2016年10月25日火曜日

インドネシア高速鉄道、着工足踏み

インドネシアの高速鉄道が、受注した中国側の事情で前になかなか進まないようだ。
 中国側の事情っていうのは、要するにお金がない—ということ。
 先立つものがなくては、思うように工事も進まないということだな。

 以下、新聞から抜粋。

 インドネシア国営建設ウィジャヤ・カルヤ(WIKA)は、ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道の建設工事がまだ開始できないと明らかにした。
 高速鉄道事業を手掛けるインドネシア中国高速鉄道社(KCIC)が、資金の借り入れ先である中国開発銀行から資金を得ていないため。

 WIKAのアントニウス・スティーブ取締役によると、中国開発銀行の民間投資に対して同国当局からの融資承認に時間がかかり、認可待ちの状態にある。
 「認可が下り次第、中国開発銀行とKCICが融資契約を結び、そののちにWIKAが契約を結んで建設工事に入る」と説明。1~2カ月以内には融資契約が実現できると見込んでいる。

 KCICは中国開発銀行から約55億米ドル(約5,710億円)借り入れて事業資金を賄う計画。
 WIKAは高速鉄道の建設工事で167,000億ルピア(約1,335億円)の契約を受注する。
 WIKAの受注残高は、9月末時点で234,000億ルピアで、通年目標の44%となる。
 今年は高速鉄道のほか、首都ジャカルタの軽量軌道交通(LRT)工事も受注する見込。

 同社は、既に北部クラパガディン~東部ラワマングンのベルドローム(自転車競技場)前までの第1期工事区間(約5.8キロメートル)とクラパガディンのLRT発着所の整備・工事事業をLRT建設事業主であるジャカルタ特別州営ジャカルタ・プロパティンド(ジャクプロ)から受注している。

補足、感想など

 中国にお金がない—というのは、ロイターが伝えていたな。

 --ここから--

 中国から撤退しようとする日本企業が資金持出しの制限を受けて撤退できないため、日本経済界は訪中団を結成し9月、陳情のため北京を訪問。しかし、こうした事態は日本だけではありません。10月に入り、ドイツ銀行も危機に陥りました。

 ドイツ銀行は米司法省に140億ドルの罰金を科せられており、苦しい立場に立たされています。 
 原因はサブプライムローンをめぐって不適格の債務者に金を貸し、それを安全な投資として他の投資者に転売したから。罰金の金額については話し合う余地があるものの、いずれにせよ驚異的な額になるのは間違いないでしょう。

 ドイツ銀行は罰金を用意するため、2015年12月、所有する華夏銀行の19.99%の株を中国人民財産保険に売却。取引価格は230億~257億人民元で、これは約32億~36億ユーロに相当します。
 米司法省に罰金を支払うために用意したこの資金は、2016年9月現在、中国からいまだ持ち出せないまま。

 中国政府の外貨為替管理局がドイツ銀行に対し、この大口の金額を中国から一気に引き落とさずに何回かに分けて引き落としを行ってほしい、と申し入れていると報じました。
 ドイツ銀行はこの件について、「関係者と調整中」と述べていますが、外貨為替管理局はドイツ銀行から何も申請がないと言ってとぼけています。

 --ここまで--

 苦しくなると、とぼける—か。
 これが中国人のやり方だな。
 中国のお金の具合はどんなものかな。掲示板の書き込みを転記しよう。

 --ここから--

2016/10/24()

★人民元暴落の為替リスクをものともせずに人民元のエセ国際化に必死になってる
 真の理由はそこなんだ。今のアジア・アフリカへの異常なバラ捲き政策続けてたら 間違い無く、かなり近い将来、外貨不足の金融危機が起こる。
 その前に人民元を国際通貨化 させておけば、安泰って、超超超浅はか論理

 国際通貨にするには、日本の円みたいに完全変動相場制で資本も自由化しなきゃならんのに それをやらずに自分らがコントロールしたまんま国際通貨にして、ドルやユーロじゃなく自分らが 刷れば良い人民元決済が通用すると本気で思ってる。アホそのもの。

★ピーク時に4.5兆ドルあった外貨準備が今では3.2兆ドル。
 まだまだ余裕にみえるが、そのうち2.5兆ドルは外債の支払いの担保で溶かせない。
 つまりあと56000億ドルが国外に流出すると金融危機のフラグが立つ。
 そんな中、フィリピンに3兆円ほどお土産渡して、 見返りがガム噛んだ映像しか取れなかったキンペーはアホかと。

 --ここまで--

 中国人って、本質的に資本主義というものを理解していない。<資本主義というものに内在する合理性というものを軽視している。資本主義というものを恣意的に利用していると言えばいいのか> 促成栽培の資本主義の「脆さ・弱さ」が見え始めたということか。

 上のインドネシア高速鉄道について、中国人がなんたら言っている。

 --ここから--

2016/10/24()

 近年、アジアにおける日本と中国の高速鉄道建設受注争いが白熱化している。
 インドネシアもその「戦場」の1つ。中国メディアは、「日本がまたインドネシア高速鉄道を引っ掻き回そうとしている。それよりもまず、『中国台頭焦燥病』を治せ」との文章を掲載。

 「中国が台頭する速度が高まるのに伴って、日本は『中国台頭焦燥病』を患った」と、中国が「一帯一路戦略」を打ち出すと、日本は中国に対抗するようになり、アジア地域における高速鉄道の競争を「重要な戦争」とみなすようになったと説明。

 そして、昨年のインドネシア高速鉄道受注争いでは、日中両国が競争を繰り広げたうえ、中国がインドネシアに対して出資や担保を求めない融資案を出して勝利、インドネシアに対して最も経済支援を行ってきた日本が、苦杯をなめることになった。
 一方、今月、インドネシアが再び鉄道建設に関して日本と中国に「招待状」を出したと紹介。
 これは、高速鉄道ではないジャカルタ-スバラヤ間の鉄道建設計画へのオファーであり、「日本に優先権を与える」としたインドネシア側の申し出に対して、日本側がどう対応するかが注目されているプロジェクトだ。

 文章は、「日本は早期に新幹線技術を開発し、高い技術を持つ。そして優位性のあるリソースを積極的に整合して国際的な競争量を高めている」としたうえで、インドネシアをはじめとするアジア地域における高速鉄道争いでは、中国が勝利を収めることになると断言。
 技術的に日本の新幹線に引けを取らなくなったこと、建設コストが日本よりはるかに低いこと、そして、中国の鉄道建設投資には「一帯一路」戦略が密接に関わっており、地域の経済活性化にも貢献するものであることを説明した。

 これに対して、「日本は中国のように地域経済の連携強化に結び付けることなく、単に鉄道を1本建設するだけだ」と主張。
 「日本よ、鉄道建設の任務は中国に任せておけ。まずは冷静になって、焦燥病を治して来い」と日本に呼びかけている。

 日本にしてみれば「余計なお世話」と言いたくなるような論調ではある。
 ただ、「中国台頭に対する焦燥病」が日本国内に全くないと言い切ることはできるだろうか。
 広大な国土、莫大な人口、巨大な潜在的マーケットを持つ中国が、そのスケールに見合う経済規模と世界的な影響力を持たんとするなかで、アジアのリーダーを自負してきた小さな島国・日本が多少なりとも焦りを感じるのは、当然と言えば当然だろう。
 しかし、だからといって焦り過ぎてはいけない。地に足を着けたうえで今後の日本と中国の関係に、冷静に対処していく必要があるのではないか。

 --ここまで--

 まぁ、中国人の「感情を絡めた文章」はうっとうしい。<このあたりこそ、中国人にノーベル賞と縁がない理由そのものだ>
 今のジョコたら、ジャコたらいう大統領の任期中は、日本はインドネシアには関与はしないさ。
 お好きに、すればいいこと。

 それよりも。
 上でも書いてあるが、もうお金があるまい。中国には----
 お金がなくてクビが回らなくても、そんな上から目線で、中華思想を振り回し続けるのか。

 sdrに組み込まれたとかで、人民元がそのまま、ドルとして円として「通用する筈」とか思っていると、足を掬われるぞ。