2012年8月9日木曜日

衆議院選。9月下旬—10月上旬投票--って。


▲衆議院の解散時期について、谷垣さんと野田さんの間で密約をかわしたというウワサがもっぱらだ。
そりゃ、野田さんも追い詰められているかもしれないが、谷垣さんも追い詰められている。
谷垣さんとしては総裁選の前に実績をつくっておかないと、確実に他の候補へ総裁が回ってしまう。
そこで、9月上旬~中旬には解散しろと野田さんに迫ったはずだと。
なるほど。
そりゃそうだろうなぁ、と思う。
谷垣さんとしては、それを飲まなければ三党合意も破棄すると迫った。“三党合意の破棄”という切り札を出されては、野田さんも妥協せざるを得なかった---かな。
なんせ、推測ばかりだから、どこまで本当やら。
ただ言えることは、谷垣さんは総裁選の前に衆議院を解散させるという以外に自分が続投できる途はないということだ。
以下、新聞から抜粋。

野田首相と自民党の谷垣禎一総裁は8日夜に会談。
衆院解散の時期について、消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」関連法案を成立させたうえで 「近いうちに信を問う」という表現で合意。
だが選挙日程について申し合わせがあったのではないかという「解散密約説」が飛び交っている。
「会期末(9月8日)解散、秋選挙」という情報も流れており、 事実上の選挙モードに突入。
「首相として解散時期を明示することは控えなければならない」こう語った。
これで、法案の10日成立は固まったが、首相発言を鵜呑みにする人間は永田町にはいない。
何しろ、谷垣氏は直前まで増税法案をめぐる3党合意を破棄してでも、内閣不信任案と首相問責決議案を提出する構えを崩さなかった。
党首会談前にも、野田首相と谷垣氏は直接電話で3、4回交渉している。
谷垣氏が「何を言ってるんですか!」と大声を上げ、声を荒らげて電話を切る場面もあったという。
来月の自民党総裁選を見据えて、谷垣氏は「早期解散」を勝ち取らなければ再選はかなり厳しい。
一方、野田首相は3党合意を破棄され、政治生命を懸けるとした増税法案が成立できなくなれば、 決める政治どころか「党を分裂させただけで、何もできなかった首相」として歴史に刻まれる。
サシで行われた32分間の会談で、2人が密約を交わしてもおかしくない。
谷垣氏側近はこう語る。
「6月(増税法案の衆院通過時)はやけ酒を飲んだが、今回は合格点だ。
野田首相は『時期は明示できない』というだけで、『解散しない』とは言わなかっただろう。
増税法案は10日に成立する。『近いうち』というのは、私の感覚では会期末まで。お盆明けに何かがあるはず」
これと符号するのか、自民党地方議員に8日夜、「至急、準備を始めるように」という指令が発せられた。
その際、「会期末解散、9月下旬から10月上旬投票」という日程が伝えられた。
ただ、政界には昔から「解散と公定歩合についてはウソを言ってもいい」という暗黙のルールがある。
野田首相が谷垣氏を協力させ、都合よく、食い逃げするという可能性も捨てきれない。

▲補足、感想など
首相はウソを言ってもいいか。
まぁ、その通りだろうなぁ。
でも、記事を読んでいると、どうやら、野田さんも腹をくくったような感じだな。
興石さんがなにを言おうと、もう、やってしまおうと思っているようだ。
自民党内部では、会期末解散 →9月下旬—10月上旬投票 の日程が飛び交ってるのか。
えっ。9月下旬って。
もう1月程じゃないか。
なるほど、これでは維新など殆ど準備もできず、まともには戦えまい。言わば新興勢力封じにもなる。
また、民主党は惨敗が確定している。
ならば、自民党の一人勝ちという結果が見えるようだな。
そこで、谷垣さんが、首相となるということか。
そう、うまく行けばいいが。