▲ふ~ん。
いっているのは韓国の新聞記者だ。
それなら、と思う。
韓国は、李氏朝鮮の時代へ戻っていく直前のように感ずるが---。
大戦って、二次大戦のことか。
1930年代を想定しているということか。
明治維新から、やっと60年が経過したところだ。
なるほど、敗戦から約70年が現在だ。
1930年代は、上で書いたように、明治維新から約60年が経過したところ。
大きな変革期を経て、約60年という時間をかけて日本及び日本人がどう対応したか—そのあたりを問われているということか。
較べてみると、大きな違いは「国の富の違い、蓄積の違い」だな。
日本は明治維新の段階で、英国の産業革命に約100年遅れていた。<自動機械化に遅れたという意味>
日本の江戸時代というものは、農業が主であり、国としての富の蓄積がなされていない。
極東の農業国としてリセットし、やっと60年を経過したところでは欧米列強との技術および富の蓄積の差が大きかった。
この差が、日本の敗戦というものにつながっている。
1940年代半ばの敗戦はどうだろうか。
1940年代半ばは、技術革新が可能となる「技術力」をもてるギリギリのタイミングだったのだ—という日本の技術者の話を聞いたことがある。
そして、この「タイミングに間に合ったか否かの差」が、日本に例えば中国・韓国などが追いつけない大きな理由なのだ—とか。
以下、新聞から抜粋。
東京特派員として、日本の安倍首相に驚かされる。
まず、ゴルフだ。
昨年の1月3日、ゴルフをする安倍首相の姿をニュースで見た。
「良いストレス解消になった。これですがすがしく頑張っていける」。
公職者のゴルフが罪のように考えられている韓国と比べ、安倍首相の姿が
非常に新鮮だった。
安倍首相は休暇の度にゴルフを楽しんだ。
多くの日本人は「首相が
休暇にゴルフする程度は問題ない」と話した。
2つ目は経済だ。
昨年末、首席エコノミストにインタビューした。
彼は、
「安倍首相は戦う保守政治家として知られている。彼が経済に集中して成果を出すとは
全く想像できなかった」と話した。
3つ目は情熱だ。
安倍首相が小走りする姿がテレビに映る。
分単位のスケジュールのため走るのだ。
安倍首相の走
る姿もまた新鮮に映った。
安倍首相は夕食を2回する時も多い。
多くの人に会わなければ
ならないため、その度に食事をするのだ。
記者会見でも情熱が伺える。
集団的自衛権について説明した時、紛争国から逃れようとする母子の絵が描かれたパネルを設置した。
4つ目は「ロングラン」だ。
安倍首相は忘れられた政治家だった。
しかし、李前大統領の独島訪問、中国との尖閣諸島問題が起き、強硬タカ派の安倍議員が急浮上した。そして12月に首
相になった。
彼は、2007年9月に健康上の理由で首相を辞職した。
今回も短命だろうと思われた。
予想は外れた。
現在、日本の政界は自民党1強体制を維持している。
2016年の夏の参議院選挙まで自民党の党首で
ある安倍首相のロングランが確実視される。
しかし、彼のロングランに変数が現れた。
昨年末、特定秘密保護法を
力で通過させたため、安倍内閣の支持率が急降下した。
安倍首相は、「国民にもう少し丁重に説明すべきだった」と謝罪した。
集団的自衛権も「行使容認」という結論と
「定期国会会期内」という期間を決めておいて連立与党に圧力をかけた。
再び支持率が下がり始
めた。
最近日本では、「第2次世界大戦の直前と状況が似ている」という声が聞こえる。
それだけ一般国民は不安に思っている。
「危機に対処する」という大義名分のために法治の基盤も揺れている。
「中国の脅威」、「強い日本」といった名目の下、憲法が無視され、安倍首相の命令だけが存在す
るようだ。
▲補足、感想など
えっとなにが言いたいんだ。
現在が記事にある「先の大戦前に似ている」—といいたい訳か。
なにを狙っての言い方なのかなぁ。
特定秘密保護法なんて、当たり前ではないか—と思う。
ついこの前の民主党政権時代は、菅さんという首相自らが、韓国のスパイだったのだぞ。
国のトップから情報が韓国へ駄々漏れ—なんて、もう、呆れてものが言えまい。
こういうことに規制をかけて当然ではないか。
集団的自衛権でもそうだ。
守るのはあなたに守ってもらうが、あなたが攻められてもわたしゃ知らないよ—って言えるか。
余りにご都合主義ではないか。
平和、平和と叫んでいただけでは、平和も安全も守ることはできないのだ。
普通の感覚で考えてみよ。
こう考えてみると、この韓国の記事の狙いは2つくらいかな。
あ、安倍さんへの不満を焚きつける
い、日本に自ら手足を縛った状態のままにしておきたい。その方が、やれ慰安婦のやれ歴史認識の—と攻撃しやすい。反撃してこない相手を、殴る・攻撃する方が簡単だから。
それにしても。
先の大戦前に似ているか---。
どこが---てことだな。
冒頭でふれた。
確かに、国の大きな変換点から、約60年という時間が経過したことは確かだが、現実にあるのは、国の富の蓄積の違いが大きいのだな。
単純に比較はできないが、gnp
の数値など比較してみるとどうだろう。
現在時点で、日本のgnp
は約500兆円だが、1930年代なら約200億円くらいだろう。
ドル換算で、アメリカと日本の1940年時点での比較をしてみよう。
日本 約2000億ドル、 アメリカ 9030億ドル 約4.5倍の開きだ。
因みに、現在でのアメリカのgnp
は1750兆円(1ドル=100円)で、約3.5倍の開きだ。
やっぱり、アメリカは大きいな。ちょいと敵に回すには大き過ぎる。