2017年3月20日月曜日

現代の独身女性の結婚相手に求める条件

いや、柄に合わないテーマだということは分かっている。
 ただ。
 記事を読んでいて、なにか「常識」のところに落ち着いたという気がした。

 話はまったく異なるが、最近の新築の住宅を見ていて、「かって、誰もが色んな住宅を建築していたが、その混乱(=様々な試み)が落ち着いてきた」という感じを受ける。

 まったく異なる事柄なのだが、日本人の成熟化というものに収斂されるのかもしれないな。

 以下、新聞から抜粋。

 今回は、婚活支援サービスを展開するパートナーエージェントが、2534歳の独身女性1,897人を対象に実施した「“結婚相手に求める条件”に関するアンケート調査」の結果と、既婚女性が語る結婚の決め手をご紹介。
 上述の調査では、全回答者に結婚意欲を聞いて「結婚したい」と回答した1,154人に「あなたが結婚相手に求めることは何ですか」と質問。

<あなたが結婚相手に求めることランキング>

 1位・・・優しい(74.3%)
 2位・・・暴力をしない(72.3%)
 3位・・・価値観が合う(71.1%)
 4位・・・借金をしない(68.1%)
 5位・・・浮気をしない(64.7%)

 1位は異性に求める条件の定番とも言える「優しい」。
 自分にだけ優しくしてほしいのか、それとも根が優しく皆に対して博愛的な人がいいのか、気になるところですね。

 注目すべきは、2位「暴力をしない」、4位「借金をしない」、5位「浮気をしない」と3つの「○○しない」条件が、「安定した職業」(57.4%)や「健康」(50.0%)など生活していく上での基本とも言える条件より上位にランクインしたこと。

 ちなみに6位は「清潔感がある」(63.7%)、7位は「気遣いができる」(63.2%)、8位は「金銭感覚が合う」(62.7%)でした。

 さて、調査結果からは現代女性たちの結婚相手に望む条件として、「多くを望まない。○○をしない人ならいい」という謙虚な思考が浮かび上がりました。
 しかし果たして、「この人は“○○しない”から結婚したい」ということになるのでしょうか。
 結婚を決めるには、“○○しない”を上回る決め手になることがあるはず。

 そこで、既婚女性2人に何が結婚の決め手となったのか尋ねてみました。
1)タイミング
 結婚18年目を迎えたMさん夫妻。 大きなトラブルもなく平穏な結婚生活を過ごしてきました。
 Mさんにとって結婚の決め手となったのは、“タイミング”だそうです。

 「自分が結婚したいと思ったとき、そばにいたのが彼。その後とんとん拍子に話が進んで結婚に至ったのですが、やっぱりタイミングのよさで運命を感じたと言えるでしょうね」とのこと。

2)誠意
 1回目の結婚は夫の浮気で破局した、というKさん。
 「前夫の浮気で傷ついたので、もう結婚はしないだろうと思っていました」。
 現在の夫とは長年同棲して籍を入れていなかったそうですが、10年間パートナーとして暮らし、「けじめをつけるために籍を入れよう」と彼から正式なプロポーズが。

 Kさんは、「じつはずっと結婚の話はあったのですが、踏み切れませんでした。でも10年間誠意を見せ続けてくれた彼に、この人なら信用できると思って結婚しました」と話します。

補足、感想など

 まったく異なる環境で育った二人が、共同生活をするのだから、当然、齟齬というか、様々な不都合なことが発生する。
 そういう予期せぬできごとに対して、お互いが「常識的」に処理できるかどうか—というところではあるまいか。

 冒頭でふれた。
 最近の新築の建物にも、そういう「常識的」なところに落ち着いてしまう---という印象をもつ。
 <いや、外壁材などをみていると、質の高さという意味では昔と比較にならないのだが--

 戦後70年という混乱?の時代を乗り越えて、日本という国は、定常状態に入ったのではないのかな。