▲冷遇?
そんなことではないのだろうな。
昨年始めからの安倍内閣では、閣僚の失言が殆どなかった。
目立つのは、石原環境相の失言であろう。
この人の成り上がり方ってなんだろう。
親の七光もあって、「リスクの低いまま」成り上がってきた—ということなのだろうな。
なにか、人生の道というものが、向こう側から勝手に開いてくれる—そんな印象をもっているのではあるまいか。
だから、簡単に周囲からの「陽動作戦」に乗ってしまうのだな。
2012年の夏、自民党の総裁選で、安倍復活を防ごうとする朝鮮系洗脳工作員達の「石原本命」などというデマゴーグに簡単にのってしまう。
自分を「本命視」される「不思議さ」を、不思議とも思わない。妙だなとも感じない。いや、当然だと思っていたフシがある。
リスクの低い人生を送ってきた石原さん個人のもつ「弱点」を巧みにつかれた—ということかな。
そして、その「弱点」が、昨年の「失言」に繋がっているのだろう。
石原さん自身は、普通の能力者だ。
ただ、親父さんの名前のおかげで、人生が向こう側から他者より簡単に「開いてくれる」。
それにここまで容易にのっかった人生を送ってきたが故に、この年令になって「弱点」として顕在化した—と解釈すれば当たっているかな。
以下、新聞から抜粋。
第2次安倍改造内閣の閣僚18人のうち初入閣は8人にとどまり、約60人の「待望組」にとっては「狭き門」だった。
民間人の起用はゼロ。
派閥別では、閣僚だけでなく自民党四役にも入らなかった石原派の冷遇ぶりが目立つ。
今回の改造では、麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官ら政権の中枢を担う主要閣僚6人が留任、閣僚経験者4人が入閣した。
「女性が活躍できる社会」実現を掲げる安倍晋三首相は過去最多と並ぶ女性5人を起用し、このうち
3人が初入閣。
自民党議員の圧倒的多数を男性が占めることからみれば、女性の優遇は一目瞭然だ。
派閥別にみると、首相の出身派閥で所属議員が最多の町村派が3人でトップ。
額賀派、岸田派、麻生派、大島派が各2人で続いた。
無派閥は石破茂地方創生担当相ら5人。
ただ、石破氏を支持する議員でつくる「無派閥連絡会」からの起用はなかった。
▲補足、感想など
石原さんが、この先どうなるのかは分からない。
でも。
政府中枢に近づけない—というのは確かだろうな。
少なくとも、安倍政権のこれから5年間は、「放置」されぱなし—ということだろう。