▲まぁ、こんな順番かな。
特に、ポスト安倍を狙う---というところで石破さんが神経質になっているのだな。
昨日かなぁ、維新の会が勝利した後、なにか妙な発言をしていたのは、「ポスト安倍」を見通して、この選挙で橋下さんを潰しておきたかった—ということなのだな。
ところが、大阪維新の会が大勝利となった。
そこで、石破さんの「首相」となれる確率が段々小さくなっているということか。
とまれ、いかにも早過ぎる議論ではある。
このブログで何度もふれた。
かって、安倍さんは橋下さんと話し合いをもった時、二つのことを要望したと推定される。
1.公明党の国会議員数とおなじか、それを越して欲しい。
2.元の維新の会から、朝鮮系の議員達を外してほしい。
で。
維新の会の東京組を分離した---という形式とはなっているが、実質的には松野さんなどの「朝鮮系国会議員」を外したのだろう。
そして、もう一つの課題が、おおさか維新の会の国会議員数を公明党と同じくらいにする—というハードルだ。
そのためには、どうしても、今のタイミングで橋下さんが、国政に出るしかない。
それが、今度の選挙で橋下さんが降りた理由であろう。
また、今、大阪市長となってしまえば、4~5年は抜けられない。
そうなれば、ポスト安倍という目標へのタイミングを逸してしまう---という読みがあったのだろうな。
以下、新聞から抜粋。
任期満了に伴う大阪府知事と大阪市長のダブル選が開票され、知事選は地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)公認で現職の松井一郎氏(51)が再選、市長選は同会公認の新人で前衆院議員の吉村洋文氏(40)が初当選を果たした。
大阪維新は、5月の住民投票で否決された「大阪都構想」に再挑戦する。
☆橋下氏国盗り点火 府知事選&市長選維新ダブル勝利
盟友の松井氏は「ちょっとの間、休憩するだけ」と復帰するとの見通しを示した。
橋下氏と行動をともにし、地方議員から転身した国会議員は「橋下首相を誕生させる」と言い切った。
5年後の衆院過半数を獲得へ。
原点に戻った橋下氏が「ポスト安倍」を狙う。
▲補足、感想など
どう考えても。
バトンタッチは今しかなかった。そして、なんとかうまくいったようだ。
さぁ、ともかくもは、与党の連立の組み換えだ。
安倍さんが言うように、公明党と同じぐらいの議員数でなければ、自民党の中から反発が大きかろう。
来年の参議院選から、大阪維新の会は、現公明党議員数(55名)を越えるためにどっちゃり、候補者を出して来そうだな。
全体で50名を越えるくらいで、安倍さんは公明党を切って、大阪維新の会と連立を組むということを決断することになるのかな。
むむ。
なるほど。橋下さんが国政に出る---というだけで、これだけ、大きく政局が動くことになるのか。
恐るべし、橋下さんというところか。
どうやら、一番の被害を受けるのは石破さんか。
こればっかりはなぁ、能力の違いが歴然としているものなぁ。