2015年11月23日月曜日

失望した—と安倍さん。ジョコ大統領に。

強い口調というか、厳しい言葉だな。
 表題の言いは。

 国家の指導者としてなっていない。国の利益より、大統領個人への賄賂が大事だったのか---と叱責しているのだ。安倍さんの言葉は。

 ジョコ大統領は、無言だったという。

 以下、新聞から抜粋。


 安倍首相は、インドネシアのジョコ大統領とクアラルンプールで会談し、 インドネシアの高速鉄道建設計画受注で日本が中国に敗れたことについて 「実現可能な最良の提案を行ったが、結果には失望した」と。
 ジョコ氏は黙ってうなずいていたという。

 大型インフラ整備について、首相は「信頼関係、手続きや実現の透明性、官民のリスク負担が不可欠だ。協力を進めていくためにも認識を共有したい」と強調。
 ジョコ氏は港湾や発電所整備での協力を求めた。

 中国が人工島造成を進める南シナ海問題をめぐっては、 首相が「緊張を高める一方的な行動は国際社会共通の懸念事項だ」と述べ、連携を求めた。

 ジョコ氏は「経済成長の基盤となるこの地域の平和と安定を希望している。国際法を尊重する立場だ」と。


補足、感想など

 まぁ、インドネシアでこのジョコという人が国家指導者である間は、安倍さんも「聞き置く」だけであろう。
 あっそう---と。

 商売の根底にあるものは、信頼だ。
 中国からの賄賂のために「国家間の信頼を失う」という選択をしたのは、このジョコという大統領自身であろう。

 自分自身の「判断した」結果が、インドネシアという国家にとってどれだけの「マイナス」をもたらすことになるのか--今からじわじわ分かっていくだろう。