▲いや、どこまで本当の話か分からない。
サハリンって、人口50万人の島だ。
そこへ結ぶ橋を5600億円ものお金を使って建設するという意味が理解できない。
最終的に、宗谷海峡を渡って、日本へ鉄道を結ぶという実に「恐ろしい計画」を見越してのことと思える。
いくら、日本人がお人よしとは言っても、ロシアと鉄道で結ばれるという恐ろしい計画に乗る訳がない。
ある朝、目が醒めたら、ロシアの戦車に国会議事堂が取り囲まれていたとか、北海道にロシア軍が配置されていた—なんてことに耐えられる訳がない。
こう、考えると、この間宮海峡大橋の話、プーチンさんの「ハッタリ・コケオドシ」と考えた方が、正しいだろうな。
日本人・日本政府の「反応」を窺(うかが)っているのだろう。
以下、新聞から抜粋。
ロシア本土とクリミアを結ぶ橋の建設をプーチン大統領の友人のアルカディ・ローテンベルク氏率いる企業が進める中で、大統領は次のメガプロジェクトを用意。
プロジェクトとは、エネルギー資源に富むサハリンと本土を結ぶ橋の建設だ。
関係者3人によると、大統領は建設費用を約2860億ルーブル(約5600億円)と見積もり、ローテンベルク氏のストロイガスモンタシュが受注する見通しだという。
ローテンベルク氏、ストロイガスモンタシュともロシアのウクライナ介入による西側の制裁対象に指定されているため、政府の大型プロジェクトは渡りに船だ。
サハリンと大陸を結ぶ橋の建設はスターリンが約70年前に計画したが、プーチン大統領がよみがえらせる格好になる。
橋の建設をストロイガスモンタシュに発注する決定はすでに下されているが、建設開始の発表は来年になるかもしれないと、同社とロシア大統領府に詳しい関係者は述べた。
この内容は建設を監督する国営ロシア鉄道の別の関係者も確認。
これらの関係者は協議が非公開だとして匿名を条件に語った。
大統領府のペスコフ報道官は、サハリンについて最終的な判断は下されていないと回答。
ローテンベルク氏の代理人は、サハリンのプロジェクトにストロイガスモンタシュが参画するかコメントするのは時期尚早だと述べた。
関係者2人によると、このプロジェクトに政府予算の拠出は不要で、現時点の想定では借入金によって賄う。
ロシア鉄道に近い関係者は、日本の銀行による融資も候補になるかもしれないと指摘。
これら関係者は、サハリンと北海道を橋で結ぶ構想がロシア側にはあり、ロシアは日本の参画を当てにしているが、日本政府との交渉や合意はまだないと付け加えた。
▲補足、感想など
間宮海峡の一番狭いところは、7.3キロ、深さも一番浅いところで8m.
確かに、そう難工事ではないのかもしれないが、冬季は氷結するような場所での工事が簡単に進むとは思えない。
また、冒頭でふれたようにサハリンには50万人しか住んでいないのだ。冬季には、橋のメンテナンスたって、なかなか難しいだろう。
端的に言って、橋を作って鉄道を走らせて、誰が乗るんだ?
冒頭でふれたように、宗谷海峡に橋を作ることを日本側は拒否するだろう。
宗谷海峡は、一番狭いところでも40キロある。
そんな難工事、日本の橋梁会社でも難しかろう。
仮にできたとして、40キロの橋のメンテって大変だ。
北海道のJRでさえ、採算のとれない路線が多いのだ。
乗客数を考えると、2つの海峡を橋で渡るという工事が、難工事でかつ費用の莫大さに見合うものではないことが丸分かりだ。
で。
結局、ロシア人って、頭が悪いなぁ。
国民の識字率がせいぜい40%程度だからだろう。
それよりも、ロシアで格安航空会社を作って、一部国が補助して、航空券を安くすれば北海道から、九州からサハリンへ行こうという観光客が出て来るかもしれない。
その方が、余程、観光客を集める可能性が高い。
どうも、プーチンさんって、頭が固いなぁ。
サハリンに日本風の温泉旅館を作って、格安航空会社で、日本の各地の飛行場からサハリンへ「雪のサハリン、温泉旅行・カニ食べ放題」なんて名称で人を集めた方が余程、儲かる。
ロシアの収入が、原油価格次第だというなら、将来に向けて原油価格は下がる一方だ。
ならば。
上で書いたように、格安航空会社と、「温泉」・「カニの食べ放題」で観光客を集める方が、余程、儲かるし、将来に向けて発展する可能性が高い。
確かにサハリンは、人口50万人だ。しかし、その南側の島々には、gnp世界第3位の豊かな1億2千万人がいるのだ。商売のネタとして不足はあるまい。
格安航空会社さえあれば、日本全国から数時間でサハリンに到着する。
要は、サハリンに「日本人が行きたい」と思うような施設を作ればいいだけではないか。
温泉旅館とか、雪を使った祭りとか、海藻を使ったお土産とか、鮭のお刺身とか--考えれば一杯あるではないか。
確かにサハリンは、人口50万人だ。しかし、その南側の島々には、gnp世界第3位の豊かな1億2千万人がいるのだ。商売のネタとして不足はあるまい。
格安航空会社さえあれば、日本全国から数時間でサハリンに到着する。
要は、サハリンに「日本人が行きたい」と思うような施設を作ればいいだけではないか。
温泉旅館とか、雪を使った祭りとか、海藻を使ったお土産とか、鮭のお刺身とか--考えれば一杯あるではないか。