2018年3月30日金曜日

再生エネルギーを主力電源としていいのか。その2


日本政府の発表した方向がどうも気に入らない。
 まるで、先の大戦中の大本営発表のようなおかしいというか、わざと大事なことを抜かしているような気がしてならない。

 筆者のひっかかる点はいくつかだ。
1.再生エネルギーは、主たるエネルギー源とはならない。
2.原発を再稼働しても、現原発の耐用年数中には、原発に代替できるだけのエネルギー源がみつからない可能性が大きい。
3.すると、原発を「新設」するという決断をしなければならなくなる。

 つまり、どうしても「原発の新設」という可能性を考えて、諸々立案しておかなければならないのだ
 その部分を、政府は敢えて隠そうとして、グレイにしたままとしている。
 こういう発表の仕方が正しいのか。

 そもそもと思う。
 どこから、エネルギーを獲得するか—という問題は、国家の命運を左右するほどものだ。
 先の大戦時において、早々に、南進作戦を採用せざるを得なかった理由を考えてもみよ。
 日本では、あの時と同じ状況なのだ。
 エネルギーの一滴は、血の一滴なのだ。

 その部分を敢えて、ぼんやりとさせる---という政府の決断に、腰が引けているというか、もっと言えば、「コイツ、卑怯なヤツだな」と感じる。

 以下、新聞から抜粋。

再生エネ主力に
 2050年戦略原発比率示さず

 2050年に向けた国の長期エネルギー戦略の概要が分かった。
 温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」に基づく脱炭素社会に向け、太陽光など再生可能エネルギーを主力電源化する方針を明記。
 安定供給に向けて蓄電池や水素の技術を集中的に開発すると打ち出す。
 原発は「脱炭素化の選択肢」としながらも依存度を低減。
 多様な技術を組み合わせて情勢の変化に対応する。
 電源構成の数値目標は示さない。

蓄電池・水素活用
 長期戦略は経済産業省のエネルギー情勢懇談会で協議しており、4月にも最終案をまとめる。
 今夏の閣議決定をめざすエネルギー基本計画に反映させる方向。
 同計画は主に30年までの政策の方向性を示すが、その先をにらんだ政府戦略となる。
 太陽光や風力など再生エネは価格低下とデジタル技術が進んで「主力化への可能性が大きく拡大している」と分析。
 一方で天候などに左右されるリスクの耐性を強化する必要性を強調している。

 解決手段としては、再生エネと組み合わせて出力の変動を補ったり、余ったエネルギーをほかの用途に活用したりできる蓄電池や水素技術の革新をあげる。
 ITによる電力システム刷新のほか、再生エネの大量導入を受け入れられる送配電網の整備や効率化を急ぐ。
 30年以降は温暖化対策や国際情勢の動向、再生エネや原発政策の進捗状況を勘案する必要性が増す。
 戦略案では再生エネを主力としつつ、多様な電源を最適に組み合わせていく。
 原子力、液化天然ガス(LNG)、水素など柔軟に活用する。

 原発は「脱炭素化の選択肢」とするが、廃炉や廃棄物処理の対処、社会的な信頼回復が必要と指摘。
 新増設や建て替えの直接的な表現は見送る。
 一方で「安全性や経済性などに優れた炉の追求」と一定の余地を残す。
 火力発電など化石エネルギーは「過渡期における主力」とし非効率な石炭火力などは順次廃止する。
 再生エネの主力化と並行して、リスク対応力を強化する。

 太陽光パネルは中国企業が世界シェアの上位を占める。風力発・電機も海外勢が強い。
 1つのエネルギーに依存すれば、部材供給途絶や価格高騰などに弱い構造をつくりかねないからだ。
 原子力や水素、蓄電池で市場シェアや技術力をもつ日本企業は多い。

 再生エネと組み合わせて使い、企業の競争力を維持する狙いもある。
 電源構成は14年の基本計画策定後に「30年度に原発2022%、再生エネ2224%」をめざしてきたが、長期戦略で目標値は示さない。
 一方で、政府に新組織をつくり、科学的に分析し最適なエネルギー選択の判断材料を示す「科学的レビュー・メカニズム」を始める。

補足、感想など

 30年先か。
 確かに不確実な空想の世界ではある。
 しかし、恒常的にエネルギーを獲得できる原発の重要性は変わらない。

 冒頭でふれたように、「原発の新設」ということは、視野にいれなければならないのだ。
 あまり表面にはでないが、原発建造技術を残そうとオール日本で頑張っている。
 その記事をみよう。

 --ここから--

2018/01/03()

 日立製作所が英国で進める原発新設プロジェクトに対し、3メガバンクと国際協力銀行(JBIC)を含む銀行団が、総額1.5兆円規模の融資を行う方針を固めた。
 事故などによる貸し倒れに備え、日本政府がメガバンクの融資の全額を債務保証する。
 政府系の日本政策投資銀行は出資による支援を行うほか、中部電力など電力各社も出資を検討する。

 総額3兆円規模に上る原発輸出を、政府主導の「オールジャパン体制」で後押しする。
 JBICや政投銀による投融資も含めると、政府が巨額のリスクを抱える形となる。
 損失が発生すれば、最終的には国民負担を強いられる懸念もある。

 投融資の対象となるのは、日立の英国子会社が2020年代半ばの稼働を目指し、英中部アングルシー島で進める原発新設プロジェクト。日立は投資の最終判断を19年度に下す予定だが、リスクを1社で負うのは不可能として、日英両政府や金融機関と協議を続けている。
 国内金融機関と政府全額出資の日本貿易保険(NEXI)は昨年12月、日立の求めに応じ資金支援の意思を示す趣意書を提出した。

 関係者によると、日立は現時点で原発建設の事業費を3兆円程度と見積もり、うち1.5兆円程度を金融機関の融資、残りを出資で賄うことを見込んでいる。
 融資のうち、三菱東京UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクは1行当たり千数百億円程度を拠出し、3行の融資総額は5000億円規模となる見通し。
 NEXIが債務を保証する。残りはJBICや、英国の民間金融機関が融資する。

 出資は政投銀が意向を日立に伝えたほか、日立製の原子炉を国内で使用する中部電力と日本原子力発電も検討に入った。
 日立は東京電力など他の電力会社や商社にも出資を打診しており、関連事業会社連合の協力でリスク分散を図る。
 原発新設を急ぐ英国政府もプロジェクトに出資する意向で、日英両エネルギー担当相は昨年12月、今後の協力に関する書簡を交わした。

 原発建設は、11年の福島第1原発事故後の安全コスト増大で世界的に採算が悪化しており、東芝の経営危機の原因にもなった。
 だが政府は「技術を絶やさないためにも、英国のプロジェクト獲得は必要」(経済産業省幹部)との立場で、全面支援の姿勢を示している。

 --ここまで--

 同様なことがトルコでもなされている。

 --ここから--

2018/03/15()
 対トルコ原発輸出、建設事業費が倍に 安全対策費かさむ
 三菱重工業など日本企業がトルコで手がける原発建設計画の総事業費が、想定の2倍以上にふくらむ見通し。
 計画は原発輸出を成長戦略に掲げる安倍政権が推進しているが、2011年の東京電力福島第一原発事故後、原発の安全対策費がかさみ、日本企業が採算を取るのが難しくなっている。

 計画ではトルコ北部の黒海沿岸のシノップ地区に原発4基(出力計440万キロワット規模)をつくる。三菱重工と仏企業が共同開発した新型炉「アトメア1」を採用し、建国100周年の23年の稼働をめざす。伊藤忠商事や現地の電力会社なども参画する予定だ。
 当初、事業費は4基で2・1兆円程度と見込まれていた。
 だが、事業関係者によると、日本側が事業化に向けて調査する過程で1基あたり1兆円を超え、総額4兆円以上にふくらむ見通しが分かったという。
 原発の安全規制を強化する流れが加速したためだ。23年までに完成させるのも厳しそうで、日本側は今年に入り、トルコ側に想定通り進めるのは難しいことを水面下で伝えた。
 トルコ側からは「失望した」との感想が漏れたという。

 --ここまで--

 また、ポーランドで。

 --ここから--

2017-12-21
 日本が、欧州ポーランドの次世代原発建設事業の誘致に成功した。
 2011年、福島原発事故直後、脱原発政策などで原発輸出競争で苦境に陥ったが、政策を全面修正し、既存の設備の欠点を補完するなど日本の原発産業界が海外市場で競争力を取り戻しつつあるという解釈が出ている。
 日本経済新聞が21日、日本政府と民間部門が力を合わせて、次世代原子炉である「高温ガス炉」を2030年までにポーランドで建設すると伝えた。

 新聞によると、日本政府は来年初め、ポーランド政府間と正式合意を締結し、出力16万キロワットの原子炉を建設する。
 この事業には、日本原子力研究開発機構を中心に東芝、三菱重工業、日立製作所などの企業が参加する。
 高温ガス炉は、一般の原子炉のようにウランを燃料に使用するが、冷却剤として水の代わりにヘリウムガスを使用する。

 化学反応や蒸発が起こらず、水素、水蒸気爆発も発生しない。
 冷却電源を切っても炉心が溶けず安全性も高く、二酸化炭素の排出量も少ないという。
 ただし、高温ガス炉は出力が20万~30kWで一般の原発よりも小さい。
 日本は、一般の原発輸出には限界があると判断して、次世代高温ガス炉輸出に主力する方針だ。

 特に二酸化炭素排出規制が厳格な欧州連合(EU)では高温ガス炉の導入に積極的という分析に、ポーランドを足がかりに、高温ガス炉輸出に力を入れるものとみられる。
 高温ガス炉は現在商用運転は行われていない。ただ、日本の原子力機関は、世界で初めて高温ガス炉の研究炉を茨城県に作って出力3万キロワットの稼動に成功している。
 日本企業は来年中にポーランドの現地企業が参加するコンソーシアムを構成して、2025年までにポーランド国立原子力研究センターに出力1万キロワット級の研究炉を建設する計画だ。

 最終的には2030年に商用炉(商業発電用原子炉)で運転を開始するのが目標だ。
 日本の原子力機関は、すでにポーランドに技術者を送り、現地調査を行っている。
 商用炉は、1基当たり約500億円(約4762億ウォン)水準で、ポーランドの発注量が2基の場合、約1000億円規模を受注することになる。

 --ここまで--

 世界的な逆風の中で、原発を新設することがどれだけ困難なことか理解できる。
 冒頭でふれたように、再生エネルギーは基本的に補助的なエネルギー源にすぎない。
 主たるエネルギー源が、原発であることには替わりはあるまい。
 ただ、補助的なエネルギー源が増えていくだけであろう。

 日本人の懸念も書いておきたい。

 --ここから--
20180315
 脱原発は、「今の原発が安全か」よりも「今後数十年の原発の技術的発展余地はどの程度か」で決めてほしい。
 技術的なことは何も分からんが、脱原発して最も恐ろしいパターンは、日本が技術捨てた後、中国とかが画期的な原発作って事業に革命起こして、日本がそれを買うことになる、という事態。
 八木アンテナレベルの悲劇になる。

 --ここまで--

 日本が、中国の新型原発のパテントを買う—か。
 身震いするほど恐ろしい話ではある。





世界が石油を必要としなくなったら

世界が石油というものを必要としなくなったら、例えば中東の資源国はどうなるのだろうか。
 ホンダの2030年頃の売れる車の車種の予測を見てみよう。

 --ここから--

 ホンダの17年の電動車販売は約26万台と全体の5%にとどまるが、30年までに世界販売の65%を電動車にする計画。
 このうち全体の50%をHVやPHVとし、残る15%をEVや燃料電池車(FCV)とする方針だ。
 英調査会社IHSマークイットの予測では、30年の世界販売に占めるHVは全体の33%で、EVの7%を上回る。

 --ここまで--

 ホンダの2030年頃の見通しでは、ガソリン車35%、ハイブリッド50%、電気自動車プラス燃料電池車 15% と予測している。

 このガソリン車35%という見通しは、圧倒的であろう。
 ガソリンを必要とする自動車が今の半分くらいになるという意味であろう。

 つまり、石油を必要としない社会(の始まり)というものが、もう、10年ちょい後に迫っているのだ。
 それを受けて、中東の資源国などが、あせっている。
 その状況が記事となっていた。

 以下、新聞から抜粋。

  「氷河は溶け、動き始めた」
 サウジアラビアの実力者ムハンマド皇太子が推し進める改革を助けるりーマ王女は、サウジの変化をこう語る。
 女性の運転解禁などの改革は、新たな経済需要を生む試みの一つでもある。
 サウジは輸出の9割近くが石油で、石油部門は国内総生産(GDP)の3分の1を占める。
 民間企業も、石油に支えられた公的部門に依存している。
 皇太子は2030年までに石油に頼らない経済をつくる計画を掲げている。
 サウジにとっての石油のように、働かずして得られるレント(非稼得性収入)に依存する国を「レンティア国家」と呼ぶ。
 エジプトはスエズ運河の運航料や外国からの援助を受けてきた。

 経済学者は、非資源国も含めアラブ諸国の多くをレンティア国家に分類し、これが統治の仕組みに影響を与えたと考えてきた。
 指導者は人々にこの収入を配分する権力をにぎる。
 王政打倒後に大きな権力を握ったエジプトのナセル元大統領も、サウジの建国の父アブドルアジズ元国王も、国民が政治に参加する権利を制限するかわりに、ゆりかごから墓場まで国民の生活の面倒をみる暗黙の社会契約を結んでいた。
 しかし、人口が急増する現在のアラブ諸国ではこの約束を守り続けることができなくなった。
 レントに頼り切ったシステムを切り替えるのは容易でない。
 「皇太子は改革実現のために24時間をささげている」とりーマ王女はいう。
 首都リヤド中心部で威容を放つ内務省の建物は午前1時になっても多くの部屋の明かりがともったままだ。
 深夜型の勤務スタイルの皇太子は、午前O時すぎから各省幹部の携帯電話を鳴らし仕事の進捗を確認することがしばしばという。
 改革は時間との闘いだが、構造的な問題も浮き彫りになってきた。

 「サウダイゼーション(サウジ人化政策)は大失敗だ」。
 リヤドでタイヤ販売を手掛ける実業家は憤る。
 政府は外国人労働者への人頭税を導入し、サウジ人の雇用を増やそうとした。
 現実には、アジアの出稼ぎ労働者ほど長時間働かず高い賃金を要求するサウジ人を雇うことを企業が強いられた。
 ブルーカラーの仕事の人気は低く、清掃業に就いたサウジ人の話が新聞記事になるほどだ。
 企業のニーズと人材のミスマッチは大きい。
 国際的な子供の数学の学力比較調査「TIMSS」の2015年の結果をみると、シンガポールや韓国など上位のアジア勢と対照的に、エジプト、ヨルダン、モロッコなどアラブ諸国が下位に低迷し、サウジは39力国中最下位。
 改革の途上とはいえ、宗教に偏った教育のカリキュラムの見直しが欠かせない。

 若年層にとって仕事とともに深刻なのは結婚の問題だ。
 式の準備や結納品で多額の出費を強いられ、現実には経済的な理由で結婚ができない未婚者が急増。
 保守的なアラブ世界では結婚を巡る慣習の見通しがなければ異性との交遊もできない。
 民営化など市場化政策を進めれば、出身や教育の格差が、そのまま経済格差に反映される。
 閉塞感が強まるなか、社会の分断を広げ、改革への反発が一気に強まるリスクある。

補足、感想など

 要するに。
 これから、10数年の内に、キリギリス → アリ になることが、社会的に要求されたということだろう。
 そもそも、そう簡単に キリギリス → アリ に変身するものだろうか。
 教育というところが、眼目なのだろうな。

 1980年代、中国が改革開放政策を始めた頃、トウ小平さんという中国の指導者は、世界各国に数万人規模で留学生を送り出すという「荒業」をやった。
 筆者の知る限り、発展途上国で、数万人規模で「留学生」を送り出すということを国家プロジェクトでしたという事例は、中国だけだ。
 トウ小平という人の「有能さ」を示していて、余りあるものだと思える。

 記事にあるサウジアラビアの皇太子は、「数万人規模で留学生を世界へ送り出す」ということができるかな。
 記事にある改革が成功するか否かは、そのあたりに掛かっていないかな。

 でも。
 1980年代、中国にはなにもなかった。
 失うものがトウ小平さんにはなかったのだ。
 しかし、サウジアラビアはどうだろう。
 数万人規模で留学生を送り出せば、当然、皇太子よりも優秀な人物がでてくる。
 皇太子という存在を脅かす存在になることは火をみるより明らかだ。
 サウジアラビアの皇太子には、「失いたくないもの」がたっぷりあろう。

 さて。
 冒頭でふれたように、「世界で石油を必要としない時代が迫ってきている」
 でも、皇太子には、「数万人規模で世界へ留学生を送り出す勇気がない」
 
 サウジアラビアの未来は、この皇太子の「能力」にかかっているのではあるまいか。

 *追記
 イラクで日本式の教育システムを導入したという記事があった。
 石油が不要となる時代を見越してのことかもしれない。

 --ここから--

 イラクの首都バグダッドに日本式初等教育を実践する私立の小学校が設立され、日本大使館で26日、開校式が行われた。ホームルームや掃除、給食を取り入れ、道徳心や集団意識の育成を目指す。
 日本の初等教育に感銘を受けた日本研究者のイラク人が「日本の道徳心こそがイラクの人材育成に必要だ」と実業家らに寄付を募り、設立した。将来的に中学校も開校する方針だ。
 校名は、価値や道徳を意味するアラビア語にちなみ「アルキヤム小学校」。11月にすでに開校し、1年生と2年生計約230人が学んでいる。2年生からは日本語も学習するカリキュラムで、日本に留学経験のあるイラク人教師らが日本語を教える。

 岩井文男駐イラク大使は「とても光栄で、子どもたちに日本に来てほしい」とあいさつ。ラヒ・ミズヒル校長は「私たちの目標は日本だ」と抱負を述べた。

 --ここまで--

 上の事実は、産油国で、日本式の教育システムを売り込めるということを意味しているのかもしれないな。






2018年3月29日木曜日

貴乃花親方が深くおわび


まぁ、貴乃花親方騒動が、納まったとでも言えばいいのかな。
 この騒動の核心部分ってなんだろうなぁ。

 筆者は、このブログで何度もふれた。
 どういう行動を起こしても構わないが、それが「相撲というものを日本人が愛し続け、支持し続けてもらうための行動なのかどうか」--それが唯一の「判断基準」だと。

 だから。
 貴乃花親方の問題提起の仕方、言動の仕方が、上の判断基準にそぐうものではなかった—ということだろう。
 その意味で、「深くおわび」するという行動に繋がったということであろう。

 以下、新聞から抜粋。

 日本相撲協会は,エディオンアリーナ大阪で全親方対象の臨時年寄総会を開き、元横綱日馬冨士関による傷害事件以降、協会に反発する言動を続けた貴乃花親方(元横綱)が経緯などを説明。
 その後、記者会見した同親方は「一連の行動でご心配とご迷惑を掛け、深くおわび申し上げる。真実を追求しようという気持ちが強く、かたくなな姿勢を取ってしまつた」と述べた。
 出席者によると、貴乃花親方は冒頭から終了まで謝罪を続けたという。
 この日決まった新職務では、元理事の同親方は役員待遇委員から1階級降格で委員となり、土俵下で勝負を見守る審判部に配属された。
 2月の理事候補選挙での落選を受けた慣例的な措置。
 同親方の処分については、臨時年寄総会は29日の理事会に一任することで一致した。

 一部親方から解雇に相当する契約解除を求める厳しい意見が出たが、「一から出直してほしい」と再出発を促す声もあったという。
 貴乃花親方は弟子の十両貴ノ岩関が被害者となった傷害事件の協会対応を問題視し、内閣府の公益認定等委員会に告発状を提出。
 春場所初日から欠勤するなど物議を醸したが、起きた弟子の十両貴公俊関の暴行問題を機に役員室へ出勤するなど態度を一変。告発状も28日に取り下げた。

怒声飛ぶ中何度も謝罪  「すみません。心を入れ替えて頑張ります」。
 不満を募らせた親方衆から怒声が飛ぶ中、貴乃花親方は謝罪を繰り返した。
 臨時年寄総会に出席した「平成の大横綱」からは、協会に反発してきた姿勢は消えていた。
 総会は約2時間。貴乃花親方はほぼ孤立無援状態で、周囲からの不信感も根深かった。
 高田川親方(元関脇安芸乃島)は「誠意を見せて、ちゃんと残るものをつくった方がいいと言った方もいる」と話し、誓約書を書かせるべきだとの声も上がったことを明かした。
 終了後には多くの親方が表情をこわばらせ、報道陣の質問には答えず。
 千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は「貴乃花親方は相当反省していた」と証言した。

補足、感想など

 相撲というものは、日本人から支持され、愛され続けなければそこでお終いなのだ。
 だから、不満があるならば、相撲協会内部で改革していくしかない。
 相撲という格闘技をみているとそのことがよく分かる。
 世界で一番稼げる格闘技であるということは、世界で一番多くの人が見ている格闘技だということだ。
 そのための工夫が相撲の歴史においてなされている。
 押出しとか、突き落としなんて「技」で勝敗が決まる格闘技が世界のどこにある。
 血を見ないというのも、一つの特徴だろう。

 つまり、その様にして、格闘技の本来的にもつ「粗暴さ」「荒々しさ」という毒を希釈化し・弱めて、通常の観客を獲得してきたのだ。
 で。
 貴乃花親方の主張が・言動が、「観客を多く獲得する」ことに繋がるのか?

 その意味で無理があろう。
 まぁ、表題で「深くおわび」という表現となっているが、当然であろうな。

 なんどもいいたい。
 どんな行動にでてもいい。
 ただ、その時の「判断基準」は、相撲というものが日本人から愛され続け、支持されつづけるための行動なのかどうか—ということだ。
 「相撲というものは、日本人から愛され支持されなければ、そこでもうお終いなのだ」
 その判断基準にそぐわない行動は、他者から誹(そし)りをうけて排除されるだろうということだ。

 *追記
 以下のような処分となった。

 --ここから--

 貴乃花親方2階級降格  貴公俊は1場所出場停止

 日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、貴乃花親方(元横綱)を委員から年寄への2階級の降格処分とすることを決めた。
 年寄は7階級ある親方の地位の中で一番下。
 貴乃花親方は3月の春場所中に無断欠勤などを繰り返して協会の規則に違反したほか、春場所中日の18日には弟子の十両貴公俊(たかよしとし)が支度部屋で付け人に暴行する問題が起き、監督責任を問われた。
 貴公俊は1場所の出場停止処分となった。
 貴乃花親方は、弟子の貴ノ岩が元横綱日馬富士から受けた傷害事件を協会に報告しなかったなどとして、1月に理事解任処分を受けて2階級下の役貝待遇委員に降格。

 さらに2月の理事候補選の落選を受け、今月28日には慣例でさらに1階級下の委員となっており、1月から計5階級降格となった。
 貴乃花親方は「真摯に処分を受け止め、今後は自分に与えられた職責を果たしながら、弟子の育成と大相撲の発展のためにゼロからスタートしてまいります」とのコメントを出した。
 記者会見した八角理事長(元横綱北勝海)は、貴乃花親方について「真面目に仕事をして、組織人として改めてもらえればと思ってい
る」と話した。
 貴乃花親方は春場所初日から無断欠勤や会場にわずかしか姿を見せない行動で波紋を広げてきたが、貴公俊の暴行問題が起きると、協会への反発的な態度を一変させて出勤。
 28日には全親方が対象となる臨時年寄総会に出席し、一連の言動について全面的に謝罪した。
 また傷害事件の協会の対応を巡って内閣府の公益等認定委員会に告発状を提出していたが、28日に取り下げた。

--ここまで--





アメリカが北朝鮮の非核化を信用するか


北朝鮮が、中国にすりよっても、アメリカが「北朝鮮の非核化」を信用するかどうかに問題の核心がかかっている。
 どう、非核化したことを証明するのか。
 北朝鮮に数カ国で構成する査察団を入国させるのか?

 韓国からの見方をみよう。

 --ここから--

金正恩が中国に行った理由
 バンダービルド

 最近まで米北、中北、南北関係は、それぞれ過去最悪水準だった。
 共通の原因は北韓の核・ミサイルである。
 このうち特に中北関係は、張成沢の処刑など付加的な要因に加え、相対的にとくに最悪だった。
 ところでこのような最悪の関係が急に雰囲気を変えて、約束でもしたかのように、345月に北韓を軸にして首脳会談のイベントを推進するにぎやかな姿が展開された。
 中北首脳会談がそのスタートを切った。
 中国高官が韓国を訪問して中北首脳会談の結果をムンジェイン政権に説明するという。
 外信によると中国と北韓は年初から首脳会談のために暗中模索していたという。

 中北サミットに続く次の打者は南北首脳会談で、最後の打者は米北会談である。
 南北、米北サミット成功と関連しての経過事項は、すでに知っている通りだ(=外信など「韓国政府関係者、昨年末に少なくとも2回平壌を訪問…」)。
 北韓の核・ミサイル危機が極に達し、これにによる国際制裁が最高潮の状態のときに、どこ(韓米中)にしても北韓と首脳会談をすることになるのは普通のことではない。
 発生の可能性が極めて低い確率になる。
 さて、珍しくも極めて低い発生確率の事件が、一度でもなく、三度、ほぼ同時多発で起きた。
 常識的には「事前計画」というものがない場合は不可能なことである。
 良い言い方で「事前計画」であって、違う言い方をすると「組み打ちの花札」である。

 当初、南と北が冬季オリンピックを利用して事前計画を演出したし、これに米国が乗って米北会談が用意された形だが、わかってみると「事前計画」加担メンバーが他にあったようだ。
 演出陣がもう一つあったという話だ。
 今回の中北首脳会談の成功は、「事前計画」の演出陣に南北だけではなく実際には中国まで含まれているものと見なす有力な証拠となる。
 このような流れだった可能性が濃厚である。
1中国の習近平と韓国のムンジェイン政権が、北爆の懸念を相互共有(北爆時、習近平・ムンジェイン政権は失うものが多い、両方とも最大の被害者)
2韓中が北爆を避けるため、あらゆる手段を講じるという次元で北韓の説得に着手(韓国:昨年末から、中国:今年の初めから)
3)北韓がムンジェイン政権の説得(南北、米北サミット推進)に反応
4)米国がサミットの電撃決定(=中国の対北説得作業が無意味な段階に入る)
5)「事前の計画」のメンバーだったのに思いがけず疎外された中国が、「パイプライン完全遮断」をカードに北韓圧迫
6)中北サミット(金正恩、必要な日程のみ短く消化)

 結論としては、突然の今回の中北首脳会談は、南北中の「組み打ちの花札」だが、全然期待もしてなかった結実(米国の呼応)をあまりにも早く得たために起きたハプニングだと要約(推定)できる。
 今回の中北首脳会談と関連し、中国側は体面上、北韓側が中国の訪問を希望したことにする可能性が濃厚である。
 問題は米国の動きである。
 現在米国は、中国や北韓側から中北会談に関する事項を事前に正式に通知されていないものと思われる。
 米国が米北首脳会談を控えて「気が抜ける」状況になったという話だ。

 米国は表現しなくても、すでに体面と自尊心がしわくちゃな状態となった。
 トランプは性格上、このような状況を非常に耐えるのが難しい可能性が大きい。
 より大きな問題は、米国側が、「南北中が北韓に時間稼ぎさせるために談合した」と確信した時だ。
 その際は怒涛のような怒りに包まれた米国が、北韓の金正恩、中国の習近平、韓国のムンジェイン政権を「グル」だと見て、用意された武力を躊躇もなく発揮することになる可能性がほぼ100%である。

 もちろん武力が繰り広げられる主舞台は韓半島だ。
 併せてその時は、韓国国民の被害を考慮した慎重なオプションなど、米国の考慮対象から完全に排除される可能性がある。
 その際は、北韓だけではなく、韓国もまたトランプが言及した「非常に大まかな(Very Rough)ステップ」がもたらす波及を覚悟しなければならない。
 これで北韓は「完全な破壊」となるだろうし、韓国は「かなりの苦痛」になるだろう。賭博場で組み打ちをすれば、怒った相手から仕返しされるものだ。

 --ここまで--

 韓国の立場としては、最悪の事態になったどき、どうしようか—という話なのだな。
 日本の新聞の論調はどうだろう。
 ちょいと、この前、見た姿と一緒だな。

 --ここから--

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長による2528日の電撃的な訪中は、冷え込んでいた中朝両国の和解を印象づけた。
 中国が後ろ盾として存在感を強めれば、米国は軍事行動を取りにくくなる。
 北朝鮮は「段階的な非核化」の意思を示したが、時間稼ぎに終わる懸念もくすぶる。
 中朝関係の改善で、日米が主導する圧力路線も後退しかねず、北朝鮮の非核化への道筋は一段と複雑になった。

  「両国の歴代指導者が築き上げた貴重な財産だ」。習近平(シー・ジンピン)国家主席は会談の場で、こう中朝関係を持ち上げた。
 金正恩氏を異例の厚遇で出迎え、帰路に就く27日には、習氏自ら、妻の彭麗媛氏とともに見送った。
 中国国営メディアが流した中朝首脳会談の映像は、中朝の蜜月ぶりの復活を世界に知らしめた。

 中朝の突然の和解は、なぜもたらされたのか。
 トランプ政権誕生後、朝鮮半島情勢を動かしてきたのは、米国による「軍事オプション」の存在だった。
 米国は日本などと最大胆の圧力をかけつつ、北朝鮮が非核化に応じなければ攻撃も辞さない-と威嚇してきた。
 実際、金正恩氏を訪中に駆り立てたのは、米国の軍事的手段の行使が現実味を帯びてきたからだ。
 中朝関係筋によると、首脳会談に向けた調整が始まったのは2017年末。
 再三の訪中提案に見向きもしなかった北朝鮮が、唐突に前向きな姿勢に転じた。

 トランプ米政権で対話重視派のティラーソン国務長官の更迭が噂され始めた時期だ。
 年明け以降、北朝鮮は韓国の仲介で5月の米朝首脳会談に道筋をつけたものの、米朝首脳会談が失敗に終われば「米国は軍事行動に移る」との見方は根強かった。
 3月にはポンペオ米中央情報局 (CIA)長官がティラーソン氏の後任に決まり、安全保障担当の大統領補佐官にボルトン元国連大使が指名され、幹部に対北強硬派が並んだ。

 こうした動きが金正恩氏の危機感を高めた。
 3月下旬、中国共産党で対北外交を担う中央対外連絡部の実務者が秘密裏に訪朝。
 金正恩氏の訪中の最終調整だったという。
 中朝会談が示したのは、中国は北朝鮮を守るとのメッセージだ。
 仮に米朝首脳会談が不首尾に終わっても、中国が米国の軍事行動に反対するのは必至だ。
 中朝和解はトランプ氏が振りかざしてきた軍事手段を事実上封じ込めた。
 米国の先制攻撃が現実味を失い、北朝鮮への圧力が弱まる転換点となる公算が大きい。

 しかも、会談では非核化を段階的に進めるべきだとの北朝鮮の考えが改めて示された。
 核放棄に向けて一歩進むごとに支援を取りつける「行動対行動」という主張について、中朝関係筋は「米国と韓国は次の首脳会談で
 適切な見返りを提示する必要がある」と解説する。

 具体的には制裁緩和や敵視政策の見直しなどで、非核化は一段と遠のく可能性がある。
 中国は今後、6力国協議など中国主導の枠組みでの対話を働きかけるとみられるが、北朝鮮が協議を核・ミサイル開発の「時間稼ぎ」に使う懸念も強い。
 北朝鮮が中国に続き、ロシアと首脳会談をする可能性も取り沙汰される。
 安倍晋三首相は28日の参院予算委員会で中朝首脳会談について「重大な関心を持って情報収集、分析に努めている」と述べた。
 肯定も否定もせず、評価を避けた口調からは展望の難しさがのぞく。
 日米が主導する北朝鮮への圧力路線が堅持できるかが問われている。

 --ここまで--

 形の上からは、1940年代の朝鮮戦争を同じ形である。
 しかし、アメリカは、朝鮮半島でアメリカ人の血を流すなんて、無駄なことは絶対にしない。
 アメリカ軍は、朝鮮戦争での朝鮮人達の卑怯な、不甲斐ない行状に心底、懲りているのだ。

 また、北朝鮮に「飴を与える」という選択もすまい。
 これも、サンザンに北朝鮮に騙されて懲りているのだ。

 結局、中国に責任を取らせる---という形で終結するのかもしれないな。
 中国軍によって、北朝鮮の非核化を実現させ、その成果を米国を主体とした査察団が確認するというあたりに収まるような気がするなぁ。

 中国が介入した—ということは、そのあたりまで踏み込むと中国自身も覚悟してのことであろう。
 お笑いなのは、日本にいるevenki族工作組織=朝日新聞が、例によって、「飴をなめさせろ」てな論調で記事を書いていた。
 そのお笑いの記事をみてみよう。

 --ここから--

20180329
朝日新聞
 北朝鮮関係筋によると、金正恩政権が最近、朝鮮労働党幹部らに「6月初めにも日朝首脳会談の開催がありうる」との説明を始めた。
 日朝首脳会談に対する金正恩政権の関心が明らかになるのは、2011年12月の権力継承後初めて。
 説明は、党中央が幹部らを政治的に教育する学習会の資料で示された。
 資料は正恩氏の外交手腕を絶賛し、韓米中日ロの順番で5カ国に対する外交方針を個別に説明したという。

 対日政策について、資料は「日本政府が最近、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)を通じ首脳会談の開催の意思を北朝鮮側に打診してきている」と説明。
 日朝首脳会談は5月の実施を目指す米朝首脳会談の後、6月初めにも平壌で開かれることがありうるとした。
 ただ、資料は02年9月の日朝平壌宣言が国交正常化への道筋として示した日本人拉致問題や、北朝鮮による核・ミサイル開発問題などについては具体的な方針を示していないという。

 北朝鮮メディアは最近、日本への批判を繰り返している。
 別の関係筋は北朝鮮の思惑について「安全保障問題の相手は米国だが、大規模な経済支援が望めるのは日本だけ。(批判することで)日本に対する交渉条件をつり上げている」と語る。
 北朝鮮内では、日本と国交を正常化すれば、200億ドルとも500億ドルともされる支援を受けられるとの期待が出ているという。

 --ここまで--

 北朝鮮人のもつ卑怯さのよく現れた記事ではある。
 まぁ、朝日新聞のもつ卑怯さも同じだが。

 上でふれたように。
 ここで、中国がしゃしゃりでた—という事実は、アメリカも「北朝鮮のことは、中国に責任を取らせる」ということにほぼ同意したという意味ではないのかな。
 北朝鮮の非核化、日本の拉致被害者の救助等(どうなるか分からないが--)など、アメリカからすれば、お前が口を出したのだから、すべて解決しろ--と言っているということだろう。





2018年3月28日水曜日

人食い・金無し中国人が、日本へ金だしておくれと猫なで声


今、中国はお金がない。
 西欧諸国の金融機関からの膨大な債務にあっぷあっぷしているのだろう。
 で。
 日本に向かって、猫なで声で、「お金出しておくれ」と盛んに言ってくる。
 なにか。
 中国に向かって、安倍さんが、美味しいと聞こえる話をしたようだ。

 安倍降ろしを盛んに日本の立憲ナントカ党等の野党を使って工作しながらも、安倍さんに向かって猫なで声で誘いをかける。
 巧みなものではある。

 以下、新聞から抜粋。

 中国の国政助言機関、全国政治協商会議(政協)の梁振英副主席(前香港行政長官)は、中国が進める広域経済圏構想「一帯一路」に関して「日本企業の参加を歓迎する」と述べた。
 米中貿易摩擦の激化には「世界の相互依存は深まっており、曲折はあってもグローバル化の流れは止まらない」として米国の保護主義的な措置に疑問を呈した。

 梁氏は一帯一路構想や、広東省と香港、マカオの経済連携を深める 「粤港澳大湾区」構想の対外的な広報を担っている。
 東京で開く日本・香港経済合同委員会に出席し、両構想を説朋する予定だ。
 梁氏は一帯一路は中国が始めたが、いまやグローバルな構想となった。歴史的にシルクロードに位置する六十数力国に日本は入らないかもしれないが、この機会を活用することを歓迎したい」と語った。
 具体的には金融、貿易、インフラ、政策、人的交流の5分野で協力できるとの見方を示した。

 大湾区構想に関しては 「人口約6700万人、域内総生産(GDP)1兆3000億ドル(約140兆円)と、韓国にほぼ匹敵する経済圏が誕生する」と利点を強調した。
 中国政府が実施計画を近く公表すると明らかにし、「ヒト、モノ、カネ、情報の流れがより自由になる、日本企業にとって香港に立地する魅力が増すだろう」と語った。

 習近平指導部は香港への統制を強化し、高度な自治を保障する一国二制度」が揺らいでいるとの見方も強い。
 粱氏は「中央政府の香港政策は明確で安定している」と強調。
 一方で「高度な自治は完全な自治ではない」とも語り、国家主権の維持が一国二制度の大前提との立場を示した。
 香港社会で親中国派と民主派による分断が深まっているとの指摘には 「声が大きい少数派と、静かな多数派を区別すべきだ。反対派の勢力は弱まっている」と語り、民主派は退潮傾向にあるとの認識を示した。

 梁氏は2012年、親中国派の後押しを受けて香港行政長官に当選。
 14年に民主化を求める市民が中心部の道路を占拠した「雨傘運動」では習指導部の意向に沿って一切の妥協を拒否し、民主派による批判の的となった。
 17年には現役の香港行政長官として初めて政協副主席に就任した。
 梁氏は「学生らは北京の承認なしに行政長官選挙制度を変えようとしたが、それは香港基本法に違反する」と語り、中国政府の意に反する候補の出馬を認めるべきだ、とする民主派の主張は実現不可能だったとの見方を示した。

補足、感想など

 そもそも、一帯一路とはどのようなものか、日本側からも見方をご紹介したい。

 --ここから--

「一帯一路」国際会議、実態は中国基準の「途上国クラブ」 資本規制や安全保障に懸念も
 2017/05/18()
 中国は14~15日に、北京でシルクロード経済圏構想「一帯一路」の国際会議を開き、29カ国の首脳と国際機関トップらが参加。
 「一帯一路」の「一帯」とは、中国からカザフスタン、ロシア、トルコなどを通って、フランス・ドイツまで鉄道や道路のルートと拠点を整備して、物流経路として各地域を活性化しようとするものだ。
 「一路」とは、海路を意味しており、各国の港などを整備していくとしている。
 つまり、鉄道、道路、港湾のインフラ整備を行って、陸と海のシルクロードを作るという構想で、カバーされる国の人口は世界の6割の44億人にもなる。

 中国からみれば、巨大な公共事業を海外で行うことになる。
 しかも、中国主導であるので、全てのものが中国基準になると思われる。
 今回の国際会議に出席した各国の首脳は、ロシアのプーチン大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領、トルコのエルドアン大統領、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問など。
 先進国のG7から首脳が出席したのはイタリアのジェンティローニ首相のみである。
 このほか首脳が参加した国は、アジアからはインドネシア、カンボジア、スリランカ、パキスタン、ベトナム、マレーシア、モンゴル、ラオス。中央アジアからウズベキスタン、カザフスタン、キルギスが参加している。

 欧州から参加したのは、ギリシャ、スイス、スペイン、セルビア、チェコ、ハンガリー、ベラルーシ、ポーランド。アフリカからはエチオピア、ケニア。南米からアルゼンチン、チリ。オセアニアからはフィジーが名を連ねた。なお、日本からは、中国通の二階俊博・自民党幹事長が出席した。
 会議に参加した代表的な国の1人あたりの名目国内総生産(GDP、2016年)をみると、中国が8100ドル、ロシアが8900ドル、フィリピンが2900ドル、トルコが1万700ドル、ミャンマーが1300ドル-となっている。

 世界190カ国中のランキングは、中国74位、ロシア71位、フィリピン128位、トルコ64位、ミャンマー160位といずれも先進国とはいえないところだ。全体をみても、「中国主導の途上国クラブ」という感じだ。
 先進西側諸国とは違った基準での経済発展の試みとみることもでき、その意味では興味深いが、中国が国際的覇権を握ろうとしていることが明らかなだけに、各地域の経済発展がどこまで確保できるのかがポイントである。
 中国基準は、知的財産権の軽視、資本取引規制など日本を含めた先進西側諸国とは異なるもので、先進西側諸国にとって不利である。
 さらに、いざというときの安全保障の確保も日本にとっては気がかりだ。

 このため、日本としては、今の段階で積極的に「一帯一路」に参加することはなく、当面は情報収集に徹するとみられる。
 いずれにしても、「一帯一路」は中国の経済力次第で、1人あたりGDPが1万ドルを超えられるかが当面のカギである。 
 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)


■過剰生産の輸出を企む「一帯一路」 中国が日本にAIIB参加促す理由

2017/05/22()
 中国経済は、現在も過剰投資問題に苦しめられ続けている。特にひどいのが粗鋼と石炭だ。
 2016年の中国の粗鋼生産量は、およそ8億トン。それに対し、粗鋼の生産能力は12億トンもあり、設備稼働率は7割を下回る。
 石炭の場合、16年の生産量がおよそ33億6000万トン。対する生産能力の方は、57億トンで、稼働率は6割未満である。

 先月21日に閉幕したG20(財務相・中央銀行総裁会議)では、麻生太郎副総理兼財務相が中国経済について、「過剰生産や過剰投資が世界経済に混乱をもたらしている」と懸念を表明した。
 実際、中国は過剰になった粗鋼製品を世界中にダンピング輸出しており、日本の鉄鋼メーカーも被害を受けている。
 しかも、中国は政府が輸出補助金を付与してまで、世界市場で不当廉売を続けているわけだから、悪質だ。
 17年3月4日、米国の国際貿易委員会が中国産鉄鋼製品に関するダンピングを認定した。
 炭素鋼板の反ダンピング関税として68・27%、輸出補助金に対する相殺関税が251%。
 ステンレス鋼板・鋼帯の相殺関税は最大で190・71%という制裁関税が課せられることが決定された。

 5月14日、中国が主導する「シルクロード経済圏構想」(一帯一路)の第1回フォーラムが開催された。
一帯一路構想は、ユーラシア大陸を横断する巨大な経済圏を作るという中国の基本戦略だ。
 第1回フォーラムで講演した習近平国家主席は、一帯一路の沿線となる国々のインフラ建設に資金を提供するシルクロード基金に、新たに約9000億ドル(約101兆1510億円)を拠出すると表明した。
 英紙フィナンシャル・タイムズは、中国の一帯一路構想について「中国経済のアンバランスを輸出することになる」と批判している。
 過剰生産に苦しむ中国は、一帯一路を通じて沿線諸国にインフラを輸出し、需要を確保しようとしているのだ。

 すなわち、中国は一帯一路構想によって、シルクロード経済圏を構築し、巨大なランドパワーと化すと同時に、国内の過剰生産能力問題の解決を図るという、一石二鳥を狙っている
 AIIB(アジア・インフラ投資銀行)にしても、もちろん中国の一帯一路のための資金調達手段に過ぎない。
 中国は、いまだに日本に対してAIIB参加を促している。
 日本がAIIBに参加すると、中国を巨大なランドパワー化する一帯一路構想を、資金面でサポートすることになってしまうのだ。

 日本では、中国の基本戦略を理解せず、AIIB参加を促す(=バスに乗り遅れる!など)幼稚な論調が実に多い。
 日本国が今後も主権国家であり続けるためにも、AIIBには決して参加してはならない。

 ■三橋貴明(みつはし・たかあき)

--ここまで--
 
 安倍さんの対抗策の記事を転記しよう。

--ここから--

2018/02/20()
 安倍晋三首相のバルト三国・東欧諸国訪問、そして河野太郎外相のパキスタン、スリランカ、モルディブ、シンガポール、ブルネイ訪問と、年明けからここまで、比較的小さな国を舞台にした日本の外交活動が活発だ。米外交誌フォーリン・ポリシーなどの海外メディアは、一連の訪問は中国が進める世界戦略「一帯一路」構想に対抗する動きだと報じている。
 アメリカのアジア太平洋地域から撤退と中国の影響力拡大が懸念される中、日本主導の新たな経済・安全保障協力体制が国際社会で注目されつつある。

◆「中国に待ったをかける日本」という構図
 安倍首相は、112日から17日にかけて、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)とブルガリア、セルビア、ルーマニアを歴訪。いずれも日本の首相として初訪問となった。
 河野外相はこれに先立ち、パキスタン、スリランカ、モルディブを歴訪。今月10日から12日にかけては、シンガポールとブルネイを訪問した。

 国内では個別的な報道が目立ち、各国で北朝鮮問題への協力を訴えたことが中心的に報じられる傾向にあったが、外交問題に強い海外メディアでは、一連の日本の外交活動を連動したものと捉える。
 そして、日本の真の狙いは中国の「一帯一路」に対抗する日本主導の経済・安全保障の協力体制を築くことにあるという見方が広がっている。

 「一帯一路」は、中国西部−中央アジア−欧州を結ぶ「シルクロード経済帯」(一帯)と、中国沿岸部−東南アジア−インド−アフリカ−中東−欧州」を結ぶ「21世紀海上シルクロード」(一路)からなる世界経済圏構想。
 中国は強大な経済力を背景に、エリア内の各国への開発援助や経済協力関係の強化を進めると同時に、南シナ海を軍事基地化し、パキスタンやスリランカに軍事利用を見据えた港湾施設を確保するなど、軍事的影響力拡大の足場も着々と固めている。

◆スリランカで火花を散らす日中
 フランスの日本専門家、セリーヌ・パジョン氏はフォーリン・ポリシー誌に「日本は、中国の外交戦略全体、特に一帯一路の代案の提案に非常に積極的になっている」と語る。
 確かに、首相と外相の訪問先を見れば、「一帯一路」がカバーする地域と重なるように見える。
 同氏は、日本の狙いは「中国の戦略的計算を混乱させる」ことと、「可能な限り、多極的な世界を維持すること」にあると見る。

 同誌が特に「一帯一路」に対抗した顕著な例として着目するのは、河野外相のスリランカ訪問だ。 日本の外相のスリランカ訪問は15年ぶりで、インド洋に浮かぶ小さな島国としてそれだけでエポックメイキングな出来事だと言えよう。
 外相はそこにビジネス・リーダーによる大規模な代表団を引き連れ、経済関係の強化をアピールした。
 そして、最終日に同国最大の港湾都市・コロンボを訪問。戦略物資である天然ガスの輸入拠点の建設を援助すると発表した。

 フォーリン・ポリシー誌は、このコロンボ訪問の裏には、中国がスリランカ南部の沿岸都市、ハンバントタの港を支配下に置いた件があると指摘する。
 2010年、同地の自然豊かな海岸に大規模な港が建設されたが、その開発費用のほとんどは中国の融資によるものだった。しかし、スリランカは中国が設定した最高6.3%という金利に苦しみ、

 債務のカタに、99年間の貸与という形で運営権を中国国有企業に明け渡さざるを得ない状況に追い込まれている。
 表向きは商業港だが、中国が支配する今は厳戒態勢下に置かれ、中国が軍事利用を見据えているのは現地では公然の秘密だという。
 日本は中国が繰り広げるこうしたしたたかな戦略に対し、インドと協力してバングラデシュ、ミャンマー、インド洋の島々などで港湾開発に乗り出しているが、特にコロンボ港の開発援助は、このハンバントタを巡る中国の動きを直接牽制する意味合いが強いというのが同誌の見方だ。

 --ここまで--

 ついでに。

 --ここから--

2017/06/23()

 酒に酔った安倍氏、米国と共に中国を叩くと豪語
 週刊現代の記事によると、安倍晋三首相は6月上旬に各メディアの関係者と内部の懇談会を開き、酒を飲んだ後に驚きの発言をした。
 安倍首相は、安保法制改革は南中国海の中国に向けられたものであり、日本は確かに中国との「戦争」を計画しており、集団的自衛権を行使し米軍と共に南中国海の中国を叩かなければならないと述べた。

 この発言は中国から注目されている。
 中国外交部の報道官は、報道が事実であれば、日本は真剣に説明するべきだと表明した。
 「安保法制のターゲットは中国」、「米国と共に南中国海の中国を叩く」日本の複数の週刊誌とウェブサイトは最近、安倍晋三首相の驚くべき発言を掲載した。
 首相官邸は上述した発言について、メディアに圧力をかけ非公開を迫った。
 一部の記者は自社の新聞で記事を掲載できず、これらの情報を週刊誌やウェブサイトに流した。
 --ここまで--

 人食い・金無し中国人は、安倍さんに確かめてみたらどうさ。
 こんな話本当か? とかさ。
 えっ、なんの話ですか。そんなこと知りませんよ。私がそんなことしゃべる訳がないじゃないですか—って、安倍さんは答えるさ。



お笑い。ツブレカケ毎日新聞、隣国を非難して自国の存在価値を膨らませやすらぎを求めるとさ


隣国を非難して—って。
 韓国を「衆愚・キチガイ国家、民族」と言うことか。
 本当のことじゃないか。
 韓国の国民ほど、自国を嫌っている民族はあるまい。
 世論調査をみてみよ。

 --ここから--

 2014-02-25
 韓国国民の半分以上が、「生まれ変わっても韓国人に生まれたくない」という調査の結果が発表され衝撃を与えている。
 調査専門機関「ドゥーイットサーベイ」が、去る5日から、インターネットとモバイルアプリのユーザー5014人を対象に行ったアンケートの結果、56.9%の人が、「生まれ変わるなら韓国で生まれたくない」と回答した。
 性別別に見ると、女性が60.5%で、49.3%である男性よりも高く、年齢別では20代が60.2%で最も高い割合を示した。
 生まれたくない理由では、「過度な競争」(61.1%)が1位を占めた…

 --ここまで--

 日本人から韓国への世論調査もみよう。

 --ここから--

 2013/10/21()
 歴史・領土問題などで日本を貶める韓国に対し、日本人が憤慨している実態が分かった。
 フジテレビ「新報道2001」が20日報じた世論調査で、61・8%が「韓国は信用できない」と答えたのだ。
 韓国は国内矛盾を転化するためもあって「反日」政策を取っているが、日本人も堪忍袋の緒が切れてきたようだ。
 調査は、首都圏の成人男女500人を対象に17日に行われた。

 ちょうど、慰安婦募集の強制性を認めた「河野洋平官房長官談話」の唯一の根拠である、元慰安婦16人の聞き取り調査のずさんさが発覚した直後だった。
 このためか、「日本政府は、慰安婦の問題について、今後さらに謝罪をする必要があると思いますか」との質問には、 「思わない」が67・4%で、「思う」(25・6%)を2倍以上上回った。
 反日大国・韓国は、2020年東京五輪が決まる直前、福島第1原発の汚染水問題をめぐって卑劣な妨害工作を仕掛けたうえ、 日本企業を相手に法治国家とは思えない常軌を逸した判決を連発。

 さらに、韓国系団体が全米20カ所以上で、慰安婦の像や碑を設置するなど、日本と日本人の名誉を傷つける工作活動を続けている。
 前出調査の「あなたは、韓国についてどう思っていますか」という質問では、「信用できない」が61・8%で、「信用できる」(27・0%)を大きく上回っている。

 --ここまで--
 えっと、以上を踏まえて、毎日新聞の記事をみてみようか。

 フロム「自由からの逃走」日本に照らせば 今そこにあるファシズム

 休日の繁華街で行われたヘイトスピーチへの抗議に駆けつけた人たち。
 プラカードを手に、差別をやめるよう声を上げた。
 書店には「反中・嫌韓本」とともに「日本礼賛本」が並ぶ。
 排他的な雰囲気が漂う現代日本。
 社会学者のエーリッヒ・フロムがナチズムに傾倒したドイツを考察した名著「自由からの逃走」で解き明かした社会に似てきていないか。

 翻訳本を出版している東京創元社はこの本を紹介する。<現代の「自由」の問題は、機械主義社会や全体主義の圧力によって、個人の自由がおびやかされるというばかりでなく、人々がそこから逃れたくなる呪縛となりうる点にあるという観点で自由を解明した>。
 訳者は日高六郎。社会学専攻の学生には必読の古典とも言われる。
 ネット上では、現代日本に「自由からの逃走」を照らし合わせた書き込みも目につく。
 ドイツ出身のフロムが、米国でこの本を著したのは、欧州でファシズムが猛威をふるった1941年。第一次大戦で敗戦後、経済的に苦しんでいる時にナチスが勢力を伸ばした背景を考察。

 <近代社会において、個人が自動機械となったことは、一般のひとびとの無力と不安とを増大した。そのために、かれは安定をあたえ、疑いから救ってくれるような新しい権威にたやすく従属しようとしている>
 フロムはドイツ国民の傾向を「権威主義的パーソナリティー」と名付けた。
 自由を持て余し、不安や孤独から強い権威に身を委ねていったというのだ。

 では、今の日本が全体主義に陥る危険はあるのか。
 2006年から学生を対象にアンケートを行い、ファシズムの兆候がないか調べている帝京大教授の大浦宏邦さん(社会学)に聞いた。
 「劇場型」といわれた05年の郵政解散・総選挙で、小泉純一郎首相が圧倒的な支持を得て以来、授業を履修する学生に「ファシズム(F)尺度調査」を実施している。
 ドイツの哲学・社会学者、テオドール・アドルノが開発した調査を簡略化したもので、「先輩後輩などの上下のけじめはつけるべきだ」「今の若者にはもっと規律が必要だ」など6項目の質問を投げかけ、権威主義的な傾向を数値化した。

 例えば「上下のけじめ」「規律の必要性」の質問は、先行きの不安や自信のなさを抱えた人が、強者や偉い人の言葉を信じ、安心を得ようとする個性を測る質問だ。
 フロムが「権威主義的な服従」と指摘したこうした個性を持つ人は、質問に対して「とてもそう思う」と答える傾向にあるという。
 06年から17年まで、4000人近い学生を調査した結果、平均は4・5点(最高点は7点)だった。 
 大浦さんはどう評価するのか。「ナチス・ドイツの親衛隊員が5点と言われていますので、高い値です。ただ、この間、数値はほぼ一定しており、直ちにファシズムの傾向があるわけではありません。今後の動向に注目していく必要があるでしょう」

「空気読む社会」の危うさ
 「自由からの逃走」では、ドイツの民衆がユダヤ人の排斥に動いた心理が記される。
 <普通の発展過程では金や力を獲得する機会のほとんどない何十万というプチブル(中産階級のこと)が、ナチ官僚機構のメンバーとして、上流階級を強制して、その富と威信の大きな部分を分けあたえさせたということが問題であった。
 ナチ機構のメンバーでない他のものはユダヤ人や政敵からとりあげた仕事をあたえられた。そして残りのものについていえば、かれらはより多くのパンは獲得しなかったけれども「見世物」をあたえられた>

 現代日本には、ヘイトスピーチがあり、生活保護受給者など社会的に立場の弱い人を攻撃する空気も一部にある。
 フロムが指摘するような心理が生まれたのはなぜか。「『怒り』がスーッと消える本」(大和出版刊)などの著書がある元衆院議員で精神科医の水島広子さんは「ヘイトスピーチを行うのは疎外感を持っており、自己肯定感が低い人です。
 自信が持てないため、『仮想敵』を作り上げ、優位に立とうとすることで自信を持ったような気になる。ただ、あくまでも形だけの自信なので、団結することで疎外感を抱かない場を作るのです」と解説する。
 水島さんによると、「反中・嫌韓本」や「日本礼賛本」もそうした自信を得るためのツールだ。人口減少社会など将来に不安を抱える中、隣国を排他的に非難することで自国の存在価値を膨らませ、「欧米から評価されている日本」を強調することでやすらぎを求めるというのだ。
 もう一人、ドイツ文学を専門とし、昔話研究で知られる筑波大名誉教授の小沢俊夫さんを訪ねた。 ヒトラーの自殺が日本に伝わった45年4月、小沢さんは15歳だった。
 当時の日記に「ヒトラーは偉かった」と書いている。「私は『世紀の英雄』だと思っていたんですよ。私自身、軍需工場で爆薬を作っており、日本の勝利を疑わない軍国少年でした」

 北朝鮮情勢の緊張が続いていた昨年、小沢さんは、弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練の映像を見ながら戦中の竹やり訓練を思い出した。
 父の開作さんは戦中、婦人会が竹やりでB29爆撃機に対抗しようとする様子を見て「ばかか」と笑い、特高警察の監視がついたという。
 フロムは、周囲に合わせて自我を捨てることを「機械的画一性」と呼び、ナチス台頭の温床となったと指摘した。今の日本の言葉でいえば「空気を読む社会」だ。

 <個人的な自己をすてて自動人形となり、周囲の何百万というほかの自動人形と同一となった人間は、もはや孤独や不安を感じる必要はない。しかし、かれの払う代価は高価である。すなわち自己の喪失である>
 小沢さんは、昔話の講義の受講者を引率し、グリム童話のゆかりの地を巡る研修旅行でドイツを訪れる際、ワイマール共和国時代に民主的な憲法を生んだ地であるワイマールと、政治犯やユダヤ人のホロコースト(大虐殺)が行われたブーヘンバルト・ナチス強制収容所跡に案内する。

 「民主憲法を持ったワイマール共和国は、わずか14年でファシズムに変わりました。ワイマールとブーヘンバルトの距離は10キロと離れていません。この短い距離が、国家の変容を物語っていることを知ってほしいのです」。民主主義のすぐ近くにファシズムはある。

補足、感想など
 まぁ、evenki族工作員らしい文章ではある。
 王桜とソメイヨシノをごっちゃにして混乱させるために、まぁ、どれだけのアレコレ理屈をつけるか—まぁ、無駄に賢いとでも言えばいいのか。
 上の文章もそうだ。
 もう、潰れかけ毎日新聞というevenki族工作組織に所属するevenki族工作員記者の無駄ばかりの文章だ。

 核心は、戦後レジームという日本人弱体化工作体制が、インターネットの普及により完全崩壊したということだl
 そして、ネットの普及により、戦後、日本にいるevenki族工作員達が、日本人相手になにをしたか—その悪行が、日本人全員の目の前に曝されたのだ。
 こうして、嫌-韓国、嫌-日本にいるevenki族工作員 という現象が激化したということに過ぎない。

 なにがファシズムだ。なんの関係がある。
 戦後レジームの中で、evenki族工作員達が獲得した「在日特権」でもご紹介しようか。

 --ここから--

入管特例 ....韓国朝鮮人のみが特別永住許可を取得できる
都営住宅 ....共益費の免除住宅・入居保証金の減免または徴収猶予
生活保護 ....家族の人数 × 4万円 + 家賃5万円 、ほぼ無条件
地方税  ....固定資産税の減免
特別区  ....民税・都民税の非課税・軽自動車税の減免
年 金  ....国民年金保険料の免除・心身障害者扶養年金掛金の減免
水 道  ....基本料金の免除
下水道  ....基本料金の免除・水洗便所設備助成金の交付
放 送  ....放送受信料の免除
交 通  ....都営交通無料乗車券の交付・JR通勤定期券の割引
清 掃  ....ごみ容器の無料貸与・廃棄物処理手数料の免除
衛 生  ....保健所使用料・手数料の滅免
教 育  ....都立高等学校・高等専門学校の授業料の免除
通 名  ....公的証明書の使用。(会社登記、免

2013/10/28()
井上太郎 ‏@kaminoishi
 民潭のアンケートによる在日が帰化しない理由。 日本が嫌い、魂は明け渡さない、に続く帰化したくてもできない。
 警察庁発表で在日は毎年約5000人の犯罪による逮捕者、 その約一割はいわゆる凶悪犯で帰化条件を満たしません。 それでも特別永住者の運用解釈で国外追放にならない、もう廃止しろ。

 --ここまで--

 李承晩ラインにもふれよう。

 --ここから--

原点は「李承晩ライン」いわゆる強盗ラインだ。

 1952118日、朝鮮戦争下の韓国政府は、サンフランシスコ平和条約の発効3ヶ月前に、突如としてマッカーサー・ラインに代わる李承晩ラインの宣言を行った。竹島問題の原点である。
 これに対し日米両政府は非難の声を挙げたがその解決には長い道のりを要することとなった。
 13年間に、韓国による日本人抑留者は3929人、拿捕された船舶数は328隻、死傷者は44人を数えた。
 李承晩ラインの問題を解決するにあたり、日本政府は韓国政府の要求に応じて、日本人抑留者の返還と引き換えに、常習的犯罪者あるいは重大犯罪者として収監されていた在日韓国・朝鮮人472人を放免し、在留特別許可を与えたのである。
 これが在留特別許可の原点。

 一方、韓国政府は日本人抑留者の返還には同意したが、日本政府が摘発した韓国人密入国者、重大犯罪者、政治犯等の強制送還は拒絶し、日本国内に自由に解放するよう要求した。
 この日本国内に自由解放された密入国者、重大犯罪者、これがヤクザの原点である。 
 また人質を盾に日韓条約を韓国に圧倒的有利な内容で締結させた行為。
 これらの事実がオープンになり、日本国民すべてが知ることとなれば、確かに無事では済まないでしょうな。
 韓国人が恐怖心を持つわけだ。

■リショウバンラインといきなり宣言して日本の領土だったのに韓国がここまでが俺たちの領地だ海の上に勝手に線を作ってしまった
 韓国が勝手に作った線を超えた日本の漁師さんを捕まえたり殺したりした
 韓国軍がバンバン銃を打って日本の漁師さんが44人も殺されて、日本の漁船が328隻も捕まえられて、日本の漁師さんが3929人も人質にされてしまった。
 韓国はその人質を殺されたくなければここまでを韓国の領地と認めろと日本を脅してきた
 当時は日本には自衛隊が無かった、軍隊が無かった。
 日本は韓国の脅しを受け入れるしか漁師さんたちを助けられなかった
 それ以降竹島を含む海域は韓国に乗っ取られてしまったんだよ。でも元々は日本の領地なんだ
 というかさ、島国国家である日本と大陸である韓国で考えても、 陸地から離れた島を領有してるわけないじゃん。文明もないのに。

 --ここまで--
 
 海外へ出ても、反日行動をするevenki族の姿をみようか。

 --ここから--

2012/05/20()
●《深刻さを増す米国で消される日本の伝統文化や日本産偽装食品》
 なりすまし問題は、米国在住の邦人には日本国内より深刻な問題を孕んでいるようです。
それは、在日朝鮮人が日本国籍を取得した後、渡米して国際結婚をしても、アイデンティティ は朝鮮人のままで、「反日歴史観」を隠し持っているものがたくさんいるとのことです。
米国人にして見ると、「従軍」慰安婦問題にしても「日本人が言っているのだから」と、なって > しまう影響力は絶大なだけに深刻です。
 その他にも、日本のよき伝統文化の横取りが、横行している実態が複数寄せられております。
  中国・韓国と日本の違いが分からない米国人は、寿司も天ぷらなどの和食や、剣道も空手も 徐々に中国や韓国のものとの認識に変わりつつあるとのことです。
  剣道の試合では、韓国人の反則が多発して、「武道精神」を貶めている状況になっているとのことです。

 米国で韓国人が経営している食品スーパーでは、「二十世紀梨」や「とちおとめ苺」などが韓国産品として、堂々と売られたり、日本人が改良して作り出した産品を恥も外聞もなくパクってしまっているのです。
  苺の問題は、韓国人の農業視察団が、日本国内を見学中に苺の苗をポケットに入れて持ち帰ったもの > が、いま外国に輸出されて問題になっています。

2012/06/29()

 インテリの中には親日派もいるよ。 大声で言うと親日罪とかで逮捕されるから 大人しくしてるけど。  あと大久保駅で酔っ払いを救って 亡くなられた人とか。
 100人のうち2.3人はいるんだけど、 マトモな事言うと仲間に酷い事されるから 黙ってるみたい。
 韓国系アメリカ人2世以降だと かなりマトモな人が多いのを知ると、 やっぱり国と周りが腐ってるんだな、 と痛感するよ…

 --ここまで--

 韓国は、日本が見捨て縁切りした国家だ。関わらない、教えない、助けない、どうでもいい国、それが韓国。