2012年7月17日火曜日

いじめは卑劣—と野田さん。でも、核心が違う。


▲野田さんが、いじめは卑劣だとコメント。
そりゃそうだ。そんな当たり前のことを首相が改めて言わなくても。
そもそも指摘すべき核心が違うだろう。
その卑劣なことをしたことを、滋賀県の大津市では、親・学校・教育委員会・警察がグルになって隠そうとしたことがこの問題の核心であろう。
その裏側で童話とか在日韓国人・朝鮮人及びその帰化人などが上の組織に食い込んでおり、その隠蔽を助長していることが核心であろう。
野田さんは、問題の核心をそらすな。
以下、新聞から抜粋。

野田佳彦首相は、大津市の中2男子自殺に関し「いじめは卑劣」と呼び 掛けるメッセージを、発した。
首相は思い出として、「小学校の時に、養護施設から通っている女の子を何人かの男の子がいじめて、その時の担任の毅然たる態度は今も忘れられない」とも語った。
首相のメッセージは次の通り。 
「弱い者を、集団でいじめている子がいるならば、その行為はとても恥ずかしい、卑劣だと理解し てもらわなければいけないと思います。
人間として大事なのは、自分が相手の立場になった時にどう思うかということです。
その痛みを感じる心を、持ってもらわなければいけない。
いじめられている子がいるならば、ぜひ伝えたいことがあります。あなたは独りではありません。
あなたを守ろうという人は必ずいます。
それを信じてお父さん、お母さん、先生、友だち、誰でもよいから相談してください。
一番大事なのは、その周りにいる子です。
いじめている子がいる、いじめられている子がいると分かっているならば、見て見ぬふりをしない こと。
そばにいる生徒さんたちが先生と相談する、あるいは両親と相談する、見て見ぬふりをしない、これが一番大事なことなので、ぜひ理解してほしいと思います」

▲補足、感想など
 ---あなたを守ろうという人は必ずいます。それを信じてお父さん、お母さん、先生、友だち、誰でもよいから相談してください。 ---か。
その相談するべき教師である担任とか校長が、どうにもならないからこの事件が発生したのだ。
校長先生の問答をテレビでみて愕然とした。この人では、自分の中学校の生徒を守ることはできない。この程度の人が校長になるという仕組み自体がおかしいのだと感じた。
もう一度、事件の核心をおさらいしてみよう。
中学生というのは12-15才くらいか。
二次性徴がハッキリするタイミングではあり、男性の場合、個人差がもっとも大きくなる時でもある。
このイジメた主犯?の生徒は、180センチを越えていたようだ。
中学2年生の平均身長が約160センチだ。(平均であって、実際の身長はバラバラだろう。被害の子供はもっと小さかったのだろうなぁ)
つまり、小人国に流れついたガリバーのような状況だったのだ。
このガリバーがモンスターペアレント(父親が地元のヤクザらしい)に育てられたミニモンスター(身長は一際大きいのだが)であったことが、恐らく、この事件の核心だ。
担任の先生も校長先生も、手のつけられないような身体のでかいモンスター生徒が、この中学校内で暴れ回り、それに追随する生徒がいたということだろう。
一人の中学生が自殺するという事件が発生しなければ、まぁ、荒れた中学校だったということで済んだのかもしれない。
ところが、一生徒の「自殺」という隠蔽できない事件が発生してしまったとき、担任の先生、校長先生、およびモンスター生徒が暴れまわるのを見てみぬふりをした先生方が事件の対応に苦慮した。
そこで、教育委員会、大津市の警察,父兄、中学校の先生方が、協議して、いじめはなかった・いじめは自殺の原因ではないとかの結論へもっていこうと画策したというのがこの一連の事件の本質ではあるまいか。
そして、上のような協議ができることが、この滋賀県大津市という地域の特徴なのだろう。
今までなら、こういう協議の上での隠蔽工作が成功するのだろうが、インターネットで自殺の背景が徐々にあからさまとなって、この騒ぎとなったということだろう。
まぁ、上で述べたことは推定の部分が多いが、そんなに核心から外れてはいまい。
いや、話がどこかにいった。
野田さんの曰くは、いわば、個人的な領域ですむような話だ。いじめは卑劣だなんて、当たり前のことを繰返しても、問題の核心にはちっとも到達しない。
核心は、上でのべたように「いじめを隠蔽しよう」と思えば、その協議にのる「教育委員会、父兄、警察、学校の先生等」が存在するというこの大津市の「地域性」なのだ。
それこそが、問題の核心だ。
大阪の橋下さんが、「学校へ行くな」とかコメントした。ついでにといったらアレだが、ものごとの核心へ到達する速度が橋下さんと野田さんとでは違うようだな。橋下さんと野田さんのコメントを比較してみよ。得ている情報は同じ筈だ。同じ情報でも、それを分析してどれだけ核心に迫ることができるか--という能力に差があって、それが各自のコメントにあからさまになっているということなのかな)
筆者もまったく同感だ。
モンスター生徒の暴力に脅える先生に相談なんて何の意味もない。
自分の生命を守るには、「学校へ行かない」ことだ。ないしは転校することだ。死んでしまってはなにもならない。
自分を守る対応策としては、それしかあるまい。
今、このモンスター生徒の裁判が始まっている。しかし、このモンスター生徒を罪に問える可能性は低かろう。
つまり、身体の小さな(冒頭でふれたように、成長のスピードが違い、個体差が激しい今だけなのだ。高校生くらいになると逆転することもありうる)、暴力に抵抗できない生徒は、誰のせいにすることもできず、勝手に<発作を起こして>自殺したということになろう。
理不尽な話だと思わないか。
この事件をみて筆者が思うことは、とにかくアブナイ目に会いそうになれば「逃げ出せ」「学校へいくな」「直接、警察をよべ」ということだ。
親は、自分の子供(中学生くらいが一番アブナイ)にそういうアドバイスをしよう。