2020年12月15日火曜日

沖縄でエイサーを見ての感想

 ▲沖縄でエイサーを見た。太鼓と踊りと三線を使っての演舞というか、念仏踊りのようなものだ。なにか、不思議なパワーに溢れた伝統玄能だ。ユーチューブで見ていると、南米のブラジルとかアルゼンチンなどでも沖縄からの移住者達によって、なんとか祭りで踊られている。

 「鼓舞(こぶ)」という言葉がある。古代、中国で腰に小さな太鼓をつけて、踊りつつ太鼓を叩き、例えば田植えなどの応援をしたという。<この説明、簡単に書いたけど、遥かな昔、nhkのシルクロードで、「鼓舞」の説明が動画込でなされたものをそのまま覚えていたのだなぁ。今でも、腰に小さな太鼓をつけて列をつくって踊っていた姿が頭の中にでてくる> 沖縄でエイサーを見たとき、感じたのは、この「鼓舞する」というワードだ。太鼓の音が、まるで自分の心臓の鼓動にシンクロしているようなのだ。そういえば、ブラジルでエイサーの紹介をしているブラジルのアナウンサーの言葉にも、太鼓の音が日本人の心臓の鼓動のようだ—とか紹介していたような感じ(いや、本当にそうなのかどうか、自動翻訳だから危ないものだが--)だった。南米に移住した沖縄の人達が、森林を開拓するときには、おそらく、三線とかエイサーのようなもので自分を励まし続けたのだろう。自分の心臓の鼓動にシンクロする太鼓の「音の力」を改めて感じた。