2014年7月11日金曜日

複合機のトナー不足の赤色灯が消えない場合、その対処法。

いや、別に筆者は複合機取扱い店の関係者ではない。
 そうではなくて、複合機のトナー不足の赤色灯に振り回された話だ。
 解決へのアプローチなどを覚書としたい。

 筆者の使っている複合機で、トナー不足を表示する赤色灯がついたまま消えなくなった。
 う~ん、トナー不足だというなら、トナーを交換すればいいのだろう。
 そう思った。

 で、複合機前面に表示された説明通りに交換する。
 でも、赤色灯が消えないのだ。

 どこにこのトラブルの核心があるのかさっぱり分からない。
 トナー自体に問題があるのかな。

 じゃ、というので、トナーを取り出して振ってみた。
 ちょっと、強くトナーのケースを叩いてみると、中ぶたが外れて、黒いトナーがそこらにばらまかれた。

 やれやれ、雑巾でそこらを拭いてまわる。
 まっくろにはなるし、解決のめども立たない。

 そんなことをしつつ、アチコチ聞いてみると、それはー。
 交換した前のトナーの筒の中ぶたが残っているのでは---と。

 えっ。
 見ると、収納する半筒状のケースの前部のトナーでまっくろになった部分に、古い中蓋がのこっていた-
 なるほど、これか。

 取り除いて、改めてトナーを設置すると、なるほどうまくいった。
 赤色灯も消えた。

 さて。
 この一連のできごとをもう一度整理してみよう。

 まず、複合機のトナー不足の赤色灯が消えない—という不可解な現象が発生した。
 その原因は、上で述べたように、交換する前のトナーの筒の上部にとりつけてあった「中蓋」が外れて、新しいトナーの邪魔をしていたことだった。

 では、不可解な現象の発生からその原因を究明するまでに、部屋の片隅をトナーだらけにしてしまった理由を検証してみよう。

あ、半筒状のトナーの受け皿部分に、中蓋が残っているということに気がつかない--筆者の注意深さが不足していた。

い、トナーの筒の中蓋って、簡単に外れるものだろうか。そこにメーカー側の機能としての工夫の不足があるのではないのか。

う、不可解な現象が発生して、その原因として「トナーの中蓋が外れているのでは」--と想定する情報が皆無であったこと。
 ネットで検索しても、このあたりはなにも出てこなかった。

 これくらいかな。

 つまり。
 不可解な現象の発生 → その現象を引き起こしている原因の究明 までに結構、時間を要して、スンナリ解決できなかったのは

1.筆者の注意力不足 
2.トナーの筒の製作者側のメカニズムの工夫不足 
3.原因を想定するために必要な情報の不足

 ということが背景にあったということだろう。