▲表題をみて、えっ、中国人が日本人をほめているのか—と感じた。
何か、筆者には「鬼手仏心」という言葉がイメージされたからだ。鬼の顔をして鬼の心をもって、鬼のような手(行動)をしていれば、まぁ、他者からは分かり易い。
仏の顔をして、仏の心をもって、鬼のような手(行動力)をもっている---というのが「鬼手仏心」という言葉のイメージかな。他者から分かりづらい存在だ。
まぁ、こういうイメージなら、あの中国人が日本人を褒めているととってもいいのだが。そうではあるまい。
以下、中国の新聞から抜粋。
中国メディア・今日頭条は4日、「気をつけろ、『萌え化』した日本こそ最も恐ろしい」とする記事を掲載。
記事は、「日本はアニメ大国だ。日本の街では、ドラえもんやナルト、孫悟空、名探偵コナンといったキャラクターがプリントされた服を着ている若者を見かける。中高年者の間でも2次元を愛する人が少なからずいる」とした。
そのうえで、「日本の全国民が『萌え化』する時代において、錯覚を抱いている。それは、日本人が天真爛漫で善良な方向へと進化しているという錯覚だ。しかし、これは大きな誤りであり、天真爛漫は善良とはイコールではない。
天真爛漫の背後にはしばしば残忍さ、無知からくる恐れ知らずぶりが隠れている。今の日本は、たとえ『萌え化』によって見た目が天真爛漫で無邪気に見えたとしても、決して彼らが人畜無害だと信じ込んではいけないのだ」と論じている。
記事は、「これまで日本人は、天真爛漫にわが国の領土を自分のものにしようとし、南シナ海の主権を侵害しようとしてきた。軍国主義や右翼勢力がその時々で常にまかり通っており、靖国神社に安置されているA級戦犯が依然として崇め奉られているのだ」と主張した。
そして、「日本人は天真爛漫に見えるが、それは無害であることを示すものではない。もしこの問題をわれわれがはっきりと認識しなければ、欺かれることになり、将来大きな損を被ることになる。
日本人の残忍な遺伝子は時代の変化によって変わるものではない。われわれは警戒を保ち続ける必要があるのだ」と結んでいる。
▲補足、感想など
日本人の残忍な遺伝子ねぇ。通州事件で中国人のやった残酷凄惨な行為を見ると、中国人のもつ遺伝子も十分に残忍だろう。
また、半世紀前の文化大革命での「人食い行動」でも十分に残忍であろう。日本人は、「人食い」なんてとってもできない。そこは中国人に負けるなぁ。中国人も日本人に引けを取っていないさ。よかったなぁ。
他人の領土がどうたら—とか。
なんのことだ。20世紀半ばで、歴代王朝で愚民化政策を受け続け、識字率5%、国民の殆どが無学文盲、無知蒙昧で、黄巾賊のような無頼な蛮族状態ではないか。自国を守る武器すらも製造できず、ボロボロの服を着て、うつろな顔をして、うろうろそこらを徘徊するばかり。上海租界で、欧米人から「犬と中国人は立ち入り禁止」とか掲示されても、反撃もできなかったではないか。
余りに、自国の歴史が惨めで、中国人は直視もできまい。
日本は20世紀初頭での日露戦争で満州付近の利権を手にいれて、その利権を守るために関東軍が駐留し、日本人が入植したのだ。
当時、日本人は識字率ほぼ100%。こうして、満州地区で、識字率100%の日本人と識字率5%の黄巾賊・蛮族のような中国人が隣合わせに暮らすこととなり、そこで摩擦が発生し、拡大して戦争状態となったものだ。
これのどこが不合理だ?
日本人は、日露戦争で手にいれた「利権」を守るために必死だったということだ。
萌え化というのは、対象を自分に引き寄せる日本人なりの工夫だ。
日本人の使う言葉である「かわいい」に通底している。元素記号であろうと、数学であろうと、兵法であろうと、「美少女化」して、対象を自分の身近な存在に変化させ、親しみやすくする → 理解しやすくする という効果をもつ。
ある意味、人間の本能である「性」というものを利用しているとも言える。
「萌え化」という対象を自分に近づけるという手法を多用しているために、外国にも影響が及び、外国人を日本人に近づけるという「効果」をもったのかもしれない。
日本人は、基本、戦闘民族だ。日本各地で行われている、例えば崖地で巨木をすべり落とす等という「キチガイ」のような祭りをみよ。
祭りで人が一人や二人死ぬことなんて—お祭りだからと片付けられてしまう。それは、日本人は表面は温和な顔をしている。でも、一旦、「狂状態」となった時は、もう知らないよ—という世界だ。
そう考えれば、「萌え化した絵」のような顔をして、「本能的に戦闘民族たるキチガイ」のような「手」をもっていると中国人に指摘されれば、そうかもしれないな。