2018年12月4日火曜日

ピザを箸で食べたら、中国人をバカにしたことになるのか


奇妙な話ではある。
 なにか、中国人って、いつも欧米人あたりから、バカにされている—と感じているのか。
 そういう劣等感に、ちょいと箸でパスタを食べるとかの画像が流れると、「劣等感を刺激される」てか。

 要するに、中国人に「自信がない」だけではないか。
 英国の産業革命に200年も遅れるような大のろま頭脳なら、200年先行組から「アホ扱い」されるなんて、当然ではないか。
 200年遅れなら、200年遅れなりの「覚悟」をしておけばいいことだ。

 ちょいと、中国人にインタビューして、その動画(ましてや、中国人個人が顔を出して--どうせ、演劇かなにかやっているエキストラだろう)が流れるという、いかにも「中国国策動画」の様子をみてみよう。

最近物議を醸している広告について知っていますか?
 いいえしりません
 はい知っています、ウェイボーとかで有名ですね。とっても変な気分です。中国人を変なように表現しています。ステファノ・ガッバーナはインスタでも失礼な表現をしています。以後謝罪していますが、全然そんな態度が感じられませんでした。

-あの広告をどう思いますか?
 間違っていると思います。「小さな箸」など間違った表現をしていますしね。とっても曖昧な表現です。彼らが中国から去って欲しいなんて思います。小さなことなので気にしないでいきたいです
 ネットはこういうことをまくし立てるのが好きな人が多くいます。だからそういったチャンスをうまく利用されているんですね。

-これはどれだけ大きな問題ですか?
 私は大きな深刻な問題になっていると思います。謝罪の動画を作っても、まだみんな許していません。とっても失礼な行動だったと思います。箸の使い方も変でしたし、女性も変わった人でした。
 アジア全体に対しての皮肉だと思いますけどね。服などは知ってますが買ったことはありません
 私のスタイルに合わないですから。あのブランドは中流ブランドだって言っています

-なぜあんな広告を作ったと思いますか?
 文化的な認識が欠けていただけだと思いますか?モデルとインスタで言い合いになっていましたね。チャットの履歴とかをアップしました。そのような背景であのような広告を作ったのですかね
中国市場のことを熟知してるはずです。

-中国で彼らはビジネスを続けられると思いますか?
 私は「1987年にミラノで生まれて、2018年に上海で消えた」って言葉が良いですね。消費者としてはもう戻ってくるなと言いたいです。消費者のことを考えていないから大嫌いです。もう終わっていますよ、ここでは終わりです。ここでは未来はありませんよ。彼らが変わるとは思いませんしね

-もしディスカウント率が大きくても買いませんか?
 そうですね、買わないと思います。そんなもの買いませんよ。多くの人は買いに行くと思いますけどね。もし中国でやるなら、中国の文化は尊重するべきです。話すまでもなく、人種差別をしている会社です。グローバル化がされていくのですから、しっかりと対応の仕方を知っておくべきでした。
 あなたの意見はどうでしょうか?中国では彼らは本当に終わりなのでしょうか?

補足、感想など

 冒頭でふれた。
 中国は金盾というネットで外国からの情報を制限している国だ。
 そんな国の個人が顔を出してあれこれしゃべった—というものが、自由意志の下になされたものを思うか?
 これは、中国国策動画だ。中国政府の承認をとりつけたものだろう。
 そういう動画だということを踏まえた上で、この動画についての書き込みをみてみよう。

 --ここから--

イタリア人だけどもD&Gはほかにも酷いことを言い続けてる。それなのにまだトップにいるのかが分からない。

↑もうこれから長くないだろうね。トップではいられないよ(笑)

↑わざとやってるからうまくやりそうだけどね。真剣にみんなが捉えすぎてる。その製品を買えない人たちが声を上げてるし、だから中国ではもっと人気になるわ。

中国をばかにするのはほかのコトわばかにするのと同じ。

多くの人がインド人が手で食べるのを面白がる、衛生的にもね。でもみんなピザとかチップスとかハンバーガーとか食べるじゃん、だから結局言いってことだわ。

↑結局典型的な欧米の先入観なんだよなぁ。ほかの多くの国をディスってさ、まぁ自分たちが全て正しいって思ってるから仕方ない。

反応し過ぎなだけだよ。中国人が黒人さんの真似とかして楽しんでいるから、それこそ人種差別だしさ。箸ごときで全然人種差別じゃない。

言うべきことがあるけど。黒塗りとかをときどきやってるけど、悪びれた様子もないじゃん。中国人は嫌いじゃないから言ってるだけだけどね。

私は中国人じゃないけど、中国は大国なんだから、あんなのやらせておけば良いんだよ。ボイコットするのは良いけど相手にしないこと。誇りを持っていれば問題ない。

↑ボイコットするけど、相手にしないってね。それがホントに良いと思うわ、ポイントをついてる。

↑あの広告は間違ってる。イタリアンは箸でも食べるし、箸を使って麺類をすすって素早く食べられるし。

↑ステファノ・ガッバーナは人種差別的なものをしてる。あれだけじゃなくて、中国に対して多くのことをした。だからボイコットだけじゃ終わらない。ステレオタイプすぎるわ。

↑イスラム系に同じようなことをするようならさ。銃でオフィスを襲撃されるぞ。

買ったものを捨てたり破ったりするっていってたけどさ。お金はすでに向こうに渡っているんだよな

あのモデルの女性がなんであの広告を撮るのに同意したんだろう。間違っても良いアイデアなんて思わないのに。

中国は同じだとは思わないけど、あっちのほうが人種差別的じゃん。

アジア人はこういったことに多くコメントを寄せてるけど。箸を使って笑いものにしてることなんてないぞ。

彼らの靴を買ったけど、質が悪かった。フェイクのようなもんだったわ。結構前からボイコット状態だし(笑)

90%くらいの人が買わなくなるだろうね。ほかの人は避けるようになる。広告自体が「正しいことをしよう」ってテーマだったし、しっぺ返しがくるわけだ。

ドルチェ&ガッバーナはまだ許されてさ。中国で商品を販売できるチャンスがあるって、短いスパンでのボイコットね。中国はボイコットを忘れて、こんなこと真剣に捉えなきゃ良い。

 --ここまで--

 ピザを箸で食べようと、手でもって食べようと、その時々の判断であろう。
 筆者なら、どっちでも構わない。

 これって、あれか。
 欧米人から「目をひっぱられる」ということと同じなのか。日本人がjap とか言われることと同じと解釈しているということか。

 目をひっぱる—という記事があったな。それをみてみようか。

 --ここから--

2015/08/03()
 2日の韓国・国民日報によると、先月30日に放送された韓国の旅行番組「ガイド」で、 東洋人をバカにするベルギー人の様子が映し出され、物議を醸している。
 番組は、これまで一度も海外旅行をしたことがない中年女性8人がベルギーに旅行するという内容。
 この中では、「偶然出会ったベルギーの韓流ファン」が現地を案内するなど、韓国人が歓迎されている心温まる内容だった。
 しかし、「キャンパスの都市らしく、青春とロマンがいっぱい」という字幕とともに映し出された街中の少女らをよく見ると、 何人かが目じりを横に引っ張る真似をしていた。

 記事は「西洋人が両手人差し指を使って目を左右に引っ張る動作は、東洋人の外見を卑下するジェスチャーだ。
 人種差別に厳格なスポーツ界では、この動作をした場合は出場停止などの懲戒を受ける」と解説。
 ベルギーについて「韓流ファンが自発的に観光を手伝う一方で、東洋人を卑下する人もいる矛盾した状況が発生している」などと論評している。
 この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「誰か編集して、Youtubeに出してくれ。ベルギーに国際的な恥をかかせ、あいつらの顔も世界に知らせよう」
「切れ長の目をバカにされたら、高い鼻をバカにすればいい」
「東洋人にも目の大きい人はいる。マナーもないし、知性もない」
「白人の国に期待してはいけない」
「韓国人も人種差別をしているのに、されるのは嫌か?」
「ヨーロッパに行った時、人種差別がひどいと感じた。顔が違うだけなのに、なぜ差別するのだろう?相手に傷をつけることは、しない方がいい」
「韓国が人種差別の話をするなんて笑える。経済的な豊かさでしか相手を尊敬しない国なのに」
「ベルギーなんてたいしたことない。韓国の方が大国」
「自分たちが人種差別をしていることは棚に上げて、ベルギー人だけ問題にするか?」
「こんなことに怒ることが恥ずかしい。変な人が変なことをしているんだから、無視すればいい」
「人種差別のない国はない。あれくらい愛嬌だと思った方がいい」


 「日本人は蔑称で呼ばれても気分を害するべきではない」 日本大使館のJAP自粛要請にイギリス人が不満を示す:2012/07/31()
 英国の保守系政治週刊誌スペクテーターが、記事の中で日本人の蔑称「ジャップ(Jap)」という単語を使ったことから、在英日本大使館が以後使わないよう要請し、ちょっとした論争となった。
 問題の記事は「テレビ・失敗した英国」と題した第二次大戦に関する歴史コラムで、同誌が5月26日付号に掲載した。

 その小さな記事に「Jap」という単語が4回も使われていたことが発端だった。
 これに在英日本大使館が反応。
 同誌に「この言葉は第二次大戦中の反日プロパガンダで度々使われ、攻撃的で侮蔑的な感情を呼び起こす」として、今後は使用しないよう求める書簡を送ったところ、6月16日付同誌の読者欄に掲載され、ロンドンの夕刊紙でも、この論争が紹介された。
 これがきっかけで、同誌の読者欄では「『Jap』を使わないように気を付けたい」「(日本大使館の書簡に)当惑している。英国人は『Brits(ブリッツ)』と呼ばれても気分を害さない」などの投稿や反論が6月いっぱい続いた。
 だが、英国の日本車愛好家たちが「ジャップカーズクラブ」なる団体も立ち上げており、これには大使館も抗議するわけにいかず頭を抱えている。
 戦後67年、「Jap」を知らない世代が増えている。
 
 --ここまで--

 人種差別と言うのは簡単だ。
 それでも、なんでもかんでも「人種差別」の枠内にいれれば、面倒くさくてたまらない。
 ピザをフォークに突き刺して食べるとか、眼を見開いて(なんなら、指で見開かせて)反撃したらどうさ。