2013年3月2日土曜日

北方領土問題は、安倍さんとプーチン大統領の間でしか解決しない。


北方領土問題を解決するのは、安倍-プーチンという関係の時しかない。
 どちらかが替わってしまえば、もう、タイミングを逸してしまう。
 文字通り、運命の女神の後ろ頭は禿げているのだ。

 そのあたりを充分に理解している森さんが、年内には—となにか期限まで示しているようだ。
 年内に決着を見るかどうかは分からないが、数年先ということではないことは確かだ。
 どうやら、一つ峠を越しそうだなぁ。

 以下、新聞から抜粋。

 森喜朗元首相は2日、TBSの番組収録で、ロシアのプーチン大統領との会談で北方領土問題の 「双方受け入れ可能な解決策」の検討を日露両首脳が各外務省に指示するよう求めたことに関し、 「今年中にやりなさいと命じたらどうかと申し上げた」と明らかにした。プーチン氏は「そうだな」と 応じたという。

 2月に森氏を特使としてロシアに派遣した安倍晋三首相は4月末に訪露する予定。
 首脳会談では 具体的な解決策の検討指示で一致する可能性もありそうだ。
 また森氏は北方四島の返還のあり方に関し「半々にしろとかいろいろ意見はあるが、もう少し双方が 満足でき得る使い方(を検討すべき)だ」と語った。

 プーチン氏が日本に協力を求めている極東開発については「素直に(手を貸して)やらなきゃ。 島をどうしよう、平和条約がどうだといって手をこまねいていたら中国と韓国ばかり向こうに行く」と述べ、 積極的な協力が必要だとの考えを示した。


▲補足、感想など

 なんというか。
 ロシア人はどうしても信用できないが、プーチンは信用できる—ということかな。

 冒頭でもふれたが、タイミングとして安倍-プーチンと揃っている今しかないのだ。
 仮に、安倍さんが病気で倒れたり、プーチン大統領が暗殺されたり<可能性は充分にありそうだ>すれば、もう機会を逸してしまう。
 それが分かっているから、森さんも早々の解決を狙っているのだろう。

 森さんがいっているように、シベリアの開発に日本の手を貸してあげればいい。
 トータルで、日本へ北方領土を返したことをロシア人が喜んでくれるようなメニューを日本が提示すればいいことだ。
 <エネルギーを海外に頼るには危険だが、日-ロで平和条約を結び、シベリアあたりから電力を供給してもらう(予備的にだが)ということにすれば、お金をロシア側に恒久的に支払うこともできる。
 そんな開発援助のしかたもあるのではないか。>
 日本には、新しい観光地が生まれるし、充分なメリットがある。
 ロシアと日本の間で、安倍さんとプーチンさんの間でウイン-ウイン関係となれるような—そんなメニューを日本は提示したい。