じり文)が世界最強言語であるという意味でもある。

 前置きが長くなった。
 表題の記事を抜粋。

2019-01-25
 海外旅行では現地の言葉ができないと不便を感じることが多々あるが、日本と中国には漢字という共通の文字があるため、中国人にとって日本は親近感を持ちやすく、日本旅行がより便利で快適になっているようだ。
 それにしても、なぜ日本には今でも漢字が残っているのだろうか。
 中国メディアの今日頭条は24日、日本人は革新を好むのに、なぜ漢字を使用し続けているのかと題する記事を掲載した。

 記事は、日本のほかにも、韓国とベトナムもかつて漢字を使用していたと指摘。
 しかし、韓国は漢字の使用により中国の文化の影響を受けすぎたことを反省し、ベトナムはフランスの植民地になったことで漢字が廃止されたと伝えた。
 理由はそれぞれ異なるが、韓国とベトナムではどちらも今では日常生活で漢字は使用されていない。

 その点、日本はこれら2カ国とは大きく異なっている。記事は、明治維新に代表されるように、日本は「革新を好む国」だと分析。
 西洋文化からも、科学技術や教育など先進的なものを積極的に取り入れてきたが、その一方で「中国の伝統文化を固持」し、韓国やベトナムの廃止した漢字を今でも使用している。

 その理由について記事は、日本は漢字を基に平仮名とカタカナを作り、漢字と併用したため、漢字が排除しにくい環境があったと指摘。
 第二次大戦後には日本でも漢字廃止論が出て「最大のピンチ」に陥ったものの、1946年に1850の漢字が掲載された「当用漢字表」が公布されたことで、廃止を免れた経緯があると紹介した。
 日本人は、むしろ変化を好む国民だったからこそ、中国とは形を変えて漢字文化が残ってきたのかもしれない。

 記事は、日本には漢字が残っているばかりか、漢字を用いた新しい単語が次から次へと作られ、中国に「逆輸入」していると伝えた。
 これは、明治時代に西洋の単語を訳して漢字で表現したことを指しているようだ。
 日本には、ただ漢字が残っているだけでなく、毎年、その年を表す漢字を決めたり、漢字検定があったりと、今でも日本人の多くが漢字に愛着を持っている。これは、漢字発祥の中国からするとうれしいことなのかもしれない。

補足、感想など

 日本語こそが、日本人を世界最強民族たらしめているものと思える。

 上でもふれている、日本語の「最強さ」をもう少し見てみよう。

 --ここから--

2010/08/27()
 残念ながらw
 ブログで使われてる言語を見ると日本語が一番多くて、その次英語なのよね
 使ってる人口で言えば英語圏は日本の10倍以上なのに日本語が多い訳で。
 その理由は欧米でブログやるのはインテリだけだが、日本人は一般層の知的レベルが高いから 普通の人でも毎日ブログ更新してるんですよ。
 あと北欧独自の世界に通じる文化って存在しないでしょw
 娯楽産業で言えば実は世界中どこ見ても日本ほど「子供向けの娯楽」が充実してる国は無い訳で。
 子供向けの娯楽が存在しないから世界中の子供たちが日本の漫画やアニメを見て嵌っているんだよ。
 子供がそういうの見て育つと日本的な考え方が容易に浸透していく現実を見ましょうねw


2010/07/21()
日本語、日本言葉、日文を世界的な言語にしよう!
英語もエスペラント語も糞喰らえだ!

2010/07/21()
漢字という文字自体は勿論、支那が起源
日本人が工夫を加えてハイセンスで高度で便利な使用法を編み出した
また、文字に対する真摯な研究心も日本人の方が上なので略字体も日本の方が優れている
日本人は漢字で表現できる表意機能を支那人よりも遥かに上手に使いこなした。余りに便利で適切なので支那が逆輸入するのも当たり前
一番、馬鹿なのが優れた機能を持つ漢字を浅はかな判断で捨ててしまい未熟で欠陥品のハングルなんぞに切り替えた馬韓国、チョンwww

2010/07/21()
単純に、なんで漢字があんなにいっぱいあるかと言うと
何事も一文字で言い表そうという努力の結果なのね。
無論二文字熟語もあるんだけれども、支那さん的にはそれは本来邪道。
日本人は、熟語造語を使いこなすことで無駄に多すぎる漢字をふるいにかけた。
これは遠因として識字率の向上にも繋がったと思う。

2005/04/30()
 アメリカの大学に留学中、日本語の授業に出た事あったが、黒人のおばさん教授が日本語の素晴らしさについて英語で力説してたよ。
 「漢字、ひらがな、カタカナの3種類の文字を使いこなすのは難しそうだが、子供などの入門者はひらがなから導入し、徐々に漢字を覚えて行く。
 漢字しか無い中国語では入門者が文章を書くのは非常に難しいし、漢字の使用を禁止してしまった朝鮮ではイディオムや文脈を掴むのがかえって難しくなってしまった為に優秀な文学作品は廃れてしまった。
 識字率が世界一でなおかつ優秀な文学作品が多数ある日本は漢字、ひらがなカタカナを上手く使い分ける事により入門者から上級者まで幅広く対応しているのである。」と
 いうような事を言っていた。

2010/01/23()
 日本製の近代漢語もその元は漢籍古典や仏教典がベースになっていたりして 源流が朝鮮半島や中国というのも間違いではない。
 但し大変重要な事実は、鎖国から開国に大きく構造改革をおこなおうとした 日本が、当時、有識者が欧米単語を現代のように音節をそのまま外来語輸入するのではなく 漢籍素養を駆使して漢訳を成し遂げて、日本語に定着させ、それが東アジア全体 の共通単語まで発展させたことだ。
 これは日本や東アジア近代化の大きな源泉 になり骨格となってきた。

 そこに漢字が近代思想や技術革新のなかで無限の可能性を与えてくれる証明であるし、将来に十分耐えうる文字であることを如実に物語っている。
 現代日本は一人当たりGDPが先進国19位まで後退したが、漢字漢籍素養 の見直しが経済や文化再興隆の再出発点になるのではないだろうか。

2010/10/17()
 それどころか、かなり高度な分野まで、自国語オンリーで学べるのは英語圏以外では日本だけ
 例えば世界中でオキシジェンと呼ばれるものも、日本語なら「酸素」という訳語が有る。
 「形而上学」とか「経済」なんて言葉も日本製の日本語。
 つうか新しい海外の概念にも、すぐに 日本語訳が付くのが普通。

2010/12/09()
 日本で作られたとされる訳語も、実は三分の一くらいはヨーロッパから来た宣教師が 現地人と一緒に頭をひねって作ったもので、そういう語を載せて香港で出版された辞書を 日本人の外交使節が買って帰って近代化に活用したが、香港ではそれら訳語が忘れ去られていた という説もある。
 どちらにしても日本人は役立つものを見つけて活用するのが上手いのだ。
 あと、漢字の訳語は日本から朝鮮・中国だけでなくベトナムにも相当数伝わった。
 ベトナムの新聞の語彙の半数以上は漢字語で、その大半は日本語と共通。

2011/07/02()
 和語、漢語、ひらがな、カタカナ、Alphabet、 学術記号、アラビア数字など全て呑み込んで
 精読、飛ばし読みが可能な漢字かな混じりの日本語表記は一千年費やした叡智。
 サイエンスやネイチャーを、中学生が購読できる国はそれほど多くはない。
 こんな国は他に無いんだよ。

20110104
 表意文字だけだと、識字率を高めるのが難しく、また他国語の輸入が難しくなる。
 表音文字だけだと、同音異義語の区別が難しく、また文章が冗長になる。
 折衷型の日本語表記は、悪く言えば器用貧乏だが、良く言えば非常に柔軟な万能型。

 --ここまで--