2017年3月1日水曜日

原発は将来へ向かって残すべきエネルギー発生源だ

今の時点で、原発に代替するエネルギー源は存在しない。
 このことを直視して頂きたい。

 もう、数十年は原発を主流としたエネルギー政策を採用せざるを得ないのだ。
 毎日、通常の生活を維持しつつ、新エネルギー源をさがすという方法しかない。
 毎日、食事の準備ができて、会社の行けば、pc、モーターが動くという生活を維持しなければならない。 
 そのためには、ある絶対量のエネルギーが必要だ。
 そのことも直視して欲しい。

 以下、新聞から抜粋。

 福島第一原発をはじめとする廃炉や使用済み燃料再利用など原発の後始末にかかる費用は、 本紙が政府推計や予算資料を集計したところ、総額で最低40兆円、国民1人当たりで32万円に上る。
 原発は税金を投入し、電力会社間の競争も長年制限して保護してきた国策産業。
 だが、いまやこの形が「あだ」となり、事業が難航。税金や電気代上乗せで国民負担が重くなる負の循環に入ろうとしている。 

 ここ数年の原発関連の費用の膨張は福島事故の被害が深刻で、廃炉費や被災者への損害賠償などが拡大していることが要因だ。
 しかしそれ以外の原発関連事業も軒並み難航している。
 政府は使用済み燃料は埋めるのではなく再利用する政策を取るが、 青森県六ケ所村の再処理工場はトラブル続きで十兆円をかけても軌道に乗っていない。

 再処理の結果、出てくる「高レベル放射性廃棄物」の最終処分場も候補地はみつからず 、立地のコストは政府が見込む三・七兆円を超える可能性がある。
 世界的に安全基準が厳しくなる中、 東芝の苦境に象徴されるように原発建設費や運営費も上昇している。
 これらのコストは電気代などで最終的にほとんどが国民負担になる。
 少子高齢化で国民の負担力が低下する中 、政府の言い分を信じてさらに原発を推進し続けるのか。
 国のエネルギー政策は重要な岐路に立っている。

補足、感想など

 冒頭でふれた。
 原発に代替するエネルギー発生源は、まだ見つかっていない。
 もう、数十年は、原発を主としたエネルギー政策を採用するしかないのだ。
 そのことを直視して欲しい。

 確かに、費用もかかるし、先か必ずしも明るくないかもしれない。
 しかし、今の時点で人類として、エネルギー源に多くの選択肢がある訳ではない。
 いかに苦しくとも、ここ数十年は、原発を中心としたエネルギー政策を採用し、原発に代替可能なエネルギー源を探し続けるしかない。

 そのことを直視して頂きたい。

 ※追記
 徳川家康の人生訓を転記したい。
--ここから--

 人の一生は重荷を負うて、遠き道を行くがごとし
 急ぐべからず
 不自由を、常と思えば不足なし

 心に望みおこらば、困窮したる時を思い出すべし
 堪忍は、無事のいしずえ
 怒りは、敵と思え

 勝つことばかりを知って、負くることを知らざれば、
 害、其の身に到る

 己を責めて、人を責めるな
 及ばざるは、過ぎたるに優れり

 慶長八年正月十五日

--ここまで--
 日本人は、原発事故の処理という「重荷」を背負いながら、頑張るしかないのだ。
 それでも、上でふれた。
 今のところ、原発に代替するエネルギー源は存在しない。
 原発を中心としたエネルギー政策をもう、数十年継続するしか道はないことを直視して頂きたい。