▲もう年齢が年齢だ。
政界引退を考えた方が--。
ここ数十年という歳月、小沢さんという人を見ている訳だが、結局のところ、この人って、失礼ながら頭が悪いのだろうなぁ。<別の表現をすれば、どうも政治家として持つべき志(こころざし)が低い>
頭の切れがもひとつにも係わらず、お金を集めること、お金をネ✕ババすることに長けている。
そのアンバランスさが、今の小沢さんの状況を作り上げているのだろう。
もう、政権の中枢に近づくこともなかろう。
妻に去られ、ネ✕ババしたお金もおおっぴらには使えまい。
政界の壊し屋—とか、単なる虚名だし--。
壊し屋といえば、橋下さんと対比すれば、この小沢さんという人の個性が浮き彫りとなる。
橋下さんという人は頭がいい。だから、びっくりするような構想をぶちあげて、ここに向けて中央突破しようとする。
お金がある訳ではないが、この構想のぶちあげ → 中央突破 という過程で、共感する人間、協力しようとか支持する人間がでてくるのだ。
対して、小沢さんは頭のキレがも一つだ。
橋下さんのような構想をぶちあげて—ということができない。
だから、根暗ぽく動く—お金はあるから、取り巻きは多いけれと、朝鮮系ということもあって、用心されてしまう。
もう、小沢さんが政権の中枢に近づくなんてありえない。
過去の人というか、政界引退直前の人といえば、当たっているか。
以下、新聞から抜粋。
生活の党の小沢代表が存在感を失いつつある。
野党結集を呼びかけるが、民主党は笛吹けども踊らず。
野党再編に前向きな日本維新の会の若手とも交流を重ねているものの、小沢アレルギーは政界に蔓延している。
「政権交代は夢物語ではなく、お互いが力を合わせれば必ず次の衆院選で政権を担うことができる」
東京で行われた主宰する「小沢一郎政治塾」の夏季集中講義。
小沢氏は約40人の受講生を前に、安倍政権への批判と野党再編の必要性を力説した。
生活の国会議員は衆参合わせても9人。
民主党時代の小沢グループの勢いは見る影もなく、与党に対抗する
には野党再編が不可欠だ。
小沢氏が注目するのが日本維新の会だ。
6、7月に若手議員と懇談を重ね、
「維新が結いの党やみんなの党との合流に向けてうまくやれば間違いなく民主党はついてくる」と。
だが、民主党は冷ややかだ。
平成24年に党を飛び出し、小沢グループへの不信感は消えていない。
海江田代表と小沢氏の党首会談も実現していない。
維新も生活との合流には懐疑的だ。
若手は「民主党の内情を小沢氏から聞くことは有意義だ」と話す一方で、
維新幹部は「“政界の壊し屋”への不信は強い。合流はない」と断言する。
小沢氏復権の道のりは険しい。
▲補足、感想など
合流はない---か。
そのとおりだろうな。
かって、30代の終わり頃かなぁ。自民党の幹事長をやっていて、首相にと推されたが、これを断ったという。
運命の女神の前髪を敢えてつかまなかった政治家だ。
まだまだ、チャンスがくる—と考えていたのだろう。
後、数十年もあるじゃないか。
ただ。
首相になる---というチャンスは、ための条件が揃う確率が極めて低い---。
こうして、あえてつかまなかった獲物は大きかったということか。
まぁ、小沢さんがあの時点で首相となって、うまく動けたかどうかは定かではない。
一年くらいで、やめることになる可能性も高かろう。
政界引退も近い時、この30年前の自分の「決断」というものをどう考えるのだろう。