2019年1月27日日曜日

オリンパスicレコーダーを使ってみて


自分のブログで、どこかの提灯記事を書くつもりはさらさらない。
 ただ、最近、チプカシ、チプヒタの類の製品を見ることが多くなったと感じる。

 チプカシとは、カシオの出しているそれこそ、山程もある安価な腕時計のことだ。
 時刻を示すという本来的な精度では、もう差別化できない。
 そこで。
 確かな技術をベースにして、低価格・多品種の時計を作りはじめたのだ。
 数千円の範囲で、それこそ、選択に困るほどの多品種さだ。
 そういえば、ローマ法王様も、チプカシを使っておられたなぁ。
 (チプヒタって、安価な日立製作所製のシェイバーのこと)

 多品種ということではないのだが、「安かろう悪かろう」の中国製品に対抗するごとき、表題のオリンパスのicレコーダーを使ってみて、その音の良さにびっくりした。
 この値段(4千円くらい)で、この音質で、この使い勝手の良さか—といささか、驚かされた。

 アマゾンでの評判をみてみよう。

 --ここから--

・他の方のレビューにもあるように操作性が良く直ぐに録音できる点は良い。
しかしワンタッチ録音以外のスイッチ類が軽いため胸ポケットに入れるといった動作でも設定が変わってしまう事がある。
特に録音モードが頻繁に変わるので軽いボタン操作をもっと固くするかスライドスイッチにするなど改善してほしい。
あと、細かい事だがイヤホンジャックとマイクジャックの違いが判り辛いので表示を白抜きにするなどしてうす暗い所でも一目で判る様にしてもらえると嬉しい。
それ以外は概ね良好で単四乾電池2本でもかなり長時間録音できるしバッテリーが減ったら直ぐに入れ替えられる。
ディスプレイも見易く、以前所有していた旧型のボイストレックのように低温下でディスプレイ表示が見えなくなるような事もない。
また、以前のモデルは再度聞きたい部分を巻き戻そうと思って操作してもそのフォルダの先頭部分に移動してしまうので初めから聞き直さなければならない不便さがあったがこのモデルはワンプッシュで数秒後退するだけなので同じ個所を何度も聞き返すのに適している。


メモ用、会話用のフォルダをボタン1つで変更できるのがとても素晴らしかった。普段はボイスメモ用にしているが、いざ会話録音の際に「フォルダボタン→録音ボタンスライド」とたった2行程で開始できた。もしかしてこの機能は殆ど無いのかな?オリンパスとソニーの説明書をいくつか見たけど…上位機種にもこの機能(手軽さ?)があれば素晴らしいのに。この機能を維持してもっと小型でバリエーションがあって、高性能なのも展開してくれたら良いのに。あと新製品でもこの手軽さを無くさないで欲しい。


電源が入っていなくても一発録音が簡単に確実に出来る。
機械操作が苦手な主人でも簡単に使えるので、すっかり気に入られてしまい、ウォークマン代わりに外出先でも聴いている様です。病院で先生の大事な説明も会話モードで録音しておけば、後々まで繰り返し聞けて便利です。

 --ここまで--

 ちょいと、細かいところまで入りすぎか。
 全体での評価(200人近く)で4.2/5 
 筆者と同じような感想を持つ人が多いようだ。

 なにか、日本という国の「製品の提供の仕方」が、「手頃な価格で、他者より精度の高いもの」を出す—ということに行き着いてしまった感じがする。
 この製品を売ることで儲かるというものではあるまいが、「オリンパス」という会社の「評判」「評価」は確実に上がる。

 おそらく、もっと多くの製品で、「チプカシ」「チプヒタ」という方向へ行ってしまうのだろうな。<世界中の時計をチプカシが席巻してしまう可能性だってありそうだ。こんなものにどこが対抗できるのだ?>