▲表題は、何か異様に聞こえるかなぁ。
安倍さんは、日米関係について一言も言ってはいない。
どこに核心があるのか—と言えば。
日本の国民が、戦後レジームの崩壊に伴い、変化してきた—ということ。
この変化は非可逆的なもので、もう誰にも押しとどめることができない。
安倍さんもふれない、マスコミもふれはしない—それでも、アメリカが敏感に察知して、このあたりに言及している。
以下、新聞から抜粋。
衆議院の投開票日が迫っている。
メディアの予想は、自民党の圧勝だ。
自民党が勝利した後、
日本の社会に起こるのはどのような変化なのか。
海外各紙は、右派勢力の躍進に注目し予想と警告を報じている。
◆憲法改正
安倍首相が、経済を選挙の主要な争点に置いた一方で、再び改憲論を持ち出した、と報じているのはAPだ。
自民党の勝利により安倍首相が今後4年間首相に居座ることになるだろう。
そうなれば、課題が達成されることに、右翼主義者たちは期待している、と。
『日本文化チャンネル桜』の水島社長は、
「日本は、アメリカ製の憲法に固執してきた。戦後の体制を変革するためにも憲法を改正する必要がある。今回の選挙は良い機会だ」と述べた。
米シンクタンクj氏は、安倍首相が勝利を収めれば、さらに国家主義的目標に突き進むのではと不安視。
「もし、安倍首相の勝ちがあまりに大きいと、却って首相は方向を見失ってしまうだろう。改憲や歴史観の軌道修正などを追い求めるあまりにだ」(AP)
▲補足、感想など
外国の新聞の論調をみると、どうも違和感があるなぁ。
エリート達が、アホな国民をリードするという風に捉えるのだな。
でも。
日本は違う。
日本という国は、エリートと非エリートの差が極端に小さいのだ。
日本はその他大勢主義であり、その他大勢の意見が通る国だ。
ましてや。
今回は、戦後レジームの崩壊に伴い、日本人がアメリカの影響下にある朝鮮系洗脳工作員達を国会から排除・放逐するために行った選挙だ。
安倍さんの勝利は、国会から朝鮮系の工作員を追い出すことであり、同時にアメリカの影響を排除するということでもある。
これが、今度の衆議院選の「核心部分」だ。
国会内の朝鮮系国会議員の排除=アメリカの影響の排除 とは書いた。
でも、そのことは、アメリカそのものを嫌悪している—ということではない。
世界を俯瞰した目をもち、日本なりの独自の視点と独自の行動を取りますよ—という意味だ。
結果として、憲法改正ということに結びつくかもしれない。
でも。
それは安倍さんがそう考えてということではない。
日本にいる「その他大勢」がそう考えた—ということなのだ。
欧米の「エリート主義」と、日本の「その他大勢主義」を同一の視点でみると、アメリカは必ず失敗する。
アメリカは、日本にいる「その他大勢」を甘くみるな。
日本人の「その他大勢」を、モーゼに導かれた「アホな羊の群れ」だとか考えていると、判断を誤る。
そのあたりに関係するのかな。
アメリカが日本への原爆投下を肯定しはじめた。
--ここから--
アメリカ議会は、第2次世界大戦中、原爆の開発を進め、日本への投下につながった
「マンハッタン計画」の関連施設を国立歴史公園に指定する法案を可決。
アメリカ議会上院は、2015会計年度の国防予算の大枠を定める国防権限法案を賛成多数で可決した。
この法案に、広島や長崎への投下につながった
「マンハッタン計画」の関連施設を国立歴史公園に指定することが盛り込まれています。
関連施設は西部ニューメキシコ州やテネシー州にあり、
ウランの濃縮やプルトニウムの製造が行われた。
法案は近くオバマ大統領の署名を経て成立、
その後1年以内に国立歴史公園に指定される。
目的について、法案では、
『マンハッタン計画』に対する一般の理解を促進するため」。
対し、長崎市の市長などは「原爆投下を正当化し、
核兵器開発の推進につながるのではないかと危惧している」として懸念を示し、
日米の間で議論となることも予想されます。
--ここまで--
まぁ、日本の戦後レジームの崩壊に対応して、先にマンハッタン計画を記念碑的存在にしてしまおう—という思いがアメリカにあるのかもしれない。
でも、安倍さんが公式な形で、長崎・広島への原爆投下でアメリカを非難するかな。
そんなことはしないだろうな。
だって。
太平洋戦争というのは、日米が全力で争ったものだ。
日本も原爆の研究をしていた。
日本が仮に先に作っていたら、必ず、潜水艦にでものせて特攻隊を作って、ロサンゼルスとかワシントンを攻撃していたさ。
戦争とはそんなものであろう。
なにか、日本の戦後レジームの崩壊=日本の国粋主義の登場 てな感じで、アメリカはとらえているのかもしれないな。
安倍さんも、日本の「その他大勢」も、そんなアホではない。
日本という「虎」が、千里の荒野に放たれた—ということが、日本の国粋主義の登場とはならない。
日本人の叡智というものを信じてもらいたいものだ。