2017年10月14日土曜日

日本人は、他文化の精髄を学び取ることに長けていると中国人

まぁ、人食い中国人に言うことだからなぁ。
 ピントはずれも多いし---
 どこまで、本当のことが分かっているものやら---

 まず、中国人の言っていることを見てみよう。

 古代の中国文明は周辺国に多くの影響を与えた。
 中国周辺にあって古代中国の影響をまったく受けなかった国は皆無と言える。
 日本も海で隔てられていながらも、古代中国の文明を積極的に取り入れてきた。
 
 中国が周辺国に与えた影響の1つに「漢字」が挙げられる。
 過去に漢字を使用していた国は日本は含め、中国周辺には複数存在したが、現代においても広く漢字が使われているのは中国を除くと日本のみとなっている。

 韓国やベトナムも過去は漢字が使用されていたが、現代の韓国ではハングルが使用されており、ベトナムではクオック・グーという表記方法が使用されている。
 
 中国メディアは、漢字文化圏ベトナムや韓国はすでに漢字を「捨て去った国」であると伝える一方、現代において漢字を捨てようとしない唯一の国こそ日本だと伝えている。
 記事は、韓国はずっと漢字を使用することについて議論があった国であり、今でも韓国の街中では漢字を見かけることがあると伝える一方、すでに国として漢字を廃止し、ハングルを正式に採用したと紹介。
 また、漢字は同音異義語が多く、紛らわしいという問題があるとし、ベトナムも脱漢字を進めたと伝えた。
 
 日本も漢字廃止論が存在したが、今も漢字を使用していると伝え、「日本は歴史上、中国文化を苦労しながら学んできた国であり、その苦労は日本人の骨の髄まで刻まれている」と主張した。
 これについて、「日本人は本当に学ぶのが上手な民族だ。過去には中国に学び、そして近代では欧米に学んだ。他の文化の精髄を学び取ることに長けた日本人に、中国人は学ぶべきだ」、「ベトナムと中国は古くから良い関係だったのに、漢字を捨ててしまったのは悲しいことだ」という意見が見られた。

補足、感想など

 日本人は、学ぶのに長けている---か。
 じゃ、なぜ、中国人は、学ぶのに長けていないのか—と自省してみたらどうだ。

 答えは、簡単ではないか。
 「学ぶ人間が多かったから」にきまっている。

 核心は、識字率だ。
 日本は、漢字かな交じり文を奈良時代から使っていることで、識字率が高かったのだ。
 万葉集に、読み人知らず—なんて、庶民が作った歌が含まれていることから理解できよう。

 中国人は、漢字オンリーの漢文を使い続けることで、20世紀までせいぜい5%程度の識字率が続いていたのだろう。
 つまり、新奇なものが入ってきた時、中国人には5%程度の人間しか、反応しないのだ。
 日本の江戸時代なら、もう、70~80%程度の識字率だ。
 日本人は、ぶっつかる新奇なものに対して、人口の8割が反応して、どう対応するかと個々で判断していたのだ。

 多くの人間が学べば、習得するスピードも早いし、核心(精髄)を掴む人間も多い---それだけのことだ。

 どうも、中国人って、発生する現象の表面しか見ていないのだな。
 「学ぶに長けている」という現象の根底にあるのは、結局、日本語の「漢字かな交り文」か中国語の「漢文」か—の「差」にすぎない。

 どうだ。
 中国語に「日本語のかな」を採用してみたらどうさ。<あぁ、もう日本語になってしまうか。中国人のプライドがどうたらになるのか>
 毛沢東主席も、先の大戦の終了直後に、提案していたみたいだぞ。