▲石原環境相って、視野の狭い、まぁ、軽率な言い方をする人だなぁ、と思う。
環境相としては、表題の言いって、当然の発言かなぁ。いや、やはりどうもおかしい。
原発というものをどう考えるか—ということに核心があるのかな。
まず、本質論から。
あ、エネルギー問題は、日本全体でまず考えるべきことであるということ。
先の大戦の初期に、日本軍が南方作戦を採用した理由を考えてもみよ。
石油の一滴は、血の一滴—とかいうスローガンがなかったか。
大戦の末期に、松の根っこから油を採集しようとしたことを考えてもみよ。
エネルギーをどう確保するかということは、国家の命運を左右するほどのことなのだ。
い、エネルギー問題は、他国から輸入するということはできない。
それは、国家としても命運を他国に握られるということを意味している。
民主党政権時代に、電力を韓国から輸入しょう—などという「不合理な、売国的な」発言をする議員がいたが、その発想の恐ろしさ・愚かしさを考えてもみよ。
う、原発に代替するだけのエネルギー源は、現在時点で見つかっていない。
それは、候補となる手段は様々ある。風力とか太陽光とか--。
いずれにせよ、今の時点では原発に代替するほどのものではない。
え、現在、原発で稼働しているところはないのだったか。
ならば、要らないのでは—とか言う人がいそうだな。
これは、従来の火力発電、水力発言をフル稼働しているものだ。世界から天然ガスなどを購入して。
ハッキリ言えば、「一時しのぎ」ということ。
このままの形で継続することはできない。
お、上でふれた、原発に代替するエネルギー源を見つけ、実用化するためには、もう20年~30年の歳月が必要だ。
それまでは、原発に依存するしかないのだ。
だからこそ、原発の再稼働が必要となる。
か、上で代替エネルギーを見つけ、実用化する—と書いた。
そうするためには、現在の日常の生活を維持しなければならない—ということに気がついて欲しい。
普通に電気、ガスが利用できて、夕食の支度ができる。会社に行けば、機械が動く、pcも通常に動く—そういう生活をしなければ、「代替エネルギーを見つけ・実用化する」ということも可能とはならないのだ。
ドイツで、一昨年か、福島の事故を受けて、原発の稼働をやめると、上の日常の生活をするため汲々するという事態に落ち至った。
まず、なにをするにも、「日常の生活」を維持した上でのことなのだ。
軽率な判断をしないようにしょう。
以下、新聞から抜粋。
石原伸晃環境相は会見で、日本の新しい温室効果ガス削減目標は、総発電量に占める原発の比率をゼロとする
ことを前提に議論を進めるべきだとの考えを示した。
ただ、原発比率の具体的な数字や、削減目標そのものの数値はまだ閣僚間で確定していないとしている。
原発はCO2を排出しないため、削減目標策定に大きな影響を与える。
現在、民主党時代の「2020年までに温室効果ガス排出量を
1990年比で25%削減する」という目標に代わる新目標を検討しているが、将来が見通せない原発の比率を仮定して議論することに
経済産業省が反対している。
▲補足、感想など
石原さんって、一昨年のドイツの首脳部のような人だな。
この人って、視野が狭いのだろうなぁ。
上でもふれたように、原発に代替するエネルギー源の発見、実用化までにはもう20~30年がどうしても必要だ。
それまでは原発に頼るしかない。<それ以後も、新エネルギー源とより安全な原発とを並行して採用するということになるのかもしれない>
う~ん、と思う。
石原さんって、安倍さん以後の総理候補かと思っていたが。
失礼ながら、実力不足で、首相となるのは無理だろうなぁ。