▲イスラム教徒が女性が教育を受けることに反対する様子をみてもそう思う。
文明化することが善なのか? 女性が教育を受けることが善なのか?
今のアフリカ諸国へのoda
などが、それを受けた諸国にとって、なにほどの役に立っていないことをどう思うのか。
当然、民族としての能力がどうとか、環境がどうとか—あるのだろう。
でも、核心は、「水を飲みたくない馬は、水場につれていっても飲みはしない」--ということだ。
「文明化」とか「教育を受ける」とか—そういう「水」があったとしても、その水を飲みたくない限り、水場を与えても「無駄、無意味」ということではないのか。
米軍がいよいよ、アフガニスタンから撤退し始めた。
アフガニスタン人という民族も上でふれたような「水を飲みたくない」人々なのだろう。
「文明化」も「教育を受ける」という「水」に価値を見出さない人々だ—ということだ。
<ついでながら、こういう場所で生命を失う--米軍の兵士達が可哀そうだ。太平洋戦争なら、自国を守るという大義がある。それに比して、自国を守るという意味もない、文明化することに賛成か反対か--などという不毛の争いの中で死んていくのか--->
<ついでながら、こういう場所で生命を失う--米軍の兵士達が可哀そうだ。太平洋戦争なら、自国を守るという大義がある。それに比して、自国を守るという意味もない、文明化することに賛成か反対か--などという不毛の争いの中で死んていくのか--->
結局のところ、「民族自決」ということだ。
その民族が自分で自国の生き方—を決めるしかない。
日本もアメリカも、できるだけ関与すまい。
文明化とか教育を受ける—ということに、国民の大多数が価値を見出すまで、じっと見ている以外に方法はないのだ。
民族毎に、発展・発達のスピードが違うということなのだ。
それは「民族としての個性」だ。
以下、新聞から抜粋。
米国史上最長の戦争となったアフガニスタンでの戦闘任務が、年内に完了。
イラク、アフガンという「戦争」の終結を掲げてきたオバマ大統領には大きな節目だが、イスラム原理主義勢力タリバンは撤退後を見据えて攻勢を強めている。
イラクでは撤退後にイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が台頭し、米軍は新たな空爆開始を余儀なくされた。
アフガンが「第2のイラク」となる可能性も指摘される。
オバマ大統領は国民向け演説で「13年以上にわたった戦闘任務は2週間以内に完了する。戦争は責任ある終結を迎えることになる」と宣言。
2009年に自ら約3万3千人の増派を決断し、最大10万人を投入した「オバマの戦争」が最終局面にある。
2001年9月11日のテロを受け、ブッシュ政権下の米国などは10月からアフガンで国際テロ組織アルカーイダやタリバンとの戦いを始めた。
オバマ大統領は14年末までに戦闘部隊を撤退させると明言。
今年5月には(1)戦闘任務を年末までに完了し、駐留米軍を9800人に縮小(2)15年末までに約5千人に半減(3)16年末までに首都カブールの大使館を警護する一部要員を除いて全面撤退-との行程表を発表した。
米政府高官は、アフガン政府と締結した安全保障協定をもとに米軍が来年以降も治安部隊の訓練や助言に当たることを挙げ、地位協定が結べずに11年末に完全撤退したイラクとは状況が異なると強調している。
ただ、タリバンの活動が活発化したことで、早くも計画の見直しを余儀なくされた。
ヘーゲル国防長官はアフガンで、行程表とは異なり、「最大1万800人が来年初頭の数カ月間とどまる」と発表した。
安保協定や北大西洋条約機構(NATO)軍が駐留するための地位協定の締結が遅れたためとしているが、治安状況の悪化が原因なのは明らかだ。
パキスタン北西部ペシャワルでも、イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が軍系学校を襲撃し、生徒ら約150人が死亡した。
両国の治安悪化で米国は戦略見直しを迫られる可能性がある。
シンクタンク、ブルッキングス研究所のブルース・ライデル上級研究員は、米国がアフガンで「イラクの災難を繰り返すことになるとみられている」と指摘。
アフガンでは米国の対テロ能力が必要で、オバマ大統領に「行程表を再考し、現場の状況で政策や駐留規模を決める」よう求めている。
▲補足、感想など
ソ連のアフガニスタン侵攻は、10年で撤退、米軍は13年で撤退か。
このオバマさんの判断は正しいと思う。<ついでながら、アメリカの景気も回復基調だし、アフガンからの撤退も正しい判断だし、なせ、オバマさんってあんなに暗い顔をしているのだ? もっと自信をもてよ>
冒頭でふれた。
結局、民族自決なのだ。
アフガニスタンという国も、日本の幕末のような状況なのだ。
価値観の違う勢力が、二手に分かれて抗争しているのだ。<日本の明治維新をみて分かるように、血で血を洗うような抗争を経なければ、新しい自国の方針が確固たるものにはならない。アフガニスタンでも西郷さんに言わせれば、戦争が足らない--ということではないのかな>
他国が干渉できる訳がないではないか。
アフガニスタン人は、日本とかアメリカに問うているのだ。
「文明化することが・教育を受けることが、果たして、善なのか」--と。
こういう根源的な問いに、日本が、アメリカが簡単に答えることができる訳がない。
なんどでも繰り返していいたい。
水を飲みたくない馬を水場につれていっても飲みはしない。喉が乾いて、水を飲みたくなるまで、放置しておくしかないのだ。
韓国とか北朝鮮を見ていても、分かるではないか。
日本は、こういう国には必要最小限しか関わるまい。
Oda
なんて、時の権力者の懐を温めるだけだ。