2018年2月16日金曜日

指差確認という日本の手法のもつ意味


いや、何かというと。
 日本において、鉄道員達が「指差確認」をする様子を外国人達が奇異な目で眺めていて、指差確認のもつ「意味」に大部分が気付かないということにびっくりした。

 この外国人の「洞察力・理解力の浅さ」って一体なんなんだ?
 どこにその理由があるのだろうか。

 そうか。
 このブログでなんどもふれたな。
 日本における「その他おおぜい」の知的レベルの高さということかな。
 背後にあるのは、おそらく識字率の違いと、日々の読書量に差だろうな。

 まず、「指差確認」をしている鉄道員達の行動の動画をみて、外国人達がどう感じたのか、その書き込みを転記する。

・☛ これに何の意味が? ☚

・無意味(pointless

・日本では肛門科の医師になり損ねた人間が運転士や車掌さんの職に就いて、こうして白手袋を嵌めてやたらと指をさすのは有名。お尻の穴に人差し指を入れたい衝動を、こうやって誤魔化してるんだよ^^。

・運転士が実地訓練を受けてる光景とかじゃないの?

・違う誰もがやってる。

信号、速度計、踏切等を指さし確認してるんだよね。米国のアムトラックも是非真似して欲しい。

主に信号と制限速度の確認だよな。

世界中の鉄道機関が学ぶべきでしょ。指を指す事で、状況確認の意識と注意力を高める事に繋がる。この映像だと聞こえないけど、実際は声も出して確認してるんだよ。

・日本ではまだ蒸気機関車が走っていた頃、車内の騒音が酷いから機関士たちは手振りで合図し合ってたんだ。その歴史が今も根付いている!

・一言仕事熱心

・ホントコレ!

1:52秒のところ、電車が何か大きな物体を踏んじゃったのかとwww

・ホントだw

・ちなみに、日本で一番ノロい列車ですらアメリカで一番速い列車よりも速いからな。

・自分の人生で、この二人だけは確実に信用出来るわ

・同じくwww。ウチの国で走ってる列車の運転士よりも遥かに安心できそう♡。正直、ウチの運転士が仕事熱心とも熟練してるとも思えないわ。おそらくこのレベルの運転士なんて一人もいない。

・何クレイジーな事言ってんだよお前www。日本人は半数が自殺願望持ってんだぞ。いつどんな行為をされるか解ったもんじゃない。

・半数?証拠あんのか?それに彼等の場合は、自殺するにしても他国と違って他人をあまり巻き添えにはしない。自殺するにしても、先ずは乗客を安全に送り届けてからだ。

・日本人の注意力の深さを感じさせられる映像だった。

・実にプロフェッショナル。リスペクト。

・支配民族の一つだからねえ。

・その仕事熱心さが、封建的で後退した社会を僅か半世紀にも満たない期間で世界的な産業国に持って行ったんだからさ。日本人はマジで凄いんだよ・・・。

補足、感想など

 指差確認の核心は、自分の口で言い、自分の手・指を使い、自分の耳で聞く—という多チャンネルで、情報を確認するというところだろう。

 声だけではなく、動作を加えれば、忘れにくい。うっかりミスを防げることにつながる。

 日本の鉄道員の「動作」を見ていれば、そんなこと簡単に「洞察」できるだろう。
 こんなこと、少し前にもあったなぁ。

 鹿児島の示現流の練習方法である「立木打ち」の動画をみて、外国人でその意味を洞察したものは誰もいなかった。
 
 --ここから--

外国人の感想

・日本の武術をとても期待して観に来たが。。。。これはこれで面白すぎ+28

・なに??w

・面白く見えるけど、彼らはとても真剣そう。腰をしっかり落として斬りつけている。

・いったい彼らは何をやっているんだ??

・・この掛け声はなに?

・・何の為の拍手なんだw

・本当は刀でやるんだよね??

・もし剣術師範と闘わないと行けなくなった場合、僕はこの剣術をつかうだろう。

・僕が思うに、これから束ねられた木の棒が襲いかかって来る。

・何が見えるかって、叫んでる変な人でしょ??

・僕はいま、困惑している。何が起こっているか、説明を!

・これは、ストレス発散でしょ?

・卓越した剣術の世界。素晴らしく感動的。

・なにを観てるんだろう。僕。

 --ここまで--

 分からないか?
 示現流についての知識が不足しているということかな。

 --ここから--

20170915
 俺の一番好きな示現流だね。
 細かい剣術の技を練習していても、いざ戦になったら、次から次へと襲い来る敵と戦うわけだから、動作が雑になり、思ったほど技を発揮できない。
 そして疲れと恐怖により、最後にはがむしゃらにぶんぶんと刀を振り回す状態になりやすい。
 だったら最初からその極限の興奮状態の練習をしようという合理的な発想なんだよ。
 田舎剣法と言われた彼らの蜻蛉の構えから繰り出される剣撃は脳天から腰まで真っ二つにするほど凄まじいものだったという。

 --ここまで--

 なにかを理解・洞察するためには、幅広い知識が必要ということか。
 読書量というところに行き着くのかな。