2012年8月6日月曜日

私は世襲が嫌い、禅譲もよくない—と、森さん。


▲森さんが引退する。
様々なコメントとしているのだが、この人、まぁ、まともだなぁ。
先日、県会議員だった息子さんを亡くされ、一層、政治に関する柵(しがらみ)がなくなったせいでもあろう。
もう、直言居士まっしぐらだ。
以下、新聞から抜粋。

 次期衆院選への不出馬を表明した森喜朗元首相は、後援会連合会の役員会で、「矢は弦を離れた。
戻ることは絶対に無い」と 述べた。
 一方で、「政治をやめるわけではなく、代議士を辞める。政治には関わる」と強調。
 森氏は「前回の選挙の前に、辞めようと思っていた。矢先に民主党が女性を立ててきた。女性の前に逃げたと思われても、まずいと思った」と説明。
以来、タイミングを探っていた。
 後継者については、「原則、私は世襲が嫌い。禅譲も良くないと思っている」とし、「若くて意欲的な方にやってほしい。当選した方が断らなければ、私はかばん持ちでも秘書でもしよう」と支援を約束した。
 自民党県連は役員会で今後の対応を協議する。
 森氏は、現在5期目の谷本知事に言及。「6選なんてよくないんじゃないの」と述べた。

▲補足、感想など
石川県知事の6選を阻止したというところかなぁ。
冒頭でふれたように息子さんを亡くされ、世襲もできなくなったということが大きいのだろう。
熱意のある若い人にでてほしいという感覚かな。
こういう引け際をキレイにするというのは難しいなぁ。
男の価値は、出処進退で決まるというところか。
ここまではいいのだが、森さんは、技術系の人間からずいぶん非難されていた。
どうも森さんという人は文系の頭脳で、技術とか科学というものに弱いようだ。
そのために本来、外国へ持ちだしてはならない技術などを、簡単にアメリカあたりに渡したらしい。
もっとアメリカより技術的優位にある筈が、森さんのもつ「ネジの緩さ」で、日本の技術的優位が守れなかったことを激しく攻撃されていた。 
数年後に、そのあたりがもっと明らかになるかもしれない。