2012年7月22日日曜日

日本で台頭する新脱亜論。


▲脱亜ねぇ。
 亜ってなんだ?
 亜細亜の意味か。亜細亜って、タイとかインドネシアとかも含む広い範囲を意味している。
 だから。
 脱亜論ではないのだ。
 脱中国・韓国・北朝鮮ということではないか。
 脱亜だなんて印象操作するなよ。
 いや、いや、説明不足で、なんのことだか分からない文章ではある。
 韓国の新聞に、「日本で台頭する新脱亜論」とかいう記事が目にとまって、上のような短絡的な印象を書いた。
 まず、韓国の新聞から抜粋。

 「日本を取り巻く東アジアの地政学的な状況は、日清・日露戦争前夜と非常に似ている」
 日本の学者、w氏は『新脱亜論』と題する書で、 日本の安全保障が危機的な状況にある、と主張。
 北朝鮮や中国のミサイルが日本を狙い、韓国は独島の実効支配を通じ、 日本を侮辱している、と。
 日本で最近、集団的自衛権の行使や軍備拡張をめぐる論議が具体化しているのも、w氏のような考え方が広がっているためだ。
 w氏は、日本が生き残るため、東アジアからの脱却と、米国など海洋勢力との同盟の強化が必要だ、と主張。
 福沢諭吉は1885年、『脱亜論』を通じ 「中国・朝鮮との関係を断ち切り、アジアからの脱却を目指そう」と力説。
 その後、日本は中国やロシアと戦争を繰り広げ、結果として朝鮮半島を植民地化した。
だが、日本の隣国はかつてのような弱い国々でもない。
 中国はG2として浮上し、世界経済のけん引車としての役割を果たしている。
 韓国は、植民地支配を乗り越え、廃虚の中から立ち上がり、世界10位台の貿易大国に成長。
 また現在は、帝国主義の時代ではない。
 日本はかつての「富国強兵」国家でもない。
 人口の減少、公共事業や福祉政策による国家の負債、 首相が1年ごとに交代するリーダーシップの欠如、景気の低迷、代表する企業の赤字転落…。
 日本の真の危機は内部にある。
 増え続ける国家債務により、 日本の軍事費は10年にわたって減少し続けている。
 GDP2位の座を中国に明け渡したのも、 日本経済の後退が原因だった。
 日本が現在のような経済力を維持できているのも、韓国や中国のおかげかもしれない。
 日本で隣国による脅威論が台頭しているのは、内部の危機を外部のせいにすることで突破口を開こうという意図が背景にある。
 中国が尖閣諸島など海洋での領土紛争で見せる威圧的な態度が、 危機をさらにあおる結果となった。
 日本のジャーナリストは「中国による力の誇示や海洋への進出は、 2次世界大戦に向け突き進ん 
でいった1930年代の日本を連想させ、不安感をあおっている」と懸念。
 また、「強い日本」を掲げ核武装を主張する橋下大阪市長や石原東京都知事の支持率を高めている。
 日本の政治家は、今年末ごろに予想される衆議院の解散・総選挙が近づくにつれ、さらに強硬な発言に誘惑されると思われる。
 だが、日本が政治勢力に振り回され、隣国を刺激するようなことは、摩擦や対立を招くだけだ。
 隣国の協力なくしては、日本が外交力を発揮することはできず、 安全保障をめぐる主導権も握ることはできない。
 日本は「悪い友人」のせいにするという主張をやめ、 自ら真の友人になるための道を探るべきだ。

▲補足、感想など
 ふ~ん、と思う。
 冒頭でふれたように脱亜ではない。
 脱-中国・韓国・北朝鮮だ。
 日本人は、韓国・北朝鮮人が嫌いなのだ。また、中国人も嫌いだ。
 だから、関わりたくない。
 中国も韓国・北朝鮮もはるかな昔から、反日政策をとっているではないか。
 お互いに嫌いだといっているのだから、別に問題はあるまい。
 --日本は「悪い友人」のせいにするという主張をやめ、 自ら真の友人になるための道を探るべきと。
 えっ、いつから「友人」になったのだ。
 日本は、中国、韓国、北朝鮮以外のアジアの国家と仲良くやるさ。
 日本に関わるな。