▲いやなにかというと、大きなタイトル選で、プロが将棋ソフトを使っているのではないか—と疑惑を持たれた。
で。
その疑惑の根拠というのが表題なのだ。
人間なら、記憶にも限界があるし、同一局面で同じ手を指すなんて、殆どあるまい。
しかし、
将棋ソフトなら、同じ局面なら、同じところで同じ手を指すというのだ。
対局自体は、棋譜として残るのだから、将棋ソフトを使って再度、同じことをくりかえせば簡単に検証できる。
なにか、犯罪者としては「頭が軽い」なぁ。
これで9段とか、なにかの間違いではないのか。
あぁ、一般常識に疎いということなのか。
以下、文章から抜粋。
スマホによる「不正行為の疑い」を巡り「竜王戦」の挑戦者だった
三浦弘行九段(42)が不出場になった問題につき、対局予定だった渡辺明竜王(32)が取材に応じ、一連の経緯や自らの心境について明かした。
三浦九段による、スマホを使用した「将棋ソフトでのカンニング疑惑」の
対局は4局あるとされ、そのうちの1局は10月3日に行われたA級順位戦の
「三浦九段対渡辺竜王」だった。
この対局を棋士がネット中継をもとに
リアルタイムでソフトで検証していたところ、驚くほど三浦九段の指し手が
ソフトと一致したという。
それを知らされた渡辺竜王は過去の三浦九段の対局も含めて調べ、
指し手の一致、離席のタイミング、感想戦での読み筋などから
「間違いなく“クロ”だ」と確信したと。
三浦九段に関する疑惑は将棋界の一部で8月ごろから囁かれ
週刊bも取材を進めていた。
他に大手新聞社の記者も情報を把握。
渡辺竜王が語る。
「竜王戦が始まってから疑惑が公になれば、シリーズは中断される可能性が高いと。
それだけでなく、タイトル戦を開催する新聞社が“不正”を理由に
スポンサー料の引き下げや、タイトル戦の中止を決めたら連盟自体の存続さえも危うくなると思った。
そんななかで最悪のシナリオは
『疑惑を知りながら隠していたという事が発覚する事だ』と判断した」
10月7日、渡辺竜王は日本将棋連盟理事の島朗九段(53)に事情を説明。
それを受けて10月10日に羽生善治三冠(46)、佐藤天彦名人(28)、
将棋連盟会長の谷川浩司九段(54)ら棋士7人が集まり極秘会合が開かれた。
渡辺竜王から説明を受けた出席者からは
「99.9%やってますね」という意見も出て、“シロ”を主張する棋士はいなかった。
その翌日、将棋連盟の「常務会」による三浦九段のヒアリングが行われ、
三浦九段は疑惑を完全否定したものの、結局、不出場が決まった。
一連の不正疑惑や“極秘会合”、「常務会」などの詳細については
10月発売の週刊bが報じる。
▲補足、感想など
この事実は、なにを物語っているのだろう。
それは、将棋ソフトというものは、回答としていつも1つしかもっていない—ということだ。
複数の回答があって、それを回して使うてな余裕がないということか。
ならば、このプロのやったことは、無謀極まることだったということか。
棋譜が残り、ソフトは、いつも同じ手しか打たない—ということなのだから、すぐに「分かってしまうではないか」
どんな仕事をしていても、常識というか教養をもっていないと、行動とか判断が軽くなるなぁ。