2021年7月15日木曜日

数本、転生・異世界マンガを見ての感想

 

どのあたりに核心があるのだろう。マンガって、そもそも、「なんでもあり」の世界だ。転生・異世界マンガの特長は、「なんでもあり」✕「なんでもあり」となっているということであろう。なんせ、「なんでもあり」^ となっているところから、人種、国籍、民族などというポリコレの対象となりそうな「ひっかかり」からすべて解放されているということだろう。やれ黒人だからこんな格好になっているのだとか、韓国人だから、こんな表現をするのだろう--とか、とにもかくにも、「文句がつきそうな箇所」から、すべてフリーとなっているのだ。blm騒動から、ポリコレから、文化盗用騒動から、すべて解放されているのだ。また、現実社会からの「距離感」がいい。上で「転生・異世界マンガは、『なんでもあり』^2」と書いた。だからといって、あまりに「現実社会」から乖離してしまうと、空想の世界へ入ってしまい、手ざわり感がなくなってしまう。今、小説の世界で時代小説が、安定的な人気を保持している。なんせ、時代小説って、戦国の三傑とか戦国武将の名前であろうと、著作権フリーの使いたい放題の小説なのだ。この転生・異世界マンガは、小説の世界での「時代小説」に似ている。ほぉ、傑作だなぁと思える異世界マンガもいくつか見た。上で書いたblm騒動、ポリコレ、文化盗用等が叫ばれば叫ばれるほど、このクソうるさい、クソ煩わしい「枠」から完全解放された転生・異世界マンガに主流が移行していくだろうなと思える。