2013年3月5日火曜日

安倍首相、訪露を発表。


▲いよいよ、安倍さんがロシアを訪問する。
 なんとか、北方領土の問題も解決に近づいてきたようだ。

 戦後、もう60年をゆうに越えた。
 それにしても--と思う。
 これだけの時間が本当に必要だったのか。

 まぁ、1990年までソ連という硬直した政治体制だったから、どうにもこうにもならなったのだろうなぁ。
 ロシアとなって20年以上が経過し、かつ、プーチンというロシア人としては珍しく信じることができる人間がトップに立ったという幸運の下で始めて可能となったものだろう。

 しかし、ロシア人って鈍重だなぁ。
 なにがこういう体質をつくったのかな。
 寒さか。---あぁ、一つの要因ではありそうだな。

 以下、新聞から抜粋。


 ◆首相が訪露を正式表明、北方領土問題解決に意欲
 安倍首相の施政方針演説など政府4演説に対する代表質問が参院本会議でも始まった。
 安倍首相は「本年のしかるべき時期に日本の首相として10年ぶりにロシアを 公式訪問する予定だ。

 ロシア訪問を日露関係の発展に新たな弾みを与える ものとしたい」と述べ、ロシアを訪れる意向を正式に表明し、北方領土問題の 解決に強い意欲を示した。
 ロシアへの首相公式訪問は2003年の小泉首相以来となる。

 首相は答弁で、「日露関係を全体として発展させていく中、北方四島の帰属の 問題を解決して平和条約を締結すべく、ロシアとの交渉をねばり強く行う」と述べた。

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」については「景気は弱さが残るものの 下げ止まっている。
 最近株価の回復も見られる。
 国民生活に経済成長の 恩恵が幅広く行き渡るようにする」として、雇用創出や所得増などにつなげたい 考えを示した。

▲補足、感想など
 安倍-プーチンという組み合わせの下でしか、この北方領土の問題は解決までいきつくことができまい。

 このブログで森さんらしいかっての日本側交渉担当者の言い方を書いた。
 「ここでウンといってくれ」「見返りは充分するから」--と。
 日本人らしい交渉?の仕方ではある。
 手の内もみせず、条件も示さずに、「結論」だけを急がせる。
 この日本人的非論理性。政治家として「功をあせる気」満々の性急さ。
 ---これがそもそも「交渉」か?

 これでは、いかなロシア人も返答ができまい。
 また、交渉が解決の方向へ進むわけがあるまい。
 こうして、延々と「領土交渉」が長引いてきたのだろうなぁ

 プーチンさんは、少なくとも、こういう交渉?だけはしてくれるな—と言っているのだろう。

 安倍さんもそのあたりは充分に分かっているだろう。
 日本とロシアがウイン-ウイン関係となれるようなそんなメニューを日本側としては提示したい。