2014年9月6日土曜日

安倍さんは、中国習近平国家主席と話し合う気などさらさらない。

えっ、話が違うじゃないか—て。
 いや、だから。
 言っていることは、外交辞令だって。

 そもそも、日本の安倍さんは、中国に譲歩する気なんてさらさらない。
 従って、話あう気はない。

 ただ、日本・中国以外から見た時、日本は「話し会おうと努力している」--と見えればいいのだ。
 一番、避けたいのは、日本側が「拒否しているように見える」ことだ。

 中国・習近平さんが、「日本が譲歩しないなら話し合う気はない」--というなら、それで充分ことはたりる。

 核心を言おう。
 日本も、安倍さんも、中国に一歩も例え1ミリも譲歩する気はない。

 以下、新聞から抜粋。

 (青山繁晴)
 したたかな対中韓シフトです。
 親韓派は全部排除しました。
 自民党の中の親韓派は、例えば河✕建夫さんがいて、 韓国との関係は深すぎるけれども、安倍さんと同じく山口県選出で、しかも人柄がいいので、安倍さんは話しやすい相手なのです。
 そこを狙って親韓派が河✕さんを幹事長につけようとしたら、安倍さん側から河✕さんはないと。

 親韓派は今度は額✕さんを幹事長にしようとして、
 そうです。会長です。日韓議連の事務局長が河村さん。
 額✕さんも安倍さんは蹴った。

 一方で親中派は、幹事長の谷垣さん、総務会長の二階さんだけではなく、副総裁の高村さんも日中議連の会長です。
 高村さんは日中議連の会長だから、親中の議員です。

 経済産業大臣 小渕優子さんて、小渕さんは田中派・竹下派です。もちろん親中派です。
 それに復興担当大臣 竹下亘さんは故竹下登元総理の弟さんです。
 竹下総理譲りの中国人脈はすごく深いものがあります。

 だから、内閣の中に2人、党の中に3人、親中派が5人います。
 これは中国に媚びているように見えるでしょ? 

 これが実は違うんです。
 私は安倍総理に親韓派は排除すべきだと申し上げましたが、親中派については良かったかどうかは分かりませんが、 何も言いませんでした。

 というのは11月APECの際に、日中首脳会談をやることは決まりつつあります。
 中国は最後の最後まで条件をつけようとしているわけです。

 1 安倍総理は、任期中に靖国神社に二度と参拝するな。
 2 尖閣諸島に、警察官の常駐など一切せずに、つまり事実上棚上げの状態にしてくれ。

 これを密約しろということをアメリカのオバマ政権を使ってずっと迫ってきているわけです。
 それを安倍さんは、はねつけているわけですが、 これ中国からしたら、親中派が一杯いる自民党内閣に対して、言いにくくなるのです。

 親中派も結びつきの深い派閥との関係もあって、5人もいるとけん制し合うんです。
 中国も手を出しにくくなる。 今回の人事の隠し味です。
 これを安倍さんは一人で考えました。

 河✕建夫氏幹事長有力とか流れましたが、安倍さん一人で決めているから分からなかった。
 菅官房長官も全部分かっていたわけではない。
 
 菅さんに聞いてくれという人はいましたが、 砂糖に群がる蟻のようで菅さんはそういうことを総理に一切つながなかった。菅官房長官はすごい人ですね。
 中国はパイプがいろいろと開けたのは事実です。11月のAPECで、日中首脳会談はやるでしょう。
 むしろこれで固まったと言っていいと思う。

 日韓は急ぐ必要がないように、 安倍さんも腹を固めているから、親韓派の議員を一切入れなかった。
 中国に対しても首脳会談を急ぐ理由はない。

 やる・やらないよりも、やるんだったら何を言うのかが大事


▲補足、感想など

 核心はなにか。

 記事にあるような。

 1 安倍総理は、任期中に靖国神社に二度と参拝するな。
 2 尖閣諸島に、警察官の常駐など一切せずに、つまり事実上棚上げの状態にしてくれ。 

 を飲む気など安倍さんにはさらさらない。

 だから、そもそも中国の習近平国家主席と話し合う気などさらさらないのだ。

 でも、アメリカからみて、世界から見て、日本側が会談を拒否している—と見られたくない。
 で。
 安倍さんは、会談したい—と表明しつづけているのだ。
 まぁ、外交辞令と言っていいだろうな。

 <このあたりだな。日本側から話し合いたい--とかいうと、中国人は、すわ日本側が譲歩するものと思うのだ。この単純な頭というか、外交というものが理解できない民族としての経験の乏しさ--なのだろう。安倍さんの言っていることは、外交辞令であり、その背景のあるのは日本という国の立場を優位にもっていきたいと考えているだけだ>

 そもそも、外交とは。
 テーブルクロスの上では、お互いに笑顔で、友好が大事とかいいつつ、テーブルクロスの下では、「中国の不動産バブルが早く破裂すればいいのに」とか思いながら、相手の足を思い切り蹴っ飛ばしているものだ。

 それが「外交」だ。

 ついでに、戦後レジームが崩壊した結果。
 日本人の朝鮮系の人間への嫌悪・警戒心が高まっていることを受けて。
 朝鮮系洗脳工作員である国会議員—記事にある河✕さんとか額✕さんを「幹事長」などという政府中枢に近づけることを安倍さんも拒否したのだろう。
 それで正しいと筆者は思う。

 最後に決めゼリフを。
 尖閣諸島は、日本の領土だ。
 日本と中国との間に領土問題は存在していない。