2016年10月4日火曜日

日本は圧倒的に不利な条件で経済大国となったと中国人

なにかなぁ。これって。
 日本へのスリヨリか?

 まぁ、いいか。
 でも、表題のごとき、「圧倒的に不利な条件」とは中国自身のことであろう。
 日本は別に普通程度だ。

 なぜ、中国人が不利か—てか。
 このブログで何度もふれた。
 日本と中国との差は、日本語と中国語との差であり、両国の識字率の差だ。

 18世紀、日本の識字率は80%、対して中国の識字率は5%くらいだ。
 80%と5%とを比較してみよ。
 中国人の「圧倒的不利」さがよく分かろう。

 そもそも、識字率5%でなにかできるか?

 以下、新聞から抜粋。


 中国は経済成長を遂げ、国内総生産(GDP)は日本の2倍以上となっている。
 だが、中国のGDPは13億人を超える人口と広大な国土がベースであり、1人あたりGDPでは日本に及ばないのが現実だ。

 中国メディアは、日本は国土が狭く、人口も中国より圧倒的に少ないうえに資源も乏しい国でありながらも、長きにわたって世界第2位の経済大国に君臨していたのは「尊敬に値する」と記事を掲載。

 記事は、日本が「資源の乏しい国」であることを指摘し、石油や天然ガス、石炭などのエネルギー資源のほか、銅をはじめとする非鉄金属資源のほぼすべてを輸入に依存していることを紹介。
 資源を輸入し、付加価値の高い工業製品を作り、世界に向けて輸出することで世界第2位にまで上り詰めたと指摘、中国より不利な条件のもとで経済成長を遂げた日本は「尊敬に値する」と論じた。

 続けて、日本経済が発展を遂げることができたのは「勤勉な国民性」、「米国の支援」、「技術と教育を重視する環境」、「軍事面に資金を投下せず、経済面にのみ注力できたこと」の要素が挙げられるとし、要素の積み重ねによって今では日本経済は多くの産業で独占的な地位を確立するに至ったと論じた。

 また記事は、中国も経済成長の点では世界が驚くほどの成果を挙げたとしながらも、まだ経済強国とは呼べる水準にはないと指摘。
 中国が本当の意味で経済強国となり、質の高い経済を確立するためには日本を始めとする経済強国から素直に学ぶ必要があるとの見方を示した。

補足、感想など

 ふ~ん。
 現時点での中国人の識字率についての文章があった。ご紹介したい。

 --ここから--

2014/1/4

 実際中国では字の読み書きができない人はもっと多い。
 義務教育と言うけど、義務教育ではありません。
 中国はお金を優先にする国家です。
 字の読み書きが出来ない人はおそらく50%弱だと思う。

 現在中国の総人口は13億人ですが大学生が1千万人足らず高校生が700万人前後で中学生も700万人前後で小学生が1千万人足らずの状況です。
 ちなみに後に中退する生徒が30%前後。小学生の中退率も極めて高い国だ。
 普通じゃありえないですけどね。

 日本語ってのは、とても少ない過程で覚える事の出来る優秀な言語であり、敷居は低いが、変化が多彩で深めるのはとても難しい。
 中国語にはカナがないから外来語にも漢字をいれる。
 中国にいったらどんだけの漢字が判る事やら。

 --ここまで--

 この文からは、現在の中国人の識字率が40%強ふきんだろうということが分かる。
 そこから、中国で産出する野菜等の安全が確保できない理由が分かる。
 農民が字が読めないために、農薬などの使い方が理解できないのだ。

 先の大戦から70年以上を経過して、今、中国人の識字率が40%強、義務教育でも30%もの中退するということなのだな。

 毛沢東が先の大戦直後に、中国語に「日本のカナ」を導入しようと言ったとか。毛沢東の「慧眼」に敬服してしまう。
 そして、その提案を日本留学組の幹部が反対し、頓挫したという。

 なぜ、反対したか?
 共産党の幹部からすれば、中国人が賢くなってもらっては困るからだろう。
 賢い人間は扇動しにくいし、付和雷同しない。
 中国語にカナを導入していれば、1960年代から10年も続いた文化大革命なるものも発生しなかっただろう。

 記事では、国土の広さがどうたら、資源がどうたら—となっている。
 国家が繁栄するための条件として、かならずしも国土の広さ、資源がどうたらは、必要ではないということなのだろう。

 つまり、第一に必要な資源とは、「人的資源」なのだということ。
 そして、人間を「人的資源」たらしめているのは、「識字率」なのだ—ということなのだ。

 大切なことを繰り返そう。
 日本と中国の差は、日本語と中国語との差であり、その習得の難易さに基づく、識字率の差だ。