2024年1月8日月曜日

弱い日本を悲観する人は世界を知らなすぎる

 


「弱い日本」を悲観する人は世界を知らなすぎる、治安も食事も最高な日本で生きていく“リスク”とは?2024/1/3東洋経済オンライン  日本はGDPで世界4位。それでも未来を悲観視する声は高まる一方だ人口減少数で世界ランキング1位の日本。どれだけ少子化対策を叫んでも、まったく効果がなく、少子高齢化に歯止めがかかりません。日本政府の借金は大変な状況で、子供たち、孫たちの時代を心配する声があちこちから聞こえてきます。円安の影響もありますが、欧米どころか、日本より物価が安いと思っていた東南アジアに行っても、都市部の物価は日本と同じか、場所や店によっては日本よりも高くなっています。「もはや日本は先進国じゃない」と悲観視する人もいます。そして日本には英語を話せない人が多く、内向き傾向も指摘され、世界から置いてきぼりになるのではといった危惧もあります。たとえば電子マネー。海外から戻ってきた人が「日本は相変わらず現金社会。海外ではもうほとんどキャッシュレスだから・・・」なんて言ったりもします。

「とにかく、日本はもうダメ!」の大合唱を聞いているようです。■日本は人類の目的を達成してしまった? でも、私の見方は少し違います。私はバブル崩壊直後に社会人になり、失われた30年を経験しているので「ダメ」という見方もわかります。しかし仕事で日本と海外を行き来してきた感覚で思うのは、日本はダメなのではなく、すでに「発展」というレースを圧倒的1位でゴールテープを切ってしまった国なのではないかと思うのです。ゴールしたからレースには参加していない。他国と比較される土俵には乗っていないから、比較してダメと言うのはやめてほしい。私たちの先祖であるホモ・サピエンスが、東アフリカに誕生してから約20万年。人類の目的は「生存」だったと言って間違いではないでしょう。食料を確保し、猛獣たちから身を守り、自然災害や気候変動などにも対応し、そして伝染病などの病気とも戦ってきた歴史でした。やがて知恵のあった人類は火を起こし、道具を作り、集団で生活し、食糧も自分たちで作るようになり、やがて文明が起こり、徐々にその目的を勝ち取っていきました。それなのに戦争がなくなった時代はありません。危険な国・地域は存在し、これもまた戦争や紛争などの影響が強いですが、食糧供給が混乱し、栄養不良や飢えに苦しんでいる人たちもたくさんいます。■日本はダメどころか最高な国 翻って、日本はどうでしょうか? いつも何かしら犯罪のニュースは流れてくるので100%安全ではないながらも、世界のさまざまな国を見た時、日本ほど治安が良い国はないと言っても過言ではありません。インフラの整い方も世界有数でしょう。また、選ばなければ仕事もあります。食事だって安いものから高いものまで選択肢が多く、世界中のさまざまな料理が食べられる。こうした状況は今に始まったわけではなく、ずいぶん前からありました。世界にはまだまだ生存が厳しい国や地域がある中で、日本はそれを圧倒的1位でかなえてしまった国という見方はできないでしょうか? ダメどころか最高な国です。 別に私は日本礼賛をしたくて、この原稿を書いているわけではありません。そんな最高な国に生きていると「もっと、こうなりたい!」という欲望や必然は少なくなってきますよね? ということが言いたいのです。そうなると発展は止まってしまいます。今、世界の音楽シーンでプレゼンスを発揮しているK-POP。韓国映画や韓国ドラマなども含めた韓流ブームはいまだに続いています。韓国の文化は世界的に多大な影響力を与えています。「それに比べて、日本は・・・・・・」なんて思わないでください。韓流ブームのきっかけの一つは、1997年のアジア通貨危機に端を発するIMF危機です。あの時、韓国では多くの企業が倒産し、国家的な経済危機が起こりました。韓国は国内に市場(マーケット)がなくなってしまった。その時、韓国経済を再建するために立てられた国家戦略の一つの柱が「文化産業・事業の振興」だったのです。マーケットが縮小した自国ではなく、いきなり最初から世界を目指す戦略が、今の世界的なプレゼンスにつながっています。ダメになったからこそ、飛躍したのです。■GDPで世界4位はダメですか? 一方、日本はダメなのでしょうか?  弱いのでしょうか? 先日、名目GDPランキングがドイツに抜かれたというニュースがありましたが、それでもアメリカ、中国、ドイツに次いで、世界の4位です。世界約200カ国の4位って、どう考えてもトップランカーです。4位のどこがダメなのでしょうか? マーケットもあって、治安も良くて、何も文句はありません。でも人類の目的を達成してしまったら、ハングリーになる必要がなくなります。個としては弱くなり、結果的に組織も国もどんどん弱くなってきます。「ダメになったからこそ、すごくなった」の逆で、「ダメじゃないからこそダメになってしまう」の連鎖です。私は法人向けのグローバル人材育成の事業を営んでいますが、企業がマーケットを求めて世界に飛び出したいのに、社員がグローバル事業に手を挙げないという声をよく聞きます。だから企業の海外売上比率は高いのに、グローバル事業を担う社員の比率がかなり低いというのです。その企業にとっては由々しき問題なのですが、社員からしてみたら日本を離れたくないという気持ちもわかります。だって今のところ、海外に出なくても十分生きていけるのですから。私の会社ではグローバルマインドセットを鍛えるために、「アウェイな環境での殻破り」と呼ばれる研修を提供しています。いわゆる越境学習で、コンフォートゾーンを飛び出す体験をさせるのですが、参加前の受講生たちからは「正直、不安しかありません」という声もあがってきます。しかし1週間の研修を終えた後、受講生たちからは「チャレンジは楽しい」「やればできる!」という感想ばかりが聞こえてきます。この10年間でアジアの新興国を舞台に、グローバルマインドセットを鍛える研修を1500人以上に提供してきました。そこで私が実際に見て実感したことは、アウェイな環境でこそ人は成長するということです。■日本に未来はあるのか? 今の日本はいい国、つまり完全なるホームです。しかし少しずつダメになっているとしたら、いずれは「やるしかない!」という必然の場(=アウェイな環境)が訪れることになるでしょう。その時はIMF危機後から飛躍を遂げた韓国が、ロールモデルになるのかもしれません。そういう意味で、私は日本に未来を感じています。ただ、その前に危機が訪れるはずです。それを甘んじて受け入れたくない個人や企業は、チャレンジするしかない。「日本はダメになった」とグチるなら、今からチャレンジすればいいのです。人を行動に駆り立てるものは「必然」か「欲望」です。年齢も性別も関係ありません。必然が起こるまで待つ必要もありません。ガンガン行動に移したいならば、欲望のままに行動に移すべきです。豊田 圭一 :株式会社スパイスアップ・ジャパン代表取締役[東洋経済ONLINE]

<以下、日本人からの反応>

*確かに、バブル経済が崩壊した時と同じような「緊縮」「節約」という風潮が強すぎる気はしている。勿論、税の問題やインフレの問題があるのは厳然たる事実だが・・・必要以上に日本の状況を悲観的に捉えている人や声が多いのでは。なんだかんだで、食の安全性や治安の良さは群を抜いているし、最低賃金クラスとはいえ、都心部では職に困るような事は無い。先日のような災害からの立ち直りの早さも特徴だと思う。日本を過剰に美化するコンテンツは好きではないが・・・その数割程度のポジティブさは必要では。

*海外に武者修行に行った日本人アスリートたちの力強さを見ると、いまの日本人でもこういうことが出来るんだという可能性を感じる。スポーツという枠の中で見れば、日本人は230年前よりもずっと凄くなっていると思う。それは競技成績だけでなく人間としても。競技者として必ずしも世界的大活躍とまではいかなくとも、慣れない環境で戦うマインドセットを身につけて自分の居場所を作り出し、周囲から認められる姿を見ると、これが理想の日本人の姿なんじゃないかという気がする。そこに希望を感じるのは、そうした人間的な変化に1020年といった長い時間がかかる訳では無さそう--ということ。

蛇口を回すだけで衛生的な水が出る、世界中の美味しい食べ物が国内で食べられる、高速のインターネットで世界中の情報にいつでもアクセスできる、ちゃんとした鉄筋コンクリートの建物であれば防音も素晴らしい住環境、仕事は溢れ返り家でゴロゴロしているくらいであれば仕事をしたい。ダラダラしているならば新しい何かのスキルを得たいまさに昔の人々が夢見た理想郷のような国と言えます。ずいぶん昔に思いつくほとんどの叶えたい夢をほとんど実現してしまったのかも知れません。それでも我々は満足できずに宇宙へ真理を求めていく訳です。AIやロボットもこれからどんどん進化していき、まだまだこの世には解き明かしたい謎が沢山眠っていますから面白い日々が送れそうですね。

少子高齢化は平和と安定とセットで付いてくる物だから仕方ない、日本の社会で出生率も高かったらに国内に人が溢れてインフラや食糧や住居の不足で逆に不安定に向かいそう。生き物の常だね。これからはいかに高齢者の遺産や土地を上手く畳むか、荒れ地や廃墟を少なくするかで今後の人達の活き安さが変わってくると思う。

この記事は私が普段思っている内容そのままで共感できた。今の日本は間違いなく世界でも一・二を争う、いや、文化的成熟度も含めたら世界でも頭一つ飛びぬけた最高の国だと思う。かつて黄金の国と呼ばれた日本は今では黄金以上の価値をその内に宿している。故に海外の人も、日本を知る人は日本に魅了されずにはいられないのだろう。ただ平和で満たされているだけでなく食事や娯楽まで充実している。そんな環境を活用できるかできないかは個人次第だが、足ることを知るという意味でも現環境以上を殊更求める必要もないのではないか。当然現状維持するための努力は必要であるが、日本人の気質として放っておいても勝手に自分のビジネス(天職)を突き詰めて究極化しようとしてしまう性を持つから、よい意味で今のままでもよいと思う。日本人を自らの誇りとしつつも奢らず、恵まれた環境に感謝してポジティブに生きていくのが正解だと思う。

*日本ほど自然環境や物質環境に恵まれた国はないと断言しても良いかも知れない。山や海といった自然環境に恵まれて、さらにそれを春夏秋冬の四季の気候があってそれらをバラエティ豊かに彩って、人間生活を豊かにさえしてくれているさらに日本は物質環境にも恵まれ、生活に関わる機械や道具が豊富に揃い、快適な生活インフラが完備され、移動でも鉄道やクルマに気軽に快適に乗れてトイレに至るまで公共施設は充実し、まさに天国そのもので、特に近所にお住まいなら東京~大阪間を在来線で景色に注目して移動してみると良い。同区間なら1日で楽勝で到着でき、シーズン中なら青春18きっぷでの移動も可能で、これだけでも鉄道のコスパの良さがわかる。また憲法上でも職業選択の自由という強制労働によらない自由な労働による生活が許され、またいざ働くのが困難になれば最悪は生活保護もあり、それだけの国で不満をたれている時点でダメだと考える。

*地方から首都圏へ、首都圏から海外へ、活躍の場を広げていけるのは、ほんの一握りの選ばれし勇者だけです。本人の素質と意欲と才能、全面的に応援してくれる親、適切な指導をしてくれる教師や指導者、切磋琢磨できる仲間、憧れの先輩の存在など、条件が揃わないと多くの庶民、凡人は地元に埋もれます。今も昔も、どんな分野でも、あちこちからスカウトされるような逸材は1%以下だし、努力すれば誰もが活躍できるほど世の中は甘くありません。でも、地元で懸命に働いてくれる多数派の人々のおかげで、安心して快適に暮らせているということに感謝しなければならないと思います。少なくとも、日本の水、お米、野菜、果物は世界トップレベルだし、こんな美味しい食材が溢れる日本が、どこの国より豊かなのは間違いありません。

*ゴールしちゃったから競争する必要がなくなったという発想は面白いですね。ゴールしてしまったがゆえに競争力を放棄したあとには、違う次元の社会を目指すという手もあるかと思います。グローバル資本主義とか新自由主義とは全く違った価値観を持つ社会を。IT化が遅れてるのは日本人や日本の文化が、それを本当には必要としていないからかも知れません。経済再成長を目指すよりは食料自給率100%を目指したほうが良いような気がします。過剰な文明を切り捨てて、農耕に戻る。その転回が、やがて行き詰まるであろう世界人類の手本になるかも知れません。そうなると再び日本は最先端の国に返り咲きます。

*昔は今とは違い95%以上の方が結婚する皆婚社会でした。昔から恋愛弱者3割の法則のように恋愛弱者は3割いて、それでも結婚できるお膳立てがありました。しかし2000年頃からそうした仕組みが薄れていきました。未婚率は増加傾向で、出生率低下の最大原因となっています。1組の結婚した夫婦が持つ子供の数は30年間でほぼ変化無しです。しかし30年間の未婚率の増加で出生率が低下しました。政府の少子化対策は子育て支援に偏重してますが、飛行機すら乗れないのに機内サービスばかり拡充してる状態です。少子化解決には根本の結婚したくてもできない人への支援が大切です。2023年度の出生数は72万人との予測で、団塊ジュニアの三分の一と少子化が悪化してます。例年の死亡数は160万人、地方は毎年1%以上の人口減で、国のGDPが下がる一方です。将来ますます人手不足でインフラ社会福祉サービス悪化や大増税なのではと感じます。

*危機が迫れば大きな発展を遂げられるって、確かにそうだけど日本の場合は国全体としては外部環境からもたらされる危機が大規模な悲劇に変わってからやっと変化しようとする悪癖があると思う。明治維新と太平洋戦争で変わったと言うけど、そこまでの外圧がかかる前に自分たちで変革できなかったのかってね。大谷翔平選手みたいな優秀な個人は、自らを鍛えたら最終的な活躍の場をアメリカを中心とする海外に移す。個人の発展という角度で考えれば、ある程度発展した段階で日本の環境はぬるま湯で横並び意識が邪魔して、さらなる個人の発展にとってとてつもなく悲観的な環境に映るんだよね。優秀に成長した人ほど弱い日本を感じて悲観すると思う。

*確かに今現在は治安も食事も世界最高水準だと思う。しかし少子高齢化の現実が次々と露呈されつつあり、今のクオリティーを維持する事が困難になりつつある。海外の人が驚く自動販売機も、飲料水を補充したり、維持管理する人がいるから成り立つ訳で今後少子化で飲料水と言う重い商品を補充する若い人が居なければ忽ち、売切や釣り銭切れの表示が出たままになるだろう。物価や税金が上がる一方、賃金は全く上がらず、一部の大企業が漸く重い腰を上げ始めたが、それでも物価の高騰に追い付かず、中小企業や高齢者の生活は極限まできている。治安の良さが売りだった日本も、生活苦から悪事を働く者が増えれば一気に治安は悪くなる。

*車などの商品を売り込むにしても、デザイン、レイアウト、性能、品質、安全性、機能性の他に何処で生産、使用されていたか等も最近では評価されていて、米国では「JDM」(日本国内専売モデル)の車の輸入が盛んな様です。インフラは更新時期で人手不足を補う為のIOT、ドローン、AIの活用による労働生産性向上での所得向上、人口増加策として国内地方産業整備として地方移住、産業振興も本腰を入れ始めた様でIOT、安全維持なども含めてロボット等への労働移動対策としてベーシックインカム導入、能力が高い人と高給が欲しいか必要な人だけが40時間労働、他はボランティア活動して生活出来る様にした方が満足度が高く、安全維持になると思います。加工型輸出貿易立国を続けるなら、そのまま売り込むのか、現地向け商品を作って輸出、現地生産するかを柔軟に対応、前述の車の様に国内専売が評価される場合はそのまま輸出したらいいと思います。

*最近仕事でサンフランシスコに行った知人から聞いたけど、シリコンバレー界隈はIT企業に勤める富裕層に合わせた地価及び物価になってしまい、そうではない学生や昔からの住民にとっては生きるだけで死活問題だと聞きました。極端すぎる格差から治安の悪化も進んでいるようです。

*ヨーロッパで、トラムの中に現金・カメラ・交換レンズの入ったバッグを忘れたが、3日後に戻ってきた。現金を含め全て戻ってきた。少なくとも、欧米では普通に生活する限り日本とほぼ同じ治安状態だと思う。スーパーマーケットでパンやサンドウィッチを買うと、確かに日本より高いが、重量は日本より大きい。グラム当たりにすると、日本と大きくは変わらないのではないか。言語の壁もあり、欧米からの庶民レベルの情報が直接日本国民に伝わりにくい点に問題がありそうだ。

*この筆者の言うことは基本的に正しい。バブル前に外資系多国籍企業に就職して40年近く勤務した立場からすると日本は本当に良い国。高度経済成長で生まれた大きな格差は幸か不幸か バブル崩壊後の失われた30年ですっかり縮小した。減ったとはいえ 今もいる支援を受けなければならない 弱い人 一人一人を見ればそこには確かに課題はあるだろうが日本は社会主義なのではないかと思うほど富の再分配がうまくいっているので 国と国との大きな 比較の中で 日本は本当に格差が少ない国と言える社会の格差をしきりに言う声は大きいが声をあげない 大多数の人は日本の格差がそれほど大きいとは感じていないのだろうと思う。

*世界的な日本人気。今こそ我々日本人は、日本という国を誇ることができると思います。しかし、少子高齢化や人口減少に伴う困難が、既に日本を直撃し始めているのは確か。日本が誇る治安などが、人手不足から誘致される移民に脅かされないか。世界では、すでに重篤な移民問題が起きていて、日本でもそれが起きるという警告を発するものが多い。斜陽の国であるからこそ、未来に希望の持てぬ若者が増え、どうすればよいのか大人でもわからない。そんな時期に日本は人気が出ていて、素直にそれを喜べないような、今はそんな感じがあるのではないでしょうか。

*現状が疲弊しかけているのに何かにチャレンジするモチベーションがあるかどうか。私の周りの話ですが毎年入ってくる新入社員の子に突出した何かを感じることもないし教育する方はハラスメントリスクを恐れ腰が引けてるし、育される側も少しでも学び取って早く一人前になろうとするマインドが欠落してて人材を育てるのに一昔前の何倍も時間が掛かる。いつまで経っても独り立ち出来ないから人材不足が解消されず永遠のルーキーのフォローと自分のタスクでベテランが疲弊する。私の周りだけの話なら安心出来るが、どこも似たり寄ったりの話ならこの辺の事も生産性を下げてる一因ではあるかと思う。他にも社会保障費、住民、消費税の負担などの閉塞感もあってとても何かにチャレンジするという余裕が無いのが私の実感ですね。

*日本人のメンタルがコンフォートゾーンを抜け出せないのは、英語学習を含めた現行教育による影響が大きい。根本的には教育システムを改革することが一番だと思うが、過去の教育を受けたものが100年続いた常識を疑い現在の時流に適合した的確な改革内容を実施することは決して容易ではない。

*言わんとしていることは解るし共感もする。私見だが日本には職種間の格差があり過ぎるのではないかな。収入的にも社会的地位的にも。職種間の格差が無くなると弊害があるが、あり過ぎるのも弊害がある。職業選択の場面で誰しもが自分に向いている職業を選択できるような収入格差や社会的地位の格差をなくせば日本人の多くはもっと精神的な幸福があると思う。競争社会や資本主義とは一線を引けた社会こそが本当のゴールではないかなと思う。

*「若いのに欲張らないと」と語る方も居るが元来欲には個人差が在って当然の摂理と考えられ、大して欲も無いのに欲張ると必然の需要に答える事が難しい人聞きが悪いが神聖かまってちゃんの如き、人材育成に繋がり兼ねない。環境適応力に任せるので在れば必然を待つのも人生を楽に生きる価値観の創造である。

*私は世界中を旅したが、日本は確かに治安は良いし、清潔だしインフラは整ってる。生活水準も高い。ただ、私が気にしているのはこの水準を維持出来るのかということと、国民があまり幸せそうじゃないということだ。周辺国は猛烈な勢いで経済発展してるし軍事力も強化しておりいつ攻め込んでくるか分からない。国民はヨーロッパの1.52倍の時間を仕事に費やし、家庭は空洞化している。他人の足を引っ張り合い、叩ける相手を探し、言いたいことも言えず、政治は滅茶苦茶で税金は増える一方。ユートピアを目前にしてディストピアに走り始めた感がある。今のままで良いんだと言う意見は尊重するが、目の前の問題から目を逸らし、解決しようとしない姿勢は現実逃避と同じだ。個人的にはまだまだ問題は山積みだと思う。

*この記事の言ってる事はかなり当たってる感じがする。今のデフレ時代に日本人は豊かになったと思う。100円ショップの誕生が日本人の生活を一変させた。金が無くても必要な小物が買える。ユニクロの出現で安心して安めではあるがしっかりした服がそろう。食べるものも昼食にワンコイン定食なんてのが出来た。給料は上がらなくても決して不幸じゃなかった。でもこのまま継続は無理だと思う。日本も世界と同じスピードで経済成長しないと今の生活は守れない。今経済の好循環がやっと出来そうな時です。決して生活が楽にもならないし、仕事も大変になると思う。でも今やるしかない。それが理解できない人やマスコミが多すぎです。現状の不安不満をぶつけるだけじゃ生活はよくならない。その点今政権が行ってる政策は大きな目で見ると意外と理にかなってる。だからある程度の学者は意外と政策は良いだけどと言ってる人が多い。

*英語のヒアリングの確認のために毎日YouTubeの海外生活動画を見るんですが、米国の物価高のもの凄さに絶句しました。ベーグルセットがコーヒーを入れて千九百円プラスチップで二千円、日本ではドトールコーヒーではベーグルとスープのセットが650円ぐらいなのに。卵が一パック600円、ビックマックセットが1680円と洒落にならないレベルです。しかもこの物価高は「アメリカの崩壊」という本によると人災でバイデン政権がコロナ時に運送業者に多額の支援金をばら撒いた為、運送業になかなか人が戻ってこないから品不足で物価高になったそう。地獄海外難民チャンネルの難民さんも同じ事を言ってました。その難民さんが「日本のマスコミが「米国はその分時給が50ドルだから」と言っていますが嘘です。米国で普通に過ごすためには790万円かかります。安易に海外移住はやめましょう」と言っていました。私は米国には住みたくないです。

*別に日本が終わっている訳ではなくて、日本人だけで議論やビジネスをしているのが終わったんだと思います。戦後安い通貨を武器に海外からの製造を一手に引き受けることで成長して、バブルを経験していろんな産業が日本人だけで回るようになったんじゃないでしょうか。広告業界とか。でもそれも長続きする訳ではなくやっぱり外需に頼らんとやっていけんよねというのがこの失われた何十年の結論なんじゃないでしょうか?また安くなった通貨を武器に日本のものを売りやすくなったんですが、いまは製造では無く観光になったんだと思います。海外で半年くらい時給4000円でバイトして、残りは日本で遊んで暮らすというのが今後の勝ちパターンでは無いでしょうか?

*豊かになっても、災害は起きる。日本は本当に地震の多い国だなと思う。せっかく直した家が、又崩れて崩壊したり、街が寸断されたり、津波で家が丸ごと流されたり、犠牲者の方の人数がだんだんと増えて行き、やりきれない。それでも、寄付金応援したし、何か出来る事は無いかと思う。

*日本のGDPは世界で4位は大間違いであり、ドイツに抜かれるのは100%ない。2023年の日本のGDP規模は7兆ドル。平均年収は約570万円と年毎に上昇し、普通に生活になりやすい国でもあり、日本社会は豊富な国であるのは明らか。しかし、日本の現状には少子高齢化などの問題があり、これらを解決するための新たな視点が必要という意見が必要。

*その昔、アジアに旅行に行ったとき、わたしたちの感覚で1000円位の料理が、現地ではホテルマンの月給ぐらいだと聞かされて愕然となった。生きていくために、片言の諸外国語を覚えなければ路上での物売りすら出来ない。日本人の英語力は決して低くないが、話さなくても生きていける社会成熟さがあり、むしろ人材不足で日本語を話す外国人労働力が欠かせない状況となっている。海外のサラリーが高いからと移住して更に高みを目指すのもよし、日本で堅実に暮らすもよし。日本が本当に駄目になるのは、日本語だけでは生活が成り立たなくなってきたときであろうね。

*特にプロ野球、実力が秀でた選手たちはMLBを目指す、大谷のようにプロ入り以前からメジャーリーグ指向を表明する選手もいる、対して一般人は内向き確かに日本は他国に比べて治安がいいし、インフラも整備されていて、食べるに事欠かない(食料自給率は低いが)台風、地震という自然災害が多いというリスクはあるがまあ暮らしやすいという国ではあるのでわざわざ外へ出たがらない。

<以下、日本人からの反応>

7 カルトみたいな懇願だなこりゃ

19 金持ちには最高の国だろう

30 従業員として働いて給料得るには最高にダメな国って結論出てる

35 しかも得するために他者は貶めるとかさすが大陸半島族だなって

36 こんなぬるい国で文句言ってる雑魚ども

41 で日本に対してやってるのは弱者アピールしてのコジキ行為

42 こういう話題のとき全く出ないけど、「文房具」って日本のものが一番だと思う。日本はもっと文房具を推していくべき

45 下を見て安心してるとどんどん落ちてくだけ

54 ネトウヨ「アフリカよりマシ!イヤならニッポンから出ていけ!代わりはいくらでもいる!」

63 結局韓国は日本に助けて貰うしか無くなったよな通貨のスワップとフッ化水素酸の日本からの輸入開始

79 なぜか国内で日本は終わった駄目な国連呼をよく聞くけど、他の国で日本と同等かそれ以上のサービスで治安良くて暮らしやすいって国ない

84 下見て自画自賛するのは1番やっちゃいけない事

86 人は国へ

114 イヤならでてけよ

116 実際、日本ほど明日死なないことに努力がいらない国ってのはそうはないわな

120 人、朝人などの悪な野生物を追い出せば日本は世界一住みやすい国になる

1.カスゴミにすぐに騙されている自覚のある人は、目の前の情報端末で、アフリカの国々の平均年収を調べてみるといい

2. 欧米の実情を知ってる人ほど出羽守にはなり得ない

4. 日本が住むには良い国だなんて文句を言いつつ出て行かないのが証明している。それとは別に問題は問題で指摘、改善の試みは常にするべきで、野党の無能さでソレらが無かったおかげで自民党の腐敗は手に負えないほどだ。臆病な権威主義の日本人には外圧じゃないと改善できない、内部からの自浄作用はほぼ機能しない。指摘は小姑のようにし続けるべき、ただし良い評価も大いにすべき、というだけやろ。

5.豊かさでハングリーじゃなくなってるのは確かだけど、その豊かさを維持する社会システムが高齢者のおかげで失いつつある。その時に若者が再びに豊かにしなきゃと奮い立つわけ無いだろ。普通に穀潰しのジジババ氏ねと矛先向けるわ。そもそも弱者救済とハングリーさや向上心って相反してるんだよ。

6. 自分では何もせず高齢者のタヒをひたすら望むだけの他力本願。そう言う奴は高齢者が全て消えた所で何も変わらないさ。

7.政治家や官僚などの自分達の金儲けの事しか頭にないゴミが衰退させているのは事実。ただネットやマスコミのいう事を真に受けすぎ。

8. 今の欧米を見れば、日本はうまくやってる国だけどな。欧米は異常な物価高で家まで失い、国にはどんどん食えないのでやって来た移民が溢れて治安悪化。アジアだって中華は大変な状況だし

9. 特亜とか外国人が寄生して古事記してくる

53: >>1どっちももう安心出来ない。

311: >>1概ね同意だな。良い事言ってる。俺は日本で生まれたことに感謝して毎日幸せに暮らしてる。 

375: >>1そりゃ 底辺の人は日本の恩恵を受けてないんだから、日本駄目だとか日本はもう終わりって言うよね。当たり前のこと。

405: >>1全く論点が外れてる。いやいや、これからどんどん治安が悪くなっていくのを懸念してるんだよ。移民・難民・不法入国者・不法滞在者が大量に押し寄せるのは目に見えてる。日本緩すぎなんだよ。 

464: >>1中国とロシアと戦って勝った日本が弱いわけないだろ。負けたのは世界で一番強いアメリカにだけだ。 

531: >>1上智程度が偉そう。 

660: >>1の文書理解してないアホが多いね。日本はなんだかんだで暮らしやすいから現状に甘えてしまってる人が多くなった。外に出るのが怖い、臆病者が増えた。だから日本を変えるなら外に出なさいという意味だよね。 

711: >>1この国は歩行者優先という概念がないよね。 

762: >>1> 私の会社ではグローバルマインドセットを鍛えるために、「アウェイな環境での殻破り」と呼ばれる研修を提供しています。社畜養成洗脳研修の宣伝かよ。新人研修でよくあるやつだな。 

5: Z「いやどす」 

6: それを維持できないことが確定してるから悲観してるんだよ。ごまかしてんじゃねーよバーカ。 

10: 何この記事だから我慢しろってか馬加じゃねーのそんな考えだから成長しないんだろ現状で満足するなよ。

12: >>10いやチャレンジしろって記事だろ。 

117: >>10お前みたいな文盲を憂いているんだよ。

11: お前らじゃねえか!いつも悲観レスばかりしやがって。 

26: >>18でも自分の得だけしか求めないで自滅していく中国や韓国の方が滑稽だよ? 

19: 金持ちには最高の国だろう。 

627: >>19逆だ世界の貧乏人から見れば日本の貧乏人は遥かに恵まれてる。仮にお前が中国の貧乏人なら今よりもっと不満だらけで、しかも政府への文句すら言えない。 

23: 「世界がどう」じゃないんだよ?「自分達がどう」かの問題なんだよ?都合の悪けりゃ「他所は他所」更に都合の悪けりゃ「他所よりマシ」毒親か? 毒親の発想か?他所ん家が何食ってるかを気にするより自分らの晩飯気にしろアホ。 

25: 悲観してる人は過去より現状が悪い方に向かってる事を嘆いてんだろ。外国と比べてどうだとか話しても的外れやわ。 

29: まあ生まれ変わっても日本に生まれたいね。なんの意味もなく命奪われる国だってあるし。 

30: 従業員として働いて給料得るには最高にダメな国って結論出てる。 

47: >>30んなことないよ。アメリカや東南アジアに出張してきたチーム員の話だと、アメリカはメシ代は高くて美味しくない、医療費は10倍給料が日本より高くても何の意味もないって現地レポート昨年してくれたし。 

71: >>47そのお手軽な楽しさが非正規雇用の過剰おもてなし低賃金で成り立ってるからね。今それが崩れようとしてる感じがわかるでしょ。 

977: 不足してるバス運転手や保育士より、東大クイズ王やコンサルの方が年収も社会的評価も高い国なんだから仕方ない。

978: チャレンジ誰がするんだよ気い抜けた若い奴しかいねーのに。 

982: ミシュランの星の数が多い都市 実は日本が世界一第1位東京  第2位パリ  第3位京都  第4位大阪  第5位 ニューヨーク  パリは119個、東京は倍近い226個です。 

984: アメリカの格差と貧困が世界的にはかなりマシな方だからね。日本の監視社会と出る杭を潰す慣習は社会保障にもなってる。 

991: 駄目だ終わったと騒いでるのは反日メディアとネット工作だろう。BBCは世界の中で子育てに適した五ヶ国に日本を入れてる。一方、日本のテレビは不安を煽って少子化促進、政治への不信で国力を弱めようとしてる。


10年前くらいの中国をみよう

【国際】 日本経済最強論はイカサマ 「中国崩壊論」は全部ウソ! 人は事実より、信じたいことを信じる弱い生き物 ★:2013/08/02()

★「中国崩壊論」は全部ウソ! 人は事実より、信じたいことを信じる弱い生き物 ムーギー・キム :投資家 ●なぜ中国崩壊論に人気が集まるか~嫉妬と焦り まず中国崩壊論とかに喜んで飛びつくのは、昨今の嫌中感情と経済などで抜き去られてしまったことへの、嫉妬とやっかみが根底にある。「隣の金持ちの田中さん、息子さんが借金抱えて会社不渡りになりそうなんやって。 なんか最近、大きいベンツ乗ってはらへんと思ったら、抵当にとられたらしいわ。オキノドクやね~~~」と、 最近、給料が下がり続けていた太田さんが、飛ぶ鳥を落とす勢いだった田中さんが不調らしい、 という井戸端会議の話題に喜々として飛びつくのと同じ精神構造が垣間見える。 この“中国崩壊論”と表裏一体の人気を成すのが“それでも日本経済最強論”といったイカサマ論の数々である。 こういった煽情的なレポートを、そうとわかってエンターテインメント小説として読むのなら差し障りないが、 本気に参考にしようというならお勧めしない。東洋経済オンラインの読者といった知的水準の高い読者層の 皆様に必要なのは、面白おかしな奇をてらった“意見”ではなく、事実と真実とそれに基づくインプリケーションの提供なのだ。 ●面白おかしな“中国崩壊論”はその大半が的外れ  まず増田氏のコラムにあった、「共産党がわざと無駄遣いして意図的に国民を貧しいままにしている」というのは、 いくらなんでも荒唐無稽で、事実と正反対だ。今の政権の最重要課題として前政権から引き継がれているのが、 改革開放以降の“富める者から富め”から“所得の再配分への転換”であり、それこそが社会の安定の基礎になると 全人代でも議論されている。極めて多くの少数民族を抱え、領土に関しても歴史的いきさつの多い中国では “社会の不安定”に対し極めて敏感であり、貧富の格差の放置が致命傷になると共産党は理解している。そもそも中国でもシンガポールでもそうだが、民主主義とか言論の自由とかは経済が成長し続けているかぎり不満の矛先がそちらに向かわない、ということで政府は中国人の所得向上を進めてきた。 実際に過去30年で最も貧困層が消失したのが中国である事実も、「共産党は大多数の国民をわざと貧しくしている」という指摘と矛盾する。 ●中国共産党がすぐ倒れるわけもない  ちなみに“共産党崩壊論”に関してだが、実際のハナシ、少なくとも漢族の中国人は共産党の 過去20年の経済発展の歩みを高く評価している人が多い。 機能しない民主主義で右往左往してきた日本をはじめとする周辺国をみて、 「アジアに民主主義はなじまない。日本を見ていると共産党1党独裁でよかった、と思うくらいだ」と 私に(冗談も込めてだが)言ってくる中国人は少なくない。シンガポールをはじめ、1党独裁でも うまくいく国はうまくいき、国民の支持が必ずしも低いわけではないのだ。 またシャドーバンキングの問題で中国経済が崩壊というのも非現実的だ。 民間セクターの負債よりもはるかに巨大な国有の銀行が不良債権を大量に抱え続けてきているが、 なぜそれより規模がはるかに小さい民間金融の不良債権で経済が崩壊するのか、 と私の友人である香港勤務の中国人バンカーは語る。 政府は(これで十分とはいわないが)数年前に某地方都市で不良債権問題が明るみになってから、 不良債権の拡大を抑える処置をとってきたという(実際数年前から、不動産高騰を抑えるために 投機筋の資金が流れないようになっており、実際に住まない2棟目のマンションは買えなくなっていたりする)。 また中国は、アメリカやOECDの多くの諸国にとって最大ないし主要な貿易相手国であり、 利害関係が深い中国が百万歩譲って“数年で崩壊”するようなことになるのを、アメリカやヨーロッパは座視しない。別に私がもろ手で共産党政府を支持しているわけでは決してなく、つっこみどころも満載であり、 また、不良債権がいったいいくらあるのかわからないのは怖いが、それでもセカンドティア、 サードティアの都市の開発や農村から都市への人口大移動、投資から消費を中心とした経済構造の転換に加え、 大規模な国営企業の民営化など、豊富な資金力と合わせ、中国には不良債権問題の調整の後も、 引き続き成長のカタリストがたくさんあるのだ。 ●中国にバブルがあるのは事実だが、それに感謝すべき?  私は中国にバブルがないなどとは言っていない。中国にバブル経済があったのは数年前から明らかであり、 特に世界金融危機の2008年の後には巨額の財政拡大のみならず、金融緩和を前年の7倍とかの勢いで進めたのが一因だ。 また外国人投資家も欧米以外に資金を逃避させ、エマージングマーケットで稼ぐとなると中国に資金を殺到させ、 楽観的すぎる経済見通しに基づき資産価格の高騰を招いてきた。 ただ、反面、世界金融危機のショックを吸収するために、中国当局はこのリスクをわかりながらも、 巨大な需要拡大政策で世界経済の大きな下支えをしてくれたことを、われわれは評価しなければならない。 当時、中国はまだ世界3位の経済規模だったが、アメリカや日本、ヨーロッパがこけている中で、 ほぼ孤軍奮闘で世界経済を牽引してくれた。当時の企業レポートを読めば、どこもかしこも 「中国の需要が堅調に推移し……」などの表記が目にできたはずだ。 世界金融危機が続み欧米と日本が不況に沈む中、中国の経済刺激政策が世界経済に果たした役割はたいへん大きく、 今や中国がこければ世界の経済にも大きな影響があり、それは日本も例外ではないのだ。 同じ理由で私は、日本の経済も韓国の経済も中国の経済も欧米の経済も、全部うまくいくことを願っている。統合された世界経済、結局、自分に影響がくるのだから。 いくら巨大化する中国が面白くなくても、中国崩壊論を期待したり、問題だらけの現実に向き合わず “日本経済最強論”などのうえでアグラをかくのはもってのほかであろう。 ●メディアリテラシーの基本  今回、私は尊敬する東洋経済のほかのコラムニストやインタビュワーの方の意見と異なる意見を書くという 禁じ手を繰り出したわけだが、東洋経済コラムニストの集まりで村八分にされたらどうしよう。しかし読者の皆様におかれましては、私を含めてひとりの意見を鵜呑みにせず、 問題を判断する際の視点を拡大し、情報源の信頼性を検討していただきたい。 私は今回、中国の金融業界で働く現役のバンカーや中国の中国語の新聞に載っている ローカルな情報を基に執筆したわけだが、それと正反対のことが書かれている記事を見比べて、 総合的に判断することが、皆様の知的なジャッジメントを助けるであろう。 そして読者の皆様のメディアリテラシーを強化するうえでも、異なる視点や意見を幅広く提供する 東洋経済オンラインのプラットフォームはさすがだな、と最後にヨイショさせていただく次第である。 以上

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