2021年7月11日日曜日

東京五輪無観客開催を世界中から笑いものにされる。そうかも。だけど、だからどうだというのだ

 

菅首相が、五輪開催での無観客を決定したようだ。世界中で笑いものにされるかもしれない。でも、だからどうだと言うのだ? このブログで何度もふれた。コロナウイルスの防疫について、正解を知っている人間なんて、この世界のどこにもいやしない。だから、多少軽重はあるにしても、基本、誰が口に出しても、あてずっぽうなのだ。だから、瀬踏みという「試行錯誤」という原始的手法しかとれないのだ。五輪開催について、観客をいれるか無観客かという選択も、あてずっぽうの一つにすぎない。菅首相は、日本で一番多くの情報を集めることのできる人間なのだ。無観客を選択したということは、「日本で一番多くの情報を集めることのできる菅首相」が「最終決断」したものだ。筆者は、菅首相の決断を支持する。以下、新聞から抜粋。

2021/07/11() 東京オリンピックで、東京や埼玉など13県の首都圏会場がすべて無観客となることが決定した。78日、IOCと政府、組織委員会などにより5者協議を終えた、丸川珠代五輪相はこう語った。「緊急事態宣言が新たに東京都に発出されたことを受け、東京都の会場は無観客とすること。緊急事態措置が講じられていない区域については、地域の状況をふまえ、首長と協議のうえ、具体的な措置を決めることで合意を得たところ」大会組織員会の橋本聖子会長も、以下のように続けた。「きわめて限定した形で大会開催を余儀なくされたことは、大変残念であります。大会を楽しみにされていたチケット購入者の方々、各地域の皆さまには大変申し訳なく思っております」 組織委員会は9日、無観客開催となったことを受け、販売済みのチケットの総セッション(時間帯)の約95%を払い戻すと発表。しかし、チケット当選者は当然のように不満の声をあげる。

「開催まで15日ですよ。あまりにも決断が遅すぎる。ホテルを取って、旅程を組んでいた知り合いもいます。見られないのが残念というより、混乱を招かないよう、なぜもう少し早い決断ができなかったのか、という思いのほうが強いです」(大会チケット当選者)無観客での開催決定は、世界各国で報じられた。SNS上では、海外の人たちからこんな声があがっている。《かわいそうな東京! 無観客ってもうオリンピックじゃないじゃん(笑)》《ウケる。これだったらもう一回延長したほうがいいんじゃないの》《もう中止と一緒では? ギリギリ過ぎるし》(いずれも編集部訳)さらに、この決断に、出場選手も声をあげる事態に。男子テニスのニック・キリオス選手(オーストラリア)は9日、五輪への不参加を表明。同選手はツイッターで「誰もいない会場で対戦することを考えたが、しっくりこない」と語った。「開催だけ強行して、楽しみにしていた人たちからは、その機会を奪う。横暴なうえに、ギリギリすぎる決断は、世界中から “グダグダそのもの” と笑いものになっているわけです」(政治部記者)この五輪開催、いったい誰が得をしているのだろうか。

補足、感想など

ギリギリとなったのは、当然、観客を入れて開催できる可能性を探っていたからであろう。それでも、情報を集めて検討した結果、無観客がベターという結論に達し、菅首相がそれを決断したということであろう。筆者の感覚であれば、少しでも観客を入れるという決断をするだろうな。しかし、菅首相は、より慎重にという判断をされたということだろう。この部分は、菅首相の「個性」のようなものが入るのだろう。最終決定者の決断は重い。筆者は、それでいいと思うし、支持する。世界中で笑われようが、放置したままでいい。安部元首相も触れている。それをみよう。

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2021/07/10() :安倍晋三前首相は10日、新潟県三条市と柏崎市で講演し、東京オリンピックが首都圏4都県の会場で無観客と決まったことについて「大変残念だ」と述べた。そのうえで「世界に夢を与え人を結びつける祭典だ。(新型コロナウイルスのため)人と人との距離が離れてきた今こそ、互いに絆を確かめ合い、世界中が協力しなければできない」として、開催の意義を改めて強調した。安倍氏の首相在任中の20139月に五輪の東京開催が決定。新型コロナの影響で1年延期された後も「コロナに打ち勝った証し」として開催する意義を繰り返し述べてきた。講演で安倍氏は、コロナ禍の世界について「『自国ファースト』になってしまっている」と指摘。「みんなが助け合って大会を成功させ、子どもたちや世界の人々へ夢や希望を与えていきたい」と語った。東京都に4回目の緊急事態宣言が発令されることを踏まえ、安倍氏は「経済的に大変な困難に直面している人もたくさんいるだろう。思い切った、ある意味異次元の対策を打っていかなければならない」と言及し、新たな経済対策が必要との認識を示した。安倍氏の新潟訪問は、次期衆院選の新潟2区で、鷲尾英一郎衆院議員(二階派)と自民党公認を争う細田健一衆院議員(細田派)を支援するのが狙い。安倍氏は「厳しい中で戦い続け、議席を守り続けてきた細田氏が公認にならないことはあり得ない」と明言した。「鷲尾氏の能力や才能をどう生かしていくか、県連と党が解決方法を考えてもらいたい」とも述べた。

--ここまで--

冒頭の記事には、日本人からの書き込みがあった。いくつか拾ってみよう。

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2 これは褒められるのに

4 入れれば非難、入れなくても非難w

11 いいじゃないか笑いたい人には笑わせておけよグダグダだと批判されても仕方ないことをしていると反省しておけそして今できる最善を尽くせ

13 マスコミ「五輪無観客にしろー!」菅「じゃあ無観客にします」マスコミ「五輪無観客なんて世界中の笑い者だ!」

16 国のレベル考えたら妥当

26 決断は菅さんだろうなグダグダな今の政治で時々まともなことが判断されるとみんな菅さんだと思ってる

34スポーツの祭典であるからこそ観客の有無とか別に関係ないやろ・・・?選ばれしものたちの頂点を極めるイベントなだけだ。

48 その都度SNSで批判されてる方に風見鶏的に従うのは国民の意見聞いてるとは言わない

50 まあ歴史的なレガシーには違いない。普段オリンピックなんてTVですら見ない自分もちょっと見たくなった。

74 何これ?日本のマスゴミや野党やパヨクは無観客開催やら中止を要求しておいて、無観客開催に決まったら今度は外国は無観客開催を笑いものって批判全てが批判ありきで気持ち悪い日本のマスゴミや野党やパヨクは気持ち悪いのでオリンピック見ないでくれる?見たら呪いがかかるよ?

93 良くも悪くも世界中でこの状態で無観客にするのは日本くらいのものだろうな。

110 メディアと世論の異常なコロナヒステリーのせい。生涯許せないわ。

119 日本はパンデミックでもないのになんでって思ってるんだろうな

1. 日本程度の感染具合で中止にしたほうが笑い者なんだよなぁ

2.笑いものだろうがもうやるしかない状況まできてる中止はもう絶対にないダメージをどれだけ減らせるかの話になってると思うつーか政府に中止の決定権はねえよ

4.スポーツ記録会に観客のある無しなんてどうでもよくね?プロ興行なら観客は大事だろうけど

5.日本の感染者数も死者数も、先進国の中では群を抜いて低い。だからワクチン摂取が後回しになるのは仕方なかった。そのワクチン接種が進んでいるアメリカやイギリスですら、毎日3万前後の感染者数を公表しているのに、マスクすらせず普通にイベントを開催している。つまり今のワクチン接種は感染を抑えるのでは無く、重症化を防ぐためだという情報が知れ渡っていない。少なくとも日本では、コロナ感染による死者数は過去の肺炎やインフルエンザ死者数より圧倒的に少ないというデータもあるのに、それも知れ渡っていない。マスゴミの情報操作が酷いのは確かだ。

9. 自民党だから無観客ででも開催できた。それだけでも良かったと思いますよ・・

11.10月ごろなら、コロナも落ち着いて普通にできそうなのにな。すっかり忘れてたが、昨日の猛暑で思い出したわ。晴れが続いたら気候も最悪な時期なんだよね。

12.観客を入れればゼロリスクを主張してぶっ叩く。無観客にすればリスク忌避しすぎとぶっ叩く。楽な商売だな。一番情けないのはそういう商売にまんまと騙されて、その時々で主張が変わってることにも気づかずに文句ばっかり言ってるバカどもだが。

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★追記

 舛添さんが、なにかとんでもないことを言っているのでそれをみよう。

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2021/07/11() :「俺だったらとっくに感染拡大を止めているというのがあるから厳しくなる。ダメなものはダメと言っているだけ」前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が、小池都知事に対して批判的な言動を繰り返す理由ついて言及。「現知事として、前都知事の立場から批判をしている」と述べ、あくまでも個人的な感情によるものではないと主張した。小池都知事との関係について、40年前までさかのぼった舛添氏は「もともとはジャーナリスト・竹村健一さん(2019年に死去)がテレビやメディアの親分のような方で、そこでMCとアシスタントのような関係で仕事をしていた。彼女が先に政治家になって、私は東大名誉教授などで10年ほど教えていた。私が国会議員になって、彼女の方が先に大臣になったりした。すれ違ったら挨拶をするぐらいで、話はとくにしなかった」と当時を振り返ると、関係自体は“可もなく不可もなく”と説明。しかし、関係が悪化したのは小池都知事が都知事選に立候補した頃からだという。「『私は舛添と違ってあんなことやりません』というようなことを言われた。関係ないだろという感じだが、私はちょっとでも関係のあった人の悪口は言わないとう方針で来ていたので、それはないのではと」 舛添氏は今月2日、過労による静養から10日ぶりに復帰した東京都の小池知事が開いた記者会見で「どこかでばたっと倒れているかもしれませんが、それも本望だと思ってやり抜いていきたい」などと述べたことについて「お涙ちょうだい的な話。菅首相の方がもっと大変」「いくらでも見せかけはできる。政治というのは演技。“倒れても本望だ”みたいなことを言っていたが、10日間も倒れていた。何を言ってるのか、ちょっとおかしい。下手な芝居は見たくない、ただそれだけだ」などと厳しい論調で苦言を呈し、波紋を呼んでいる。ただ、一連の批判は個人に対するものではないと念を押す。「現知事として、前都知事の立場から批判をしている。今の田村厚生労働大臣に対しても、元大臣としてワクチン足りないのはやり方がおかしいというのはしょっちゅう言っている。彼女が大阪府知事だったら、何も言わない。大阪府のことを知らないので。そこは誤解のないように」そのように話した舛添氏は、あくまでも個人的な感情による“口撃”ではないと主張した。

--ここまで--

まぁ、なにを言っても勝手ちゃ勝手。ただ、舛添さんは科学者ではない。科学者が、「世界で正解を知っている人間などどこにもいない」というコロナウイルス対策に関して、これだけ断定的にもの言えるものではない。舛添さんって、単なるハッタリ・コケオドシ屋だというのが正解であろう。